今、生きていることが辛いあなたへ。

今、生きていることが辛いあなたへ。そして、少し前の私へ充てる手紙


まず、私の記事を開いてくださった方、

このページを見ている方、ありがとうございます。

私の経験談です。

少し長く拙い文だとは思いますが、

ぜひ読んでみてください。








あなたは今、息をするのが精一杯だと思う
仕事が辛くて嫌で嫌で仕方なくてこのまま死んでしまいたいと思ってるだろうね

まあ確かに死んでも周りはすぐ忘れると思うよ
世間はそう甘くない あなたが一番よく知ってること

でもね
少しだけ聞いて欲しい
今あなたが息をしていることを頑張っているだけで、今は前に進む私がいるよ

これは結果論でしかないし、こんなのお前が体験した話だろって言われると思うけど
これはあなたの気持ちに寄り添うための文です



私は高校を卒業した後、期待と不安でいっぱいになりながら今の会社に入った
1年目、すごく楽しかった。今思うとなんであんなに楽しかったのか分からないけど、初めての環境や人とのコミュニケーションをとることの楽しさ、会社の人の温かさ、全ての条件がそろって
あれだけ楽しい生活を送っていた 何不自由なく。
2年目、私を指導してくださる先輩は急に厳しく指導に当たっていた。私は戸惑った
今まで仕事の責任能力なんて考えもしなかった私は、先輩に指導されて初めて気付くことが多く、いや、多すぎていつからかキャパシティを超え仕事へのやりがいも感じなくなってしまった
やりがいを感じなくなると同時に、なぜ私は今仕事をしているのかなんの為に働いているのかわからなくなってしまった
1年目のあの仕事の楽しさは無くなっていたのだ

2年目の冬、仕事が慣れてきて、私は絶対にやらなくては行けない基本的な確認をやらなかった。
いや、出来なかった。言い訳と言われればそう。
他の仕事が終わらずそっちに集中したせいで、大事な確認を怠っていた。
案の定、先輩にはこっぴどく叱られた。
それまで、何度もお叱りを受け、全部自分が悪いんだと納得していた部分もあったので何も言えなかった
涙も出なくなっていた
ただ先輩の怒鳴り声を聞いて謝っていた

その日は、帰りの車で知らぬ間に涙が出た
目頭が熱く痛くなり涙を流していた
家に帰ってお風呂にも入らずただ布団に倒れた

そこで今日の反省会が始まる
今日は、また怒られてしまった。今度は絶対に同じミスはしてはいけない。これ以上先輩や上司に迷惑はかけては行けない。もしミスをしてしまったらまた叱られる。皆の目が怖い。明日会社に行くのが苦痛だ。

そんなことを思いながら次の日の朝になった

シャワーを浴びて美味しくも不味くもないただの口に入れるもののような感覚で朝ごはんを食べた

車に乗って会社に通勤した
その繰り返しだった

でも、ある日 会社で私は壊れたように涙が止まらなかった
自分でもなぜ泣いているのか分からなかった
ただ目頭が熱く、痛く、涙が出る
どうしたらいいのか分からなかった

私は無理やり仕事に戻った

泣きすぎて頭が痛くなり、その日は早めに帰らせてもらった


上司は察していたのか私を休職をするように上の人に話を勧めてくれていた
正直、私はこれ以上会社に迷惑をかけるくらいなら辞めてしまいたいと思っていた
辞めます。と言おうとした時休職してみる?と上司に提案され、1ヶ月の休職をすることになった

休職中、何をしたらいいのかわからなかった
精神科も予約は1ヶ月後。それまで、私は布団から1歩も動けなかった
親とも顔を合わせられなかった
なんで生きてるんだろう、そう毎日考えていた

初診の日、緊張で身体を震わせながら受付、看護師さんと面談をし先生の診察が始まった
ノートに書き留めていた自分の症状を話し、適応障害と診断された
正直、その時はほっとしていた
もし、あなたは健康です。問題ありませんと言われたらどう会社に言おうか、ずっと考えていた
そのあと、処方箋をもらいその日から薬を飲み始めた

睡眠導入剤、精神安定剤、どちらも半錠ずつ
最初飲んでいる時はただ体がだるく感じているだけだった


だんだん薬も増やしてもらい、散歩や家事をできるくらいには回復していった

その後経過を見て、仕事に戻ることに。

でも復職予定日からの1週間私は休んでしまった

これは会社に戻るにも戻れない。戻れるわけがない。どう挨拶する?そんなことをずっと考えていた

さすがにもう休めないと思ったその翌週やっと復職することが出来た




と、ここまで。私が人生に絶望しその後どうなったか、適応障害になったきっかけなどはこのとおり

復職した後どうなったか
結局会社を辞めることは決意し、やりたいことが決まり未来への道が開けた




ここからは私の気持ちと少し前の自分への感謝の気持ち


貴方が今辛く苦しくもがいている時間は少しも無駄にはなっていない
むしろこれがきっかけで、将来のやりたい道が決まる
まだまだ道のりは長い
そして、人生は長く、苦しく、決して幸せでは無いかもしれない
貴方はまだその辛く苦しい道のりを歩き始めたばかりで、躓いて、怪我を負った
怪我を負えば傷跡が残る
でもその傷跡、汚いな、嫌だなと思わないで。
むしろ、自分が戦った勲章だと思えばいい。
この勲章は多ければ多いほど、きっと強くなれる。
涙の数だけ強くなる、じゃないけど涙を流しても強くなれなかったよね。
でも傷跡は消えることない勲章だよ
今生きていることが辛いと思うのなら生きるのを諦めたっていい
お風呂が入れないのだったら入らなくていいし、ご飯が食べたくないのだったら食べなくていい。
でもこれだけは約束
息をすることは忘れないで、今ちゃんと息を吸えているかな?呼吸は覚えてる?
少し、深呼吸をしてみて
不思議でしょ、少しだけご飯が食べたくなるね
頭がムズムズして、お風呂にも入りたくなるかも
それが出来たら、君はきっとまた息を吸える
そうしたら外に出てみよう、少し外の空気を吸ってみよう
少し散歩をするのもいいよ 青空を見ているだけだっていい
生きるってそういうことだよ
会社で働く、学校へ行く、家事をする、友達と喧嘩をする、家族と喧嘩する、誰かの愚痴を聞く、それが生きるっていうことではないんだよ

あなたが息を吸って吐いて、今日も青空が綺麗だな、 そう思えることが生きているってことだと思うんだ

今まで良く頑張ったね、よく耐えてきたね、貴方は今ちゃんと生きてる。
貴方が生きていることを選んでくれているのが私はとても幸せなことだと思うよ

あの時死なないで居てくれてありがとう


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