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4ⅽヴァリヴァリウス 備忘録(自分用)

1.はじめに

記事を閲覧して頂き、ありがとうございます。
初めまして。宮城県でデュエルマスターズをしています、くりすぷと申します。
知らない方が殆どだと思うので、軽く自己紹介を。
DMには戦国編のあたりから興味を持ち始め、本格的にプレイすることになったのはドラゴンサーガ期の頃です。当時はシータカラーのギフトモルトを愛用していました。
その後は学業が忙しかったためしばらく離れましたが、カードだけは持ち続けており、大学での新しい友人たちとの出会いを通じて本格的に復帰しました。
また、ここ1年で初めてCSにも参加し、今回紹介するデッキの原型となったリースヴァリヴァリウス、カツキング型の黒ガイアッシュ覇道、青黒タマシード等を持ち込みました。
成績はどれも3-3だったものの、競技シーンの空気や環境デッキとのぶつかり合いを体験しました。

以上が私の自己紹介になります。
そんな私も4月から社会人になるため、去る3月23日、学生最後の思い出作りにと出場した非公認大会で人生初の優勝をすることができました。
今後は学生の頃とは違い時間を割くことが難しくなるので、優勝した記念に備忘録として自らのデッキを1枚1枚言語化してみようと思い、この記事を書くに至りました。
ただタイトルにもある通り、あくまで自分が振り返る時の物として執筆していますので、略称を用いたカードの表現や、当時の自分周りの環境の話なども含まれます。そこも踏まえて読んで頂けたらと思います。

2.このデッキを作成するに至った経緯

元々、私は雷龍ヴァリヴァリウスというカードが好きで、リースヴァリヴァリウスなるデッキを触っていたのがきっかけです。
オリジナルフォーマットにおいて刺さりの良かったアルカディアス・モモキングを、王来英雄モモキングRXやヴァリヴァリウス自身を発射台として早期着地を目指す、オリジナル版リースRXなるデッキでした。
当時のリストがこんな感じです。

リースというカラーリングが大好きなんです。

何度も回しているうちに、オリジナルフォーマット特有の「火力の無さ」「理想の出力に及ばない」という気持ちを抱き始め、アドバンスに対応させようとしたのが今回のデッキを組むことになったきっかけです。
競技シーンでのフォーマットはオリジナルが主流ではありますが、私は主に友人との対戦や、公認大会に出る事に重きを置くいわゆる「カジュアル勢」でしたので、「友達同士ならいいやろ」ぐらいの気持ちでアドバンスのデッキを組み始めました。
アドバンスで組めると言う事は、「あのカード」が使えると言うことです。
次項ではいよいよデッキの中身について触れていきます。

3.デッキ構築、採用カード解説

まずはリストです。

よくCS入賞とかでみるやつ。1回やってみたかった。
より見やすい方も載せてます。

今回、このデッキを組む上でイメージしたのは、「5ⅽヴァリヴァリウスの制圧力と器用さ」「4ⅽドラグナーの爆発力と受け」を融合させたデッキ構築を意識しました。
勿論このデッキにしたことによるメリットとデメリットもあります。

メリット
・メンデルスゾーンからの5マナの動きが豊富
・ヴァリヴァリウス1枚での展開力と爆発力
・多色の枚数が少ない(21枚)

デメリット
・ドラサイ+ザーディのパッケージが無い
・ヴァリヴァリウスがいる為、栄光ルピアを採用できない
・青の枚数が少ないのでカツキングの手出しが難しい

などなど、探せばいくらでもあります。
しかし、この構築にしたことにより、私の求めていた「十分な火力」と「理想の出力」を手に入れることができました。

次に採用理由です。

・メンデルスゾーン 4枚

この前プロモで4枚揃えた。破産。

現代デュエマにおけるドラゴンデッキ御用達の初動ブーストです。
特にこのデッキは、2t目にこれが撃てた時の動きの幅が他のデッキとは比べ物にならないため優先的に撃ちたいカードです。
仮に2t目に撃った後も手札にあれば、2→5→8というマナカーブを描けるのでヴァリヴァリウスやグレンモルトに繋がりやすくなります。4枚採用です。

・闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ 4枚

つい最近お手ごろな価格になった。

初動ブースト枠その2。
ヴァリヴァリウス採用のため、栄光ルピアが採用できないのでこちらになっていますが、なんだかんだ墓地使うデッキは多いしこれも4枚確定だと思っています。
このデッキでは上面もヴァリヴァリウスのマジボンバーでの呼び出し先にもなるので、なんだかんだ上も下も良く使うので覚えておいて損は無いはず。4枚採用です。


・切札勝太&カツキング ~熱血の物語~ 4枚

必殺仕事人。

現代デュエマの何でも屋。このデッキにおける5マナ域の動きの1つ
このデッキは水が6枚しかありませんが、ヴァリヴァリウスのおかげで気にせず出せるので水の枚数が足りないと思ったことはありません。
初手に来ても1枚はマナに欲しいので大体1枚埋めるし、手出しはあまり苦になりませんでした。
ヴァリヴァリウスからマジボンバーで出して、攻撃中のヴァリヴァリウスを戻してアタキャンしたり、バスターとプチョを並べて立てたり毎ターンダンテでロックをかけたりすることができるのも全てこいつのおかげ。やれることが多岐にわたるため、ここでは書き切れませんが、デッキを動かす核であることは間違いありません。4枚採用です。


・雷龍ヴァリヴァリウス 4枚

シク版の枠の感じが好き。

このデッキにおける5マナ域の動きで1番強い。
デッキの全てを繋ぎ、相手の全てを破壊してくれる橋渡し役兼切り込み隊長。
条件こそあるものの、5コストで7コストを踏み倒すという頭のおかしいことを平然としてきます。このデッキでは特にパターンが多く、マジボンバーから
・グレンモルトを踏み倒して爆発的な展開
・カツキングを踏み倒して実質的なカツキングの召喚
・ロージアを踏み倒してレッドゾーンバスターとのワンショット
・ブライゼナーガを踏み倒して手札補充と展開を同時に行う

などなど、このカード1枚で色々なプランが取れるのも強みです。
それに加え、革命チェンジギミックとの相性も抜群であり、このカードと各種革命チェンジを採用する事により、ただでさえ幅のある動きを更に広く深く出来ます。
このカードと革命チェンジ、カツキングとの組み合わせで「5ⅽヴァリヴァリウスの制圧力と器用さ」を手に入れることができました。
現在は4枚採用ですが今後次第では減る可能性もあります。しかしコンセプトであり主役のため、3枚以下にはならないと考えています。


・最終龍覇グレンモルト 4枚

アドバンスの権化。

アドバンスで組もうと思った理由であり、今回はヴァリヴァリウスからの最大出力として採用しました。
本デッキにはドラゴンズサインが採用されていないため、トリガーから出てくる受けとして使うのは難しいですが、その分4ⅽドラグナーよりも攻撃的なカードとして採用出来ています。
後述しますが「炎龍覇グレンアイラ/助けてモルト」の採用により、ヴァリヴァリウスに依存すること無く5マナで踏み倒せるようになっています。
また、革命チェンジも多く採用しているので、バトガイ刃斗装備→攻撃時革命チェンジ宣言→バトガイ効果解決後にチェンジという動きを取ることで、モルトを手札に戻しながら龍解したバトガイ銀河の攻撃時効果で手札からまた出す事も出来ます。
このカードの採用により、「4ⅽドラグナーの爆発力」を手に入れることができました。勿論4枚採用です。


・最終龍覇ロージア 4枚

デュエキングMAX版にすると盾確認しやすい。

グレンモルトと並んでアドバンスにする理由の1枚。
受けと攻めの両方に使えるのでいつ引いても腐ることが無く、革命チェンジ元にもなりながらレッドゾーンバスターにもなることができ、貴重な白単色のマナにもなります。
このデッキでは、ヴァリヴァリウスのマジボンバーからこのカードを出してガイハートを装備することで、ヴァリヴァリウス2点→ロージア攻撃時レッドゾーンバスター侵略で3点→ガイハート龍解でダイレクトというリーサルプランを2枚で実現することができます。ヴァリヴァリウスが2点なので、カツキングを避けながら最初の2点にトリガーやGS要求というプレイを相手に強いることができます。
このカードの採用により「4ⅽドラグナーの受け」を獲得しつつ、ヴァリヴァリウスの出力をグレンモルトに依存する事無く更に上げることができました。攻守で幅広い動きを可能に出来る為4枚採用です。


・炎龍覇グレンアイラ/「助けて!モルト!!」 4枚

助けを呼んでもモルト以外が来ること多い。

このデッキにおいて、「ドラグナー」と「ヴァリヴァリウス」を繋げてくれた1枚。
本デッキはヴァリヴァリウスを動きの主にしている都合上、マジボンバーからの展開を狙う為にクリーチャーを多く採用したいため、ドラゴンズサインのような呪文はノイズになりやすいです。また、非ドラゴンが増えるのでメンデルスゾーンの2枚ブーストも成功しにくく、結果として3ターン目のヴァリヴァリウス着地が安定しなくなってしまいます。
しかし、ドラゴンズサインを採用しないと言うことは、最終龍覇グレンモルトの早出しが狙いにくいと言うことであり、どうしてもヴァリヴァリウスに依存せざるを得ない状況になってしまいます。
そこでたどり着いたのがこのカードでした。下面が注目されがちですが、ツインパクト故にクリーチャーでありながら踏み倒し呪文でもあり、尚且つドラゴンであるこのカードの発見は、このデッキを完成に近づける大きな1ピースであったと感じています。
上面はこのデッキが苦手としている速攻対面に1打点を止めるトリガーとして機能するのは勿論のこと、バトルを挟んでからドラグハートを装備するため、ドラグナーの天敵であるとこしえや輝羅、踏み倒しを止めるテスタやミクセルなどを処理できるのが非常に偉いです。また、アナカラーオービーのような、盤面が重要になってくるデッキに対しても最大2面除去をすることができるのも大きいです。
下面は主にヴァリヴァリウスが無い場合に5マナでモルトを早出しする手段として運用しますが、グレンモルトに限らずロージアや自身を呼び出すこともあります。5マナでロージアを踏み倒してガイハートを装備し、革命チェンジをすることで、現代デュエマにおけるターニングポイントである3ターン目に、ラフルルによる呪文ロック、ダンテによる召喚制限、プチョによるビート対面の封殺と幅広い動きを取ることができます。
ドラゴンズサインと違い呪文面にトリガーが無いので相手ターン中の展開はできませんが、クリーチャー面にトリガーがあるため、このデッキが苦手なビート対面に対し、カツキング、ロージア、このカードと12枚体制でトリガーを積めたことで苦としないレベルになりました。
本デッキではブライゼナーガを採用しており、このカードのおかげで4ⅽドラグナーとは違い、マクスカルゴ・トラップを介せずともブライゼを投げやすくなっています。ブライゼの項で述べます。
トリガーという点と5マナの強い動きとして欲しいため、4枚採用です。


・龍罠エスカルデン/マクスカルゴ・トラップ  3枚

初期イラストの方が躍動感があって好き。

中盤のつなぎ兼ブライゼ発射台です。
上面はメンデルスゾーンが成功したけど後続が無い場合、これで後続を探しに行きます。MFの有無や単色と多色の違いはありますが、イメージ的にはカツキングの5枚目以降です。
下面は4ⅽドラグナーでお馴染の、神秘の宝剣→エスカルデン→マクスカルゴ・トラップの流れを生み出す1枚であり、アイラやカツキングでは処理しきれない大型獣(ゲンムエンペラーやオービーメイカーなど)の対策として本デッキ唯一の確定除去としても重宝します。
現在のアドバンス環境で「緑単色、5マナ、ドラゴン」といえばインフェル星樹がいますが、このデッキでは禁断を採用していないためエスカルデンになっています。
禁断を採用していない主な理由としては、次項でも述べますがブライゼでの展開を狙う際、山札を神秘の宝剣で見て盾の中身を確実に把握したいためです。ここで禁断を採用していると、封印落ちも加味しないといけないため、盾を確実に把握するのが難しくなるので、今回は採用を見送りました。
しかし、禁断+インフェル星樹の組み合わせは依然強力なため、ブライゼを抜くなら是非とも採用したい枠ではあります。
5マナで他にやりたい動きが多いため、3枚の採用としました。


・黒神龍ブライゼナーガ 1枚

全生命を一撃にかけたり、奇跡を呼び覚ましたりする。

アイラ、エスカルデンの項で触れた、リソースと展開を同時に行うという唯一無二のビッグアクションを起こせるこのデッキの起爆剤です。
4ⅽドラグナーにて、神秘の宝剣で盾を確認しながらブライゼを埋めてグレンモルトの色にしつつ、マナ加速を経由してマクスカルゴ・トラップでメタクリを飛ばしながら射出するという動きは、当時環境にいたアナカラーダークネスに対して、リソース確保を兼ねながら一気に制圧するという動きを可能にし、インフェル星樹登場まではトレンドの動きでした。
禁断とインフェル星樹を採用するようになってからは先述した封印落ちとの関係やリソースをそちらで稼げることから抜けていきましたが、ドラゴンデッキにおけるこの動きはブライゼにしか出来ない動きです。
今回この動きをこのデッキに採用したのは「ヴァリヴァリウスとの噛みあいの良さ」が主な理由です。詳しく掘り下げていこうと思います。

元来、ヴァリヴァリウスというデッキタイプは手札消費が激しく、そこを5ⅽにしたり、速度特化させることで何とか誤魔化してきました。初期リストでは3ターン目にヴァリヴァリウスで走ったが受けきられてしまい、返しに盤面を全て捌ききられ、ターンが帰ってきても手札が少ないために何もできないという事態が頻発し、その悲惨さは目も当てられませんでした。
そこでドラゴンでありながら手札も補充でき、盤面を広げられるブライゼナーガ及び4ⅽドラグナーのギミックに着目しました。
一連のパーツを丸々流用して実際に回してみた所、マクスカルゴからは勿論、4ⅽドラグナーには無いヴァリヴァリウスからも射出することで3ターン目に超展開とリソースを得ることができ、受けきられた場合もリカバリーが可能となったため採用に至りました。
また、アイラの項でも述べましたが、このデッキのトリガーは盤面処理のクリーチャーが多く、マクスカルゴでメタクリを飛ばしていた手間をアイラとカツキングで解決することができるため、6マナで投げるプランも現実的であり、そこから各種革命チェンジと合わせて制圧やワンショットを狙えるようになったのもこのデッキにおけるブライゼの大きな強みです。
実際に優勝した非公認大会の決勝でもアナカラーオービーに対して使用し、盾からアイラとロージアを展開してそこから勝ちに繋げることができました。
黒単色なのが唯一弱い点です。


・八頭竜 ACE-Yamata/神秘の宝剣 2枚 

今の所、上面を使った事が無い。

前述したブライゼ射出ギミックのため採用しました。
呪文面は場に残らないマナブーストとして採用でき、盾確認も兼ねながら、このデッキでは白マナを埋めることができる点も大きいです。
白の枚数が少なめなこのデッキにおいて、白を確定で埋めることができるこのカードは非常にありがたい存在となっており、何度か助けられた場面もありました。
今回は2枚の採用ですが、ブライゼギミックが抜けるのであれば本カードも抜きましょう。


・百族の長プチョヘンザ 2枚

使えば使うほど好きになる。

ヴァリヴァリウスとの相性が特にいい革命チェンジ先です。
相手の大量展開に対して切り返しの1枚であり、苦手としているビート対面にもこれ1枚で完封できるため、他のチェンジ先より多く採用しています。
ビート対面だけではなく、盤面を並べてくるデッキに対して盤面リセットすることも可能になります。相手のマナを伸ばしてしまう欠点はありますが、墓地より触りにくいマナに送ることで、時間を稼いだ返しにモルトやヴァリヴァリウスで詰めに行くので、着地を阻害されないようにする意味もあります。
ヴァリヴァリウスからチェンジする際は、マジボンバー→ファイナル革命でマナを伸ばすプランファイナル革命→マジボンバーで盤面を広げるプランを取れるので状況に応じて柔軟に変えましょう。盾落ちも考えて2枚採用です。


・蒼き団長ドギラゴン剣 1枚
・時の革命ミラダンテⅫ 1枚
・音卿の精霊龍ラフルル・ラブ/「未来から来る、だからミラクル」 1枚

WINNER版より黒シクが好き。


黒シクのカッコよさも好きだし、UGCの神々しさも好き。


いつか金トレジャーにしたい。

各種革命チェンジの方々です。
ドギラゴン剣は出せるのがカツキングしかいませんが、ヴァリヴァリウスの攻撃時にチェンジしてカツキングを出すことにより、ファイナル革命でカツキング→マジボンバーの出し先をサーチ→マジボンバーで出すという動きを取ることができます。
ミラダンテⅫはヴァリヴァリウスからチェンジする事で、ファイナル革命を使いながらマジボンバーでラフルルラブを出すというこのデッキならではの動きを取ることが可能です。
ラフルルラブ助けてモルトからロージアでガイハートを装備し、革命チェンジすることで無理やり呪文を止める動きもありつつ、純粋なリソース確保として下面も撃つことができ、地味に助けてモルトを撃てるというシナジーもあります。
今回は各1枚ずつの採用ですが、ラフルルラブはもう1枚欲しい場面もあったので、プチョヘンザの2枚目と環境に応じて入れ替えられる枠だと思います。


・メガ・マナロック・ドラゴン 1枚

神アートで再録されるけど、ネイチャーの二の舞にはならないで…

ザ・殿堂カードと言わんばかりの働きをするカード。
実質エクストラターンなのでヴァリヴァリウスから3ターン目に飛んで来たら大体のデッキは止まります。
ヴァリヴァリウスから飛ばして、次のターンにカツキングや革命チェンジで手札に戻した後にマジボンバーでまた出すという動きを取ることで、手札と盤面をずっとぐるぐるさせることも可能です。
地味にマクスカルゴ・トラップから飛んでくるのも噛みあいが良いのですが、殿堂なので1枚採用です。

超次元ゾーン
・轟く覚醒レッドゾーン・バスター/蒼き覚醒ドギラゴンX 1枚

外部から飛んで来て3点叩き込む凄いやつ。
ブロックされないの忘れられがち。

アドバンスにてもはや必須となっている1枚。
レッドゾーンバスターは先述した通り、ヴァリヴァリウスからロージアガイハートのジャスキルプランを通す際に飛んで来たり、モルトの上に乗っかったりします。
ドギラゴンXはレッドゾーンバスターに比べたら使う機会は少ないものの、カツキングや最終モルト、仕事の終わったブライゼナーガからチェンジしてブロッカーをすり抜けて殴る時に使います。


・銀河大剣ガイハート/熱血星龍ガイギンガ 1枚


SA付与が本当に偉い。
リリース当初に購入した文字シクと赤シクは今でも相棒。

ドラグハートを代表する1枚です。
ヴァリヴァリウスとロージアのリーサルプランの際は勿論、ロージアやアイラに付けることでSAを付与し革命チェンジに繋げたり、簡単な龍解条件の割に選ばれにくいフィニッシャーとしても重宝します。
バトガイ銀河の項で触れますが、一連の動きの中で装備することで実質的なトリガーとGSのケアを行うことができます。


・爆銀王剣バトガイ刃斗/爆熱王DXバトガイ銀河 1枚

地味に値段のする1枚だった。


手札から出すのでとこしえ等をすり抜けられる。

横への展開を拡げる1枚であり、不利局面を捲る1枚でもあります。
グレンモルトの項で話しましたがこのカードとグレンモルト、革命チェンジを組み合わせることで、バトガイ銀河に龍解させながらモルトを手札に戻すことができるため、バトガイ銀河攻撃時にグレンモルトを出してガイハートを装備させることで、GSや全体タップ系のトリガーをケアしながらガイギンガで詰めることが可能です。
また、このデッキのドラゴンは36枚であり、どれも捲れればパワーのあるドラゴンとなっているため、不利局面を返しやすくなっているのもポイントです。


・覇闘将龍剣ガイオウバーン/勝利の覇闘ガイラオウ 1枚

この前黒枠の方高くてびっくりした。
地味にSAついてるのがありがたい。

盤面処理の際に使うのは勿論のこと、龍解させてビートに対して圧をかけるカードです。
ドラゴンズサインが無いため、相手のターン中に2面処理して龍解させることは出来なくなりましたが、最低でも12000のパワーラインと相打ちに持ち込めるので、ミラダンテを出された返しにヴァリヴァリウスからモルトを出してこれを装備することで、ミラダンテを使いまわされる前に破壊することが可能です。
また、盤面にモルトしかいない時にターン開始時にこれを付けて12000以上のクリーチャーとバトルすることで、自分の盤面を更地にしヴァリヴァリウスを無理やりコスト軽減で出すこともあります。



・将龍剣ガイアール/猛烈将龍ガイバーン 1枚

1番最初の龍覇グレンモルトの頃もお世話になった。
火文明なのにコストとパワーが緑色になっている珍しいカード。

アイラが出たことで以前よりもさらに需要が上がった1枚。
こちらはどちらかというと最終モルトよりアイラに装備することが多く、最大2面除去を行ってメタクリや小型を破壊しながら、アイラが攻撃する時に横に2点増やすことができます。
龍解後は攻撃時に9000以下を破壊する2打点として運用しますが、モルトの除去耐性を使用する際に剥がれたりもするため、あまり見ることは無いカードではあります。


・銀河剣プロトハート/星龍解ガイギンガ・ソウル 1枚

アンタップのタイミングが違えばもっと高かった。
革命チェンジに使ったりする。

ドラグナーに2回攻撃を付与しながら、スパークケアも出来る1枚。
主にスパーク系をケアするためにモルトに装備しますが、攻める際に選択肢として考える程度です。
アイラにも装備することはたまにありますが、優先度的にはガイアール、ガイハート、プロトハートの順なのでやはり装備することはあまり無いです。
一応ロージアに付ければラフルルラブとミラダンテⅫを絡めて、成長ダンテさながらの動きが出来るので頭に入れておくといいかもしれません。
超次元の中では自由枠に近いので、入れ替えるならここだと思います。


・邪帝斧ボアロアックス/邪帝遺跡ボアロパゴス/我臥牙ヴェロキボアロス  1枚

BBPの朽ちた感じがとても好き。
ヴァリヴァリウス1枚から最終モルトとカツキングでここまでいける。
妖怪1足りないに何度も阻まれてここまで龍解したことが無い。

アドバンスにおいてロージアを替えの利かないほどまで強くした1枚。
このカードがあるからこそロージアを受けとして使うことが可能になり、相手の攻撃に対してロージアとカツキングで2面止めることができるというのは、現在アドバンスのガイアッシュ覇道にも採用されている動きです。
また、攻める際にもカツキングやエスカルデンでその時に必要な革命チェンジ先などを集めることで、手札を整えながら殴ることができます。
このデッキでは出せる対象が多くは無いものの、攻守両方に活かせるので常に選択肢として考えています。


・始原塊ジュダイナ/古代王ザウルピオ 1枚

サソリスの本来の相棒。
除去を持たないビートデッキを詰ませる1枚。

手札消費の激しさをカバーする為の1枚です。
このカードの採用によりマナにもアクセスが出来るようになるため、手札が少ないもしくは使い切ってしまった際には選択肢の範囲をマナまで広げられます。手札が少ないことが多いこのデッキにおいては、中盤から終盤にかけて特に強さを発揮します。
また龍解条件も満たしやすく、龍解後は除去を持たない赤単我我我のようなビートデッキへの切り札として重宝します。
プチョヘンザと併用する事で実質的なロックをかけることができますが、パワーが12000なのでプチョのファイナル革命に巻き込まれてしまうのだけは注意しましょう。


4.過去に採用していたカード

ここからは私がこのデッキを調整していく中で、抜けていったカードを強みや不採用になった理由を添えながら挙げていきます。
しかし、今後の調整次第ではまた採用する可能性もあるため、デッキ内のギミックを入れ替えながら柔軟にリストを変更していけると考えています。

・王来英雄モモキングRX、アルカディアス・モモキング

コスト7以下の進化が出る度強くなる。
B版の神々しさが凄まじい。

このデッキ最初のコンセプトである「アルモモの早期着地を目指す」のための2種です。
採用するならセットで採用したいのですが、そうするとデッキの枠を8枚も使用してしまい、積みたいカードが積めなくなったので泣く泣く不採用にしました。
このデッキならではの動きとしては、ヴァリヴァリウスのマジボンバーでヴァリヴァリウスの上にアルカディアス・モモキングを乗せることで、モモキングRXを介せずともアルカディアス・モモキングを出すことが出来ます。その際に打点が3点になってしまうので、カツキングの革命2のラインになってしまう点には注意です。
オリジナルフォーマットに対応させる場合は、ドラグナーとブライゼのギミックを抜いてこの8枚を採用することで対応可能です。その上で難しいのが多色枚数と白単色のドラゴンの採用なのですが、今後のカードプール次第では組みやすくなる可能性が十分にあります。


・ボルシャック・栄光・ルピア

2種類ある銅トレのフレーバーテキストが繋がってるのがエモい。

世間ではヴァリヴァリウスとの相性が悪いと言われている栄光ルピアですが、2種が同時に採用されているリースRXのリストを発見したことで自分でも試してみようと思い採用していました。
当時のリストがこちらになります。

ヴァリヴァリウスと栄光ルピアの並びを見ると、龍覇爆炎を思い出しますね。

栄光ルピアの採用に伴い、チェンジ先と青のかさ増しとして、栄光ルピアからチェンジできるサイバーエクスを採用しました。
使用感としては、栄光を出した次のターンに多色を引いても5マナ、単色なら6マナと動きがある程度保証される点や、ボアロから出す選択肢が増えたため、以前よりもロージアやモルトのバリューが上がったと感じました。
また、5マナでヴァリヴァリウスを出してマジボンバーから栄光を出しても次ターンは最低7マナから動けたり、マナを伸ばしやすくなったためにプチョヘンザのタップインの範囲を早期に広げることが可能になりました。
しかし、栄光ルピアを出すことによってヴァリヴァリウスの早出しが望めないために自分の選択肢を狭めてしまうことになり、個々のカードパワーは上がったもののデッキ全体のスピードが下がってしまい、対応しきれない場面が目立ち始めたので不採用としました。


・蒼き守護神ドギラゴン閃

初期の黒枠も、再録のLEGEND特有の枠もどっちも似合う。

主にRXアルモモを採用している場合に横展開を狙う札として採用していました。
ファイナル革命で呼び出せる範囲がRXとカツキングしかいないのですが、その2種を呼び出せるだけでかなりのアドバンテージを得ることができるのでRXアルモモを採用する場合はセットで採用したい1枚です。
また、ヴァリヴァリウスと組み合わせることでファイナル革命とマジボンバーによる凄まじい展開力を発揮するので、RXアルモモ、ヴァリヴァリウス共に相性のいい1枚となっています。
今回は呼び出せる対象がカツキングしかいないため、確実に呼べるバスターを優先して採用しているので不採用としました。


・暗黒の怨草士 クロユレシア

通常版は集合体恐怖症の方に優しくないのでこちらで。

主にSA付与をメインとして採用していました。
ガイハートを1枚しか採用していない都合上、ブライゼでロージアやアイラを同時に出した際に全員で畳みかけられない状況の解決や、ヴァリヴァリウスからチェンジすることで、マジボンバーで出した後続のドラゴンにSAを与えて攻め続けられる点がこのデッキとの相性の良さを感じました。
また、離れた時に墓地からコスト6以下のクリーチャーを出す点も、ツインパクトとの噛みあいが良く、呪文面で使ったグレンアイラやエスカルデンを出すことも出来る点を評価していました。
しかし、素でSAを持っているクリーチャーが多い点や、同じSA付与なら後述するレッドギラゾーンの方が器用に動ける点、墓地を肥やすことができないので意図的に蘇生能力を使用出来ない点やアプルの増加により使いにくい点があり、不採用としました。
RXアルモモを採用するタイプであれば、RXの登場時効果で蘇生したいカードを捨てる事で蘇生先を選ぶことができ、RX自身もクロユレシアにチェンジ可能なので、枠があれば是非とも採用したい1枚です。


・斬隠蒼頭龍バイケン

古き良きマッドネスクリーチャー。

主にハンデス対策と青単色のカードとして採用していました。
手札消費が激しいこのデッキにおいて、捨てられた場合に自身を戻し続けてハンデスを無効化したり、そのまま場に残っても、返しの自分のターンにラフルルラブやミラダンテになるのでハンデス相手に引けていれば戦況を有利に進めることが出来る1枚です。
青単色のカードでもあることも大きく、ハンデスをしてこない対面ではマナに埋めることでカツキングの手出しをしやすくなることにも一役買ってくれました。
デッキの調整過程において、序盤に埋めてもメンデルの色にならないことや単体では機能せず、相手依存になってしまう面が目立ち始め、他のカードに枠を譲ったため不採用になりました。


・フェアリー・ギフト

赤緑ギフトモルトの頃からの付き合い。

9枚目以降の初動として採用していました。
このカードもヴァリヴァリウスと非常に相性が良く、自身の軽減効果とギフトの軽減を合わせることでヴァリヴァリウスが2マナになるので、メンデルを撃てていない場合でも3ターン目にヴァリヴァリウスを走らせることが出来ます。
5~6コストのクリーチャーとくっつきが良いカードなので、そのコスト帯のクリーチャーが多めの構築になるヴァリヴァリウスのデッキとは相性が良く、殿堂カードの名に恥じない凄まじい動きを可能にしてくれます。
しかし、メンデルのハズレになってしまう点や単体では機能しない点、動きに絡んだ際に激しく手札を消費してしまうカードであるため、次第に抜けていきました。


5.採用候補になるカード

ここでは今後新規に採用できそうなカードを理由を添えて挙げていきます。
あくまで私が一度は頭によぎった物をまとめているだけなので、私が思い浮かばなかったものでも採用できる可能性は十分にあります。
試せていないカードがほとんどなので、いずれ実際に使用して感想をまとめたいと考えています。


・13番目の計画/サファイア・ミスティ

「好きな物を全部入れたデッキ」の実現を可能にした1枚。
こっち面ではあまり使われないけどイラストは好き。

このデッキを調整していく中で、どうしてもデッキ枚数が足りなかったため
採用を考えていた1枚です。

採用するのであれば1枚採用して45枚デッキにするのがちょうどいいです。
デッキ枚数を増やすことによるアクセスがしにくくなる問題は、カツキングやエスカルデンである程度山札を掘ることが可能ですし、神秘の宝剣によるサーチに加え、ヴァリヴァリウスのマジボンバーで常に山札の1枚目を見ながら欲しいタイミングで出すことが出来るため、そこまで問題にならないと考えています。
しかし、盾にトリガーが埋まる確率も下がってしまい、速攻やビート対面への受けが安定しない点や、ブライゼを出した時の爆発力が落ちてしまうことに気付き採用を取りやめました。
ですが、デッキ枚数が足りないことも確かなので、常に採用候補として考えることができる1枚です。


・龍の呼び声

近々新しいプロモバージョンが出るらしい。

初動ブースト枠の9枚目以降で採用を考えていた1枚です。
同じ効果をしている栄光ルピアと比べた時のメリットデメリットは
メリット
・場に残らないこと
・単色であること
デメリット
・呪文であること
・ドラゴンでないこと

が主に挙げられます。
場に残らないブーストという点はこのデッキでは大きい意味を持ちますが、やはりドラゴンでは無い点がどうしても頭によぎり、採用に踏み切れずにいました。
採用しても1~2枚なのでメンデルでの2ブースト成功率はそこまで大きな影響を与えないと思いますが、今回はドラゴンでありつつ盾確認が出来、確実に色マナを確保してくれる神秘の宝剣を採用しました。
このデッキにおいては栄光ルピアよりも使い勝手がいいカードである為、
今後も初動の枠を考える時は真っ先に候補に挙がります。


・ボルシャック・スーパーヒーロー/超英雄タイム

プロモ版のイラストが、昔の優勝プロモのイラストっぽくて懐かしい。

メタカードの除去兼小型一掃として採用を考えていた1枚です。
素でSAやMFを持っているカードが多い為、主に鬼羅Star.に採用されている「その子供、可憐につき」が重く、それ以外の各種メタカードに対しても上面下面どちらでも対応出来るので採用を検討しました。また、序盤で使うことで能動的に墓地に落とせるので、クロユレシアの蘇生先の選択肢として考えることもできます。
しかし、現在主流のメタカードを改めて整理した所、あまりこのデッキに刺さるメタが採用されておらず、それならばメタの除去よりも自分の動きに特化させた方が良いという判断の下、採用を見送りました。
しかし今後、このデッキに刺さりがいい「赤い稲妻テスタ・ロッサ」が増えてきた場合や、最近よく採用されている「五憐の精霊オソ二ス」を除去するために、貴重な単色であり尚且つ取り回しやすい低コストの除去カードとしてこのカードが必要となってくる可能性はあります。


・始まりの龍装具ビギニング・スタート/終わりの天魔龍ファイナル・ジ・エンド

再録されてないから地味に高い。
モルトから直接出る上に、ほとんどの革命チェンジに対応出来る1枚。

主にウェポンの選択肢とドラグナーの補助として採用を考えていた1枚です。
ドラグナーのコスト軽減もありながら、ブロッカー、スレイヤー、バトル時のパワーアップと色に応じた能力を加え、龍解後も3色を持つコマンドでありながらドラゴンなので、採用する革命チェンジにほぼ対応できる点が非常にポイントが高いです。
しかし、本デッキではドラゴンズサインを採用していないため、相手の攻撃にあわせてドラサイ→モルト→このカード、と多面を止める動きが出来ないこと、同じウェポンの中では装備する優先度がどうしても低くなるため、今回は不採用としました。
ドラグナーを引き続き採用していくのであれば是非とも入れたい1枚です。


・獄龍刃ディアボロス/破滅の悪魔龍ディアジゴク

本当に再録してよかったと思える1枚。
裏面で使っている人を本当に見たことがない。

主に墓地回収の為に採用を考えていた1枚です。
ドラゴンデッキの都合上、山札やマナには触れるのですがどうしても墓地には触れづらく、破壊されてしまった殿堂カードたちを回収する方法がありませんでした。
そこで、モルトとロージアから装備できるこのカードに白羽の矢が立ったのですが、墓地回収をするためだけのカードを採用するのは超次元の枠的にもあまり好ましくなく、お清めシャラップで山札に戻せばカツキングやエスカルデンで疑似的に墓地回収を行うことができるため、採用を見送りました。
しかし直接墓地に触れるところがこのカードの良いところなので、上記の方法では回りくどいと感じた場合は、超次元の枠を1つ割いてでも採用するのも1つの手です。


・龍素記号Xf クローチェ・フオーコ

「Xf」がクロスファイアを意味しているのは有名な話。

主に相手へ墓地メタ兼自分の山札圧縮として採用を考えていました。
お清めシャラップを撃つ前に高速で墓地を肥やすデッキ(青黒ゼーロ、墓地ソースなど)への対策も兼ねながら、0コストで出てくるドラゴンなので、盾を攻撃するリスクを伴わずにバトガイ刃斗を龍解させることもできます。
また、ディアジゴクの項でも述べた通り、このデッキは墓地のカードを山札に戻しさえすれば疑似的な墓地回収を行えるため、マナコストのかからないお清めシャラップとしても活躍でき、青単色のドラゴンとしても必要最低限のスペックを持ったカードである点を評価していました。
しかし、このカード自身が攻撃できない点や、選んで山札に戻せるお清めシャラップと違い全て戻してしまう為、序盤に撃ったメンデルが山札に戻ることで結果として山札のノイズになってしまう点があり、お清めシャラップを優先した結果、採用を見送りました。
しかし、ジュダイナの効果でマナから0マナで飛んできて龍解しやすくしたり、0マナで出る5コストのカードなのでボアロの龍解条件に一役買ったりとほぼ相手依存であるバイケンよりも能動的に使えるので、青の枚数が欲しい場合や、高速で墓地を肥やすデッキが増えてきた場合は採用する事も検討したいと考えています。


・轟く革命レッドギラゾーン

書いてあることが全部強い。イラストもカッコいい。100点。

クロユレシアの項にて触れた、同じSA付与として採用を考えていた1枚です。
ドラゴンで革命チェンジを持ちながらSA付与が出来るのはクロユと同じですが、付与する範囲が違う点とファイナル革命を持つ点、貴重な青を含む多色という点で差別化が出来ます。
ヴァリヴァリウスから直接革命チェンジは出来ませんが、ヴァリヴァリウスのマジボンバーで出したモルトやアイラ、ステゴロからチェンジすることで、ファイナル革命でヴァリヴァリウスを起こして再度マジボンバーを使うことも出来るので、器用な攻め方が可能になります。
コマンド限定ではありますがマッハファイターとブロックされない効果も付与するので、アイラで3面除去することが出来たり、レッドゾーンバスターやガイギンガがブロックされなくなったりするのも非常に相性がいいです。

青を含むドラゴンというのも貴重で、カツキングの手出しを狙いやすくなりつつメンデルのハズレにもならないという点もあり、このデッキではかなり多くの役割を持てるので、現在のリストでも枠を割いて入れたいと考えています。採用候補に挙げたカードの中ではかなり優先度が高いカードです。

6.デッキの自由枠について

分かりやすくするためにデッキリストを載せます。

ここでは
画像の赤枠内のカードを確定枠「ヴァリヴァリウスギミック」と呼びます。
画像の青枠内のカードを「自由枠①」と呼びます。
画像の黄枠内のカードを「自由枠②」と呼びます。
画像の黒枠内のカードを「自由枠③」と呼びます。

・確定枠「ヴァリヴァリウスギミック」について
このデッキの中枢を成す部分です。
この部分があるからこそデッキに入れるカードを変えても対応できると考えています。
この枠はこのデッキが「ヴァリヴァリウスデッキ」である限り、変わることはありません。

・「自由枠①」について
この自由枠①はヴァリヴァリウスの出力を上げる枠であり、この枠単体でも動きが取れるカードが望ましいです。

今回はヴァリヴァリウスからの最大出力をモルトとし、それを含むドラグナーのギミックを採用しました。
他の例として
・「モモキングRX+アルカディアスモモキング」のRXアルモモ

またもや登場、おなじみの2枚。

・「ガイアッシュカイザー+クラッシュ覇道」のガイアッシュ覇道

モルトとロージアに並ぶ、アドバンス環境と言えばの2枚。

・「ドラゴンズサイン+ザーディクリカ+α」のドラサイ機構

光のコスト7以下のドラゴンの価値を一気に上げた2枚。


が挙げられます。
この枠のチョイス次第で、環境に合わせて柔軟にリストを変え続けながら戦うことが出来ると考えています。

・「自由枠②」について
この自由枠②は「ヴァリヴァリウスギミック」と自由枠①の補助をするカードが望ましいです。

今回は手札を補充しながらビックアクションを起こせるブライゼナーガと、それを補助出来る初動である神秘の宝剣、中継ぎだけでなくブライゼを発射する役割も増えたエスカルデンの3枚目に充てました。
例としては、
「禁断+インフェル星樹」

アドバンス最強の組み合わせであるの2枚。

・「初動の9枚目以降」

候補になりそうな方々

その他には「トリガーや既存カードの増量」などが挙げられます。
また、現在のリストでは自由枠②は4枚ですが、自由枠①の枚数次第で最大8枚まで増やすことが出来ます。
デッキ全体の潤滑油のようなカードが多く採用される枠です。

・「自由枠③」について
この自由枠は主に革命チェンジの選択肢のカードを入れることが望ましいです。
今回はフィニッシャー兼リソース札のラフルルラブと、ビート相手に盤面を一掃しながら後続を止めるプチョヘンザの2枚目を採用しました。
例として、自由枠①でRXアルモモを採用しているのであれば、ラフルルラブを採用せずにレッドギラゾーンやクロユレシアを採用するなどが考えられます。
今回、この枠自体は革命チェンジ先の2枚だった為自由枠③として区切りましたが、自由枠②の一部として考えることもできるので、自由枠②で革命チェンジ先の選定、自由枠③でそのかさ増しという考え方も出来ます。
ここは使う状況や調整する環境によって扱いが変わる枠だと思っているので今後、リストを変更する際にこの枠も自由枠②に含まれる可能性もあります。

・超次元の自由枠について
本デッキをアドバンスで組む場合、ロージアはほぼ間違いなく入るため、
レッドゾーンバスター、ガイハート、ボアロアックス、ジュダイナの4枠は確定と考えています。

それ以外の4枠は基本的に自由枠として考えることが出来ますが、今回はモルトを採用したので5コストであるバトガイ刃斗とガイオウバーンアイラを採用したので噛みあいの良いガイアールを採用し、残りの枠をスパークケアや二回攻撃が出来るプロトハートを採用しました。

採用するドラグナーがロージアだけであれば、他のウェポンを採用することで様々な動きをロージア1枚で可能に出来ますし、候補にもあった13番目の計画を採用してデッキ内でやれることを増やしたりすることも出来るため、デッキ内、デッキ外含めて本当に柔軟なデッキになっています。


7.小テクなど

ここでは、このデッキを使う中で見つけたテクニックや立ち回り,
注意する点を記載していきます。

現在はある程度覚えているのですが、久しぶりに使う際に絶対に思い出すのに時間がかかるものもあるので、メモ代わりとして主な動きを羅列します。
採用カード解説の際に言及したものや他デッキでも使用される有名なもの、最終的にはこのデッキでしか使わない様なものもあるので、「こんなのもあるのか」ぐらいの気持ちで読んで頂けたらと思います。

・バトガイ刃斗装備のグレンモルトが攻撃時に革命チェンジ宣言で、
「バトガイ刃斗効果でドラゴン出る→バトガイ銀河に龍解→革命チェンジでモルトが手札へ→バトガイ銀河攻撃時に手札からまたグレンモルトを出す」
という動きを取ることが出来ます。

・ヴァリヴァリウス攻撃時にドギラゴン剣の革命チェンジ宣言で、
「ドギラゴン剣のファイナル革命でカツキングを出す→カツキング効果でマジボンバーで出したいクリーチャーをサーチ→マジボンバー解決で先ほどサーチしたクリーチャーを出す」
と、マジボンバーの出し先を確定で出したいクリーチャーにすることが出来ます。

・ヴァリヴァリウス攻撃時にプチョヘンザの革命チェンジ宣言で、
「マジボンバーから解決してからプチョヘンザのファイナル革命を解決することでマナを伸ばすプラン」
「プチョヘンザのファイナル革命を解決してからマジボンバーを解決することで盤面を横に広げるプラン」

という2通りのプランを取れるので、相手のデッキと自分の手札に応じて使い分けましょう。

・ヴァリヴァリウス攻撃時にマジボンバーからカツキングを出すことで、
「攻撃中のヴァリヴァリウスをカツキング効果でバウンス(アタックキャンセル)→場にカツキングを残して、カツキング攻撃時各種革命チェンジ」
という動きを取れます。

水の枚数が少ない本デッキではカツキングの手出しが厳しい場面もあるのでよく使います。

・ヴァリヴァリウスの攻撃時にマジボンバーでロージアを出し、ガイハートを装備することで
ヴァリヴァリウス2点→ロージアで攻撃時レッドゾーンバスターに侵略で3点→2回目の攻撃終了時にガイギンガへ龍解→ガイギンガでダイレクト」
と2枚でのワンショットを狙えます。
このロージアの枠はモルトでも可能なので、かなりの確率で手札に揃い、
尚且つ、この動きがシンプルながら3キルできる確率が1番高いです。

・相手の盤面にとこしえや輝羅がいる時にブライゼナーガを出した際、盾からアイラとロージアが同時に捲れた場合、
「先にアイラの効果を解決してメタクリを破壊することで、アイラやロージアにドラグハートを装備することが出来る」

という動きが取れます。
神秘の宝剣で予め盾を確認しておくことで、相手が上記のメタクリを1体だけ出して安心してる間に、確信を持ってこの動きを取ることが出来ます。

・ヴァリヴァリウス攻撃時のマジボンバーで、ブライゼナーガを出し、カツキングが出た場合、
「ヴァリヴァリウスの攻撃終了時の効果で盾を増やしてしまうと、カツキングのSAとパワーアップが消えてしまう」

という点に注意しましょう。
実際に身内と対戦中にやってしまい、相手のクリーチャーもいないので、殴れないカツキングがただ出てくるという状況になりました。

以上がこのデッキにおける小テクや注意する立ち回りでした。
私もこのデッキの力を100%引き出しているとは思えていないので、今後回していく中で新しい動きが見つかり次第、追記していきたいと考えています。

8.最後に

ここまで本稿を読んで頂き、ありがとうございました。
果たしてここまで読んでくれた方はどれほどいらっしゃるのか…?

最初は自分の構築記録や過程を記事として残しておこうという気持ちで書き始め、作成経緯と採用カードの解説ぐらいで終わるつもりでしたが、進めているうちに過去の採用カードや採用候補まで書いてしまい、気が付いたらかなりの長さになってしまいました。

私の場合はデッキ構築も同じで、構築しているうちにどんどん入れたいカードが増えていって、最終的にまとめられなくて没にしたデッキが多くあります。
そんな中でも、最後まで自分なりに意見を持ってカードを採用し、納得出来る構築に仕上げられたこのデッキは、今まで組んだ中で一番の完成度を誇ると自負しており、デッキビルダーとしてもプレイヤーとしても大きく成長させてもらいました。
以前よりもカードに触れる時間は減りますが、試したいカードや構築があったらすぐ試せるような、「何かあったら帰れる原点」としてこのデッキを持ち続け、いつかアドバンスのCSに持っていきたいと思います。

最後になりますが、大学在学中にほぼ毎週戦い、時には衝突しながらもお互いデッキを調整し続けていた友人達にも、この場を借りて感謝をしたいと思います。
このデッキを組めたのはあの4年間の経験があったからです。
本当にありがとう。

以上で本記事の締めとさせて頂きます。
駄文ながらここまで読んで頂いた方、本当にありがとうございました!

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