團歿日乗 2023年10月6日

朝、会社に行く道中、使用済みのコンドームが住宅街の街路に落ちていた。最悪な朝である。私はこの町に住み始めてこれで3回も使用済みのコンドームが落ちているのを観測した。幼少の頃から暮らしていた地元では一度もなかったというのにこの速度には恐怖すら覚える。私が気づいていないだけで多くの使用済みコンドームが街路にほかられているのかもしれないが。しかしこの夜に膣の長さと陰茎の長さにまつわる雑学などに触れた罰かと空を仰いだものだがすぐ向かいから娘さんを連れたお父さまがよちよち歩いてきたのでとてもかなしくなった。

この日の前の打ち合わせで客先からの爆弾を投下され、その処理に1日を費やした。と言っても普段より早めに仕事を抜け出し、パートの仲の良いおばさまに車を出してもらって新米を買いに行った。愛車が動かなくなって実家から戻って来れなくなって久しい。会社の人の愚痴を2人して吐いた。私の後輩の子で清々しいのだが笑い声が気持ち悪い奴がいて、同じように気持ち悪く思っていたと暴露されてとても気分が良かった。性悪なところを共有できる人がいるのは大きいということは社会にでて何年かしてると身につけるものだ。おばさまには娘さんが何人かいるのでお礼に寿司とスイーツをスーパーで買った。スーパーなので大したことはないが、かなり助かった。

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