煮汁の0714イベント覚書① 〜荷造りやら準備やら〜

イベントについて未来の私のためにも覚書を綴ることにする。未来の私は参考にするといいと思う。

まずイベントの前々日が休みだったので、その日のうちに必要になるものを買い足し、髪を切りそろえ、私のこの酒樽のような体型が隠れる服を買った。久々に自己投資をしたのでおかしな気持ちだった。この服を買うお金でどれだけの戦利品が買えるかと考えただけで少し悲しくなった。オタクとはそういう思考を持つものなのだ。

しかしながらやはり身なりを整えるための時間と金はあってよかったと振り返って思う。推しCPと同人作品を創り出す方々への最低限のリスペクトとしてこれは必要だろう。私の場合だが、今後もイベントに参加する際、その数日前にも1日で良いので休みを入れたほうがいい。イベントと近ければ近いほど良い気もする。

買い込んだ品々を帰宅後早々に開封、どんどんキャリーケースに詰め込んでゆく。

今回買ったもの…ケント紙、A4版コルクボード、画鋲、ボード用スタンド、マスキングテープ、カッター、買い物用のお財布代わりのポーチ、売り上げ金を入れる用のポーチ、コインケース、諸々の文房具をまとめるB4書類用クリアファイル(めちゃくちゃ役立った)、机用の敷き布と頒布物を隠す時用の掛け布、アクキー掲示用スタンド(これは結局アクキーの入稿が間に合わず今日に至る)

など。

これらの他に服や薬など必要な物を詰め込み、最後にサークルの命ともいえるサークルチケットをしまい込んだ。これがないと一般の列に並んで参加しなくてはならないらしい。忘れ物はいかにも私が一番やらかしそうなミスなので本当に出発直前まで忘れていないか確認した。

さてイベント前日の朝。気合いを入れて寝ておきたつもりだったが普段通りギリギリの時間に家を出てしまった。これから飛行機に乗る人間とは思えぬ所業である。

東京まで行くのは4年ぶりであった。前回東京まで出かけたのは、当時沼っていたジャンルでの推しCPがめでたくも初のプチオンリーイベントが開催される為であった。私はそのイベントでサークル参加デビューしてもいる。当時の記憶はほぼ無いが、あまりお金がなかった時代なのであまり本も買えずにいたのかもしれない。手元に当時の推しCPの同人誌が少ないのが証左であろう。

今はガンガンに稼いでいるのでホテルも会場の近くの伝統あるホテルを予約できたし、暇つぶしのためにある程度の場所までは余裕で向かえるだけSuicaもチャージしたし、クレカもあれば会社の人からもらった(何故くれたのか謎)お小遣いもある。全くもって味方にするべきは金である。

閑話休題。

私が乗る飛行機の搭乗手続きが始まった。何もかもが4年ぶりである。とにかく余裕を持って行動したい私は一目散に受付まで向かった。

イメージでは、二次元バーコードを読み取り機にかざして、キャリーケースを受付の人に預けて、保安検査を通る。そのように思っていた。

最初と最後は思っていた通りなのだが、「キャリーケースを受付の人に預ける」の行程は違っていた。自分でタグを付けるのだ。

何やら大きな穴が開いてるところにキャリーケースを置き、然るべき操作をタッチパネルで行うと「セルフで付けなはれ」と、タッチパネルの下から荷物用のタグが印刷されるのだ。それをキャリーケースに付けて再びタッチパネルを操作すると、今度は穴の上からケージが降りてくる。そうしてあとはもう私のキャリーケースは成されるがままに沢山ある貨物の一つとして扱われるのだった。

そんな訳でオロオロしつつ荷物を預け、怯えたようにさっさと保安検査を通った。

飛行機に乗り込むまで時間があるので本でも読もうと思っていたのだが、私はふと気付いた。保安検査を通った後の待合室が何やら豪華になっている。

以前のイメージでは無難なお土産がテキトーに陳列されたテキトーな店が数店構えている程度としか記憶していなかったのだが、今はどうだろう。喫茶店やお寿司屋さんがあり、お土産屋さんも品揃えが充実している。お土産のチョイスも良い。これは楽しい。

早めに待合室に入ったのでそれらを見て回る時間があった。どれも初めて見る、あるいは知っている店だけれど、ここでしか展開してないメニューがあったりもした。このように創意工夫を続けなければ商売も続かないのだと改めて思った。

朝食は家で桃をひとつ食っただけなので既に腹が減っていた私は、お茶漬け専門店に入った。

食べたのは鰻の蒲焼茶漬け。めちゃくちゃに美味かった。また食べたいと思うが、それにはまた飛行機に乗らねばならない。次もまたここに食べに来ようと思うし、店としては客にそう思ってもらえるようインパクトをできるだけ残せるよう工夫しているのだろうと思った。一杯1380円也。

食べ終わるとちょうど良い時間となった。いよいよ4年ぶりに飛行機に乗り込む。


今回の覚え書きはここまでにする。手首が痛すぎるし、話が逸れまくっている。しかしながら私が思い出したことなども書き留めておく。それも含めての旅行でありイベントだ。

良い夢を。

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