ときどき旅に出るカフェ #読書の秋2020
ツップフクーヘン、ドボシュトルタ、セラドゥーラ… 主人公 瑛子さんの身の回りで起こるちょっとした事件の手掛かりは、行きつけのカフェ・ルーズで出会う世界のお菓子たち。そんなおいしいミステリー小説が、近藤史恵さんの「ときどき旅に出るカフェ」だ。謎解きの楽しさはもちろん、珍しいお菓子にまつわる小さな発見の数々が面白い。
私自身、旅先であっと驚くようなスイーツに出会った経験はあまりないけれど、海外の友達へきっと日本にしかないものを渡したくて、お土産選びをしたのはいい思い出だ。期待通