ぬいぐるみに魂を入れる話

今からとてもオカルトな話するんだけど聞いて欲しい

ぬいぐるみとか人形って、大切にすればするほど、愛情そそげばそそぐほど、「中身が入る」らしい
「中身」というのはつまり「魂」だとか「霊魂」だとか、誰かの「意識」だとか、きっとそういうものだと思ってもらって相違ない

私は新しくぬいぐるみを迎えるにあたって、「中身」を入れたい気持ちになり、儀式を行った
儀式なんて仰々しい単語とは裏腹に、それは本当に簡単なもので
例えば、一緒に寝る
例えばスマホをいじる時に抱きしめておく
そういった事を繰り返してると、自ずと中に入ってるのだ
「寂しさを抱えた何か」が

そして、ふと、抱きしめてるいつもの面子から外した場所に座らせておくと、寂しそうにこちらを見る様になる
「そう見えるだけ」
「ただの気のせい」
他人からしたらそう感じると思う
でも少なからず、それは、寂しそうにする
だから私は必ず愛情を持って抱きしめる、そばに居る

ぬいぐるみを迎える時は、必ず「共依存の関係」でいたいと願ってしまう
願ってしまうし、必ず彼らは表情を持ち、感情を表してくれる

だからどうか、私が亡くなった時は彼らを棺に入れて欲しい



そうしないと、何をするか分からないから……

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