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遠くて近い「ラジオ」が好きだ



嬉しい時、楽しい時、私はラジオを聞く。


悲しい時、辛い時、私はラジオを聞く。



ラジオは、「声だけの世界」だ。
パーソナリティの声だけを頼りに、人となりを想像したり、今、どんな思いで話しているのかを考えたりする。
映像が無いからこそ、見えてくるものもある。



嬉しい事があった時、楽しい事があった時、私は、ラジオにメールを送る。

「この前、クッキーを作ったら、とても美味しかったです!」といった他愛のないことや、「私、結婚しました!」という、自分にとって大切な報告なんかも、文章に想いを乗せて報告する。


逆に、悲しい事があって、心が折れそうな時、辛い事があって、一人で泣いている時も、ラジオにメールを送る。
「誰にも話せない悩みだって、ちょっと遠くのラジオだからこそ言えちゃう現象」も起こるのだ。
もし、メールを送る元気がなくても、とりあえず、好きな番組に耳を傾けるようにしている。

ラジオを聞けば、嫌なことを全て忘れられる……と言いたいところだが、私の性格上、なかなか、そんな簡単に割りきることはできない。

しかし、ラジオを聞けば、笑ったり、癒されたり、楽しい気持ちになったりする。


せっかく生きているんだから、一日の中で、ちょっとでも笑顔の時間を増やしたい。

そんな思いで、ラジオを聞くこともある。



心が動いた出来事を、メールで投稿し、番組で採用されたら。


嬉しい事や楽しい事は、もっと嬉しく、もっと楽しい出来事に変わる。

悲しい事や辛い事は、荷物の重さは変わらずとも、心がちょっと軽くなる。


仮にメールが採用されずとも、「パーソナリティさん、私のメールを読んでくれたかな?読んでもらえてたらいいな」と考えれば、ちょっと心が軽くなるのだ。



遠くて、近い。

顔は見えないけど、ずっと側にいてくれる。



私は、そんなラジオが好きだ。

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