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香りで土と恐怖の感覚を掴む

こんばんは、皮肉です。
タイトルはなんぞや??となる方が多いと思います。
これはいま、またAROMA BLEND BAR様でサンプルを依頼して送っていただいた香りを試していて感覚を鼻に覚えさせている状況です()

テーマは『北欧神話のニブルヘイム』を香りで表現したいという何とも困るテーマ。
ニブルヘイムは北欧神話の9つの世界のうち、下層に存在するとされる氷の国。所謂死者の国とされているところです。
な~んでそんなのを表現したいねん…と思う方もいらっしゃると思います。
それは…女神転生のヘルとか、ロードオブヴァーミリオンというアーケードゲームのヘル…いわゆるゲームのヘルが好きなのです()デザインがっ!凄い!
(流石にイラスト画像とか載せる気はあまり無いので調べてください。。)
そんな彼女の棲む世界を、香りで表現したらどうなるか??という気持ちが9割と1割は暑くなるので冷たくなるような香りが欲しいという気持ちでした。

1つ目は私の希望した配合のブレンド。
香料の内容は、以下のとおりです。

eucalyptus/spearmint/andrane/galbanum/gin
gunsmork/marin/tabacco

もう1つはAROMA BLENDE BAR様の配合のブレンド。
香料の内容は以下のとおりです。

eucalyptus/spearmint/andrane/frescomentho
galbanum/gin/marin/mate/tabacco


ユーカリ等は追加料金でお願いすることが可能です。事前にLINE等でご相談していただくのが無難かと思います。私の場合は、ユーカリまたはシルバーファー(※それかパインのようなシャープで鋭い香りを希望していました)の使用を希望していたため、なるべくお伝えして追加料金のご連絡をもらいました。
今回のテーマの核になる表現は、『冷たさ』と『恐怖』。冷たさはスッとするシャープな香りである程度表現出来ますが、問題は恐怖。
恐怖にも色々な種類がありますので、どう表現するかとても悩みました。
例えば身体に危険が伴う、いわゆる死に近くなる身体的な恐怖なのか、或いは不安や心配に近い精神的な恐怖か…とても難しいと思います。一気に重くなる表現のため、冷たさを閉じ込めるようにスモーキーな香りで重圧をかけるのか…
身体にまとわりつくような泥のように土の香りで表現するか…こんなイメージでしたが結局どちらも採用する形にしました。

サンプルの感想としては、私自身のブレンドは全面的に冷たさ>>>>恐怖の比率の香りになりました。割合でいうと冷たさ8割の恐怖2割という感じ。
ひたすらユーカリとミントのシャープな香りがスンッと来ます。その後にシャープな香りを邪魔しないようスモーキーな香りがします。
ただ、時間が経つとどうしてもシャープな香りしか目立たないのがネックで、一貫していつまでもシャープ。スモーキーな香りに必要な香料の配合を誤った感覚が凄くて反省。

AROMA BLEND BAR様の配合はどちらかというと、冷たさ4割、恐怖6割と言う感想です。
シャープな香りはもちろん、マテの渋い香りがどーんと主張がすごい。、アーシーというかまさに泥のような香りです。
氷のような冷たい感覚に、泥のような香りがまとわりついて来て離さない感覚…これが一番表現したい感覚かなと思いました。
時間が経つとちょっと泥っぽさはなくなりますが、あまり強すぎてもニッチすぎる香りになりそうなのでこれくらいが丁度いい気もしました。

今までマテの香りを試したことがなかったので、渋さの表現がここまで出ると思ってませんでした。
もしかして烏龍茶とかの香りに近い感じですかね…
お茶系の香料ここまでガッツリ試したことないですが、今度からガンガン使ってみようとも思います。
緑茶とシトラス系で地元を表現する香りも面白そう。