メリット・デメリットで発想するならこれが便利「創具」+4
たとえば、アイデアを出したい課題があったとき、どのような切り口で考えればいいかわからない場面がありますよね。ぼくはそんな場面では、これから紹介する「プロコン分析」を最初に使用するようにしています。
というのも課題を明確にしやすいのと、強みと弱みがサクッと理解できるからです。良い面と悪い面を考えることで、何を増やすべきか何を減らすべきかがわかります。
プロコン分析のやり方
プロコン分析とは、1980年だから使われている考え方で、ざっくりな方向性を読み解くときによく使われる手法です。どんな物事にもポジティブな面とネガティブな面がありますから、それらを上手に把握してアイデアの発想に利用するのです。
プロコン分析のやり方はかんたんで、次のフローを踏むだけ。
1.悩みを記入する(断定口調で)
2.悩みのメリットを書き出す
3.悩みのデメリットを書き出す
4.プロコンの重要度を採点する
大事なのは、最大のメリットはなにか?そしてそのメリットをどう伸ばせるのか?そして逆もしかりで、最大のデメリットはなにか?そしてそのデメリットをどう抑えるのか?を考えること。
表で表すとこんな感じです。
プロコン分析が便利な理由
それは使ってみるとわかるんですけど、実際に書き出してみるとアイデアが浮かびやすくなる点です。
この表は「健康的な食事がしたい」というぼくの悩みを参考にしています。プロコンでやりたいことは、悩みを解決するための行動を起こすときのメリットとデメリットで具体化し、そこから相反する問題を導き出すこと。
言い換えると、トレードオフを明確にして、選択するときの視界を広げるのです。この表を見るだけでも、自分がどういう行動を取ればいいかは明確になると思いませんか?
そしてそれだけではなく、最大のメリットと最大のデメリットがわかっていますから、これらを上手に解決できる方法がないかを考えればいいのです。
ポジティブな方向へ持っていくアイデアを考える
要するに、プロコン分析の利便性は、この言葉につきます。メリットとデメリットを天秤にかけて状況を把握。そこから自分の目指したい方向性に進めるにはどうすればいいかを表を見ながら考えるのです。
もしこれが頭の中だけで行っていたら、的確にプロコン分析を行えないでしょう。紙に書いて可視化することで、現状を理解しやすく、かつアイデアも飛躍的に浮かびやすくなります。
それにこの分析を行うと、その悩みを考える必要があるかも判断できます。メリットとデメリットの重要度を合計し、その行動を行う意思決定にも使うのもOK。「健康的な食事をする」プロコン分析で、メリットの点数が上回っていたらとりあえずやってみるような形ですね。
色んな使い方ができるので、ぜひ試してみてください。
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読んでいただきありがとうございます。これからも読んでもらえるとうれしいです。