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クロノスPerformance「アラート機能」拡張リリース!

こんにちは、クロノスの小山です。
いつも当社製品をご利用いただきありがとうございます。
「クロノスPerformance」「クロノスPerformanceクラウド」(以下、クロノスPerformance)に標準搭載されている「アラート機能」が6月5日(月)のシステム更新(Rev.3.30)で機能追加されることが決まりました。更に「日次アラート」にも新たな機能が追加です。今回の記事では、リリースに先行してこれらの機能をご紹介していきます。

新規追加!週次アラート機能

以前ご紹介した、日次アラート機能のほかに新たに「週次アラート機能」が追加されます!従来からあるアラート機能についてはコチラの記事をご覧ください。

週次アラートとは

日次アラートと同じく、クロノスPerformance内のアラート機能に追加された機能で、タイトルの通り、週に対してアラート集計を行うことができる機能になります。

週次アラートの活用イメ―ジ(法定の労働時間、休日)

■ 週の勤務時間が40時間を超過した人の検出

(労働時間)
第三十二条 
使用者は、労働者に、休憩時間を除き一週間について四十時間を超えて、労働させてはならない。

労働基準法 第三十二条

■ 週内で1回以上の休日を取得できていない人の検出

(休日)
第三十五条 使用者は、労働者に対して、毎週少くとも一回の休日を与えなければならない。
② 前項の規定は、四週間を通じ四日以上の休日を与える使用者については適用しない。

労働基準法 第三十五条

週次アラートの設定

従来からあるアラート機能と週次アラートの画面は同じで、今回のアラート種類の項目から「週次」を選択できるようになります。
週次アラートでは、週の起算曜日を設定することができます。

起算曜日の設定|クロノスPerformance

集計タイミング

集計タイミングは日次アラートと同じで以下3つのタイミングで集計します。

  • 「アラートの自動集計」で集計

  • アラートの一覧の「再集計」ボタンで集計

  • X’sion(クロッシオン)との自動/手動通信時

集計詳細イメージ

例として下記を設定内容とした場合、集計範囲は画像内の枠の通りになります。

週の起算曜日:日曜日、締日:月末、集計日:15日

月跨ぎ
処理月の開始日(1日)が含まれている週の日曜日からを対象として集計します。

集計日
集計日(15日)を含む週を集計します。(週の実績に対して集計します。予測は行いません。)

集計結果を確認できる画面

集計結果は複数の場所で確認することができます。目的にあわせて管理しやすい画面でご参照ください。

個人別アラートの一覧

アラートの発生有無関係なく、社員の一覧からアラート発生状況を確認したい時にオススメです。
各項目でアラートの対象者は「〇」が表示されます。
週次アラートの場合は処理月のなかでアラートが発生した回数を表示します。

画面イメージ|個人別一覧アラートの一覧

数字にカーソルを合わせるとアラート発生回数と該当期間が表示される点も便利です。 この一覧は帳票出力することもできます。

アラートの一覧

発生しているアラートを一覧で表示します。
右側の帳票ボタンを押すと、帳票を出力することができます。
出力される帳票は、アラートの条件項目の設定画面の「表示設定」から選択することができます。

画面イメージ|アラートの一覧

「勤務処理」と「月集計処理」

「勤務処理」と「月集計処理」の画面ではアラート条件による絞り込み表示を行うことができます。
また、勤務処理画面では勤務データを確認しながらアラートの発生状況を確認することができます。
表示するアラート条件に週次アラートを選択しているときは、「週集計」にチェックをいれると、よりわかりやすく表示することができます。

画面イメージ|勤務処理

また、タブ内「日ごと」を選択すると対象日付でアラートは発生している対象者を一覧で表示することができます。氏名横に表示されている「⚠」アイコンにカーソルを合わせると画面を切り替えることなく、アラート対象期間を確認することができます。

X’sion(クロッシオン)でのアラート表示

各ページでのアラート表示イメージは以下の通りです。別途X’sion(クロッシオン)で設定が必要です。

表示イメージ|X’sion(クロッシオン)

さらにパワーアップ!日次アラートに新たな機能が追加。

日次アラート機能の紹介はこちらの記事をご覧ください。

現在日時から過去何日までの勤務データを集計するか設定して、結果をアラート通知できる機能が追加されました。集計範囲の設定はアラート設定画面から行います。

設定できる最大値は7日

週次アラートとの違いは何か

週次アラートでは起算日を設定しますが、日次アラートでは起算日を設定しません。現在日時から任意の日数分のデータを集計し、アラートすることができます。

日次アラートの新機能、どんな場面で有効?

外国人が有する在留資格により就労時間に制限がある場合、その労働時間のフォローにおすすめの機能です。
例えば、在留資格が「留学」「家族滞在」「特定活動」などで原則労働が認められていない場合でも、入国管理局から資格外活動の許可を受けることで1週間あたり28時間以内の就労が認められるケースがあります。
参考:出入国管理及び難民認定法施行規則(資格外活動の許可)第十九条

就労時間が28時間を超過したことが発覚した場合には、雇用者も労働者も罰則の対象になる可能性があります。

日次アラート使用例

以下の画像は、28時間超過を未然に防ぐために日次アラートを設定したイメージです。アラートが通知されたとき、翌日以降のシフト再検討を促す運用イメージです。

集計結果を確認できる画面は週次アラートと同様です。

「クロッシオンに送信する」とは?

アラート条件、設定項目のなかには以下のようなチェックボックスがあります。

「送信する」にチェックの入った日次アラートは、X’sion(クロッシオン)に送信されると各個人に通知されます。
「クロッシオンに送信する」にチェックを入れずにアラート設定するとアラート機能が「勤務処理」「勤務表」「月集計処理」などの場面でフィルター感覚で使用できるようになります。


今回はパワーアップしたクロノスPerformanceの機能をご紹介しました。いかがでしたか?今回ご紹介しきれなかった、その他のシステム更新情報は下記よりご確認いただけます。

今後も皆さまの働くところにあり続けるために、進化し続けてまいります!

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