花束問題概要

【花束配送問題(V1.2)】
ロットと在庫推移(日別の在庫数)の管理が必要な、比較的複雑な業務要件にもとづくモデリング手法比較用の標準問題。ユーザ要件について後述しています。

■事業と問題の概要
フラワーショップ「フレール・メモワール」は店舗売りとは切り離してWEBショップ事業を立ち上げた。WEBで注文を受け付けて、指定された日付に指定場所に花束を届けるという形態。

当初は受注も少なく手作業で管理出来ていたが、受注が増えるにつれシステム化の必要性が出てきた。「新鮮な花を大切な記念日に」を売り文句にしていることもあって、廃棄される在庫が多く、受注の増加にともなって利益が伸びていないため。

■回答方法
このビジネスのために、効率的な仕入・販売を支援する業務システムのモデル(回答者が通じている手法においてまとめられる各種図面)を作図する。当然ながら、実際のヒアリングでは、あらかじめ謳われている要件以外の要望やアイデアがいくらでも出てくるものなので、大きく逸脱しない限り、適宜ユーザ要件を補ったり修正してもかまわない。ただし、その際にはどのような補足や修正がなされたかをその意図とともに明示すること。

■ユーザ要件
商品と在庫について以下の要件が上げられています。

①花束の組み合わせは事前に「商品」として決めうちされている。1個の商品あたり、どの「単品(後述)」がどれだけ必要かも決められている。シングルレベルしかない部品表のようなもの。単品の在庫も含めて、保管場所は1箇所で、これが増える予定もない。

②花束の材料となるそれぞれの花は「単品」として管理される。「単品」はそれぞれ特定の仕入先から購入され、単品毎に品質維持可能日数が決められている。購入後にその日数を超えると結束には利用できずに廃棄されなければならない。なお、受注・出荷されるものは「商品」のみであって、単品がそのまま出荷されることはない。

問題のさらなる詳細は、下記URLをご覧ください。https://www.benkyoenkai.org/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%B3%E3%83%84/%E8%8A%B1%E6%9D%9F%E5%95%8F%E9%A1%8Cv1-2

さて、第1回 リファレンスモデル分科会での発表者は、
第一実業株式会社の、金子さんです!

分科会の様子は、次の記事でご紹介します。

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