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JR最長片道切符2022

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記事一覧

去りゆく者のために(JR最長片道切符の旅2022夏第3日)

 最長片道切符の旅も3日目に突入。今日は北海道最大の都市札幌と観光地小樽、ニセコ、大沼を経て新函館北斗へ向かいます。今日はちょっと観光色強めかも。ここまでの記事をまとめたマガジンはこちら。  この記事は2022年8月31日に投稿された「最長片道切符の旅~第3日~過ぎゆくもの(苫小牧~新函館北斗)」を再編集したものです。 ラッシュアワー 2022年8月3日、交通の要衝苫小牧の朝です。苫小牧はすでに札幌の通勤圏に含まれています。ですから、この旅で初めての通勤ラッシュに突入する

故きを温ねて(JR最長片道切符の旅2022夏第2日)

 昨日からいよいよ始まった最長片道切符の旅。前回の記事を見ていない人はそちらを先にご覧ください。   昨日は網走で終わりました。今日はまず釧網本線の始発で釧路へ向かいます。その後は根室本線、富良野線、函館本線、室蘭本線を乗り継いで、ルート外にある苫小牧を目指します。今日は釧路湿原や富良野といった北海道を代表する観光地を通っていく予定です。 雨の朝 2022年8月2日。午前6時の網走は気温14℃、降水量3mmの冷たい雨が降っていました。8月に10℃台とは今まで真夏日の東京で

うつしよ(JR最長片道切符の旅2022夏第1日-2)

 前回は最長片道切符のスタート地点である稚内駅にたどり着きました。ここから最長片道切符の旅がはじまります。  稚内へ到達した前回はこちらから、本シリーズの一覧はこちらからどうぞ。 最長片道切符の旅 昼1時少し前。改札が始まりました。まだ真っさらな最長片道切符に最初のハンコである日付印が押されます。きっと旅が終わったときには下車印で埋め尽くされていることでしょう。  今日はこれから特急サロベツで旭川、旭川からすぐの接続で特急大雪に乗り網走を目指します。  改札を抜けてホ

はじまりの街。稚内へ(JR最長片道切符の旅2022夏第1日-1)

はじめに みなさんは最長片道切符というものをご存じでしょうか。最長片道切符とは、鉄道を使って最も遠くまで行ける片道切符のことです。私は2022年8月にこの切符を使って旅行しました。これからその旅の様子を伝えていきたいと思います。旅の初日の今回は、最長片道切符の出発点である北海道の宗谷本線・稚内駅へ向かいます。  情報はなるべく正確性を期すように努めますが、googleの行動記録などを参照するため一部事実と異なる場合があります。また、2023年3月のダイヤ改正により列車の運行