趣味などにどっぷり浸かることを「ハマる」と言うことから、「○○沼」と表現したりします。「沼にハマる」とう元々の表現から派生したのだと思いますが、そもそも「沼」って何なのでしょうか。
沼の定義って
定義からすると、水深は5メートルということなのでそれほど深くはありません。いわゆる「〇〇沼にハマっている」人たちはかなり深みにハマっているように見えるのでイメージ的に5メートルは浅い気もするのですが、ここでは深さよりも「ハマったら抜け出せない」というニュアンスの方が強いのでしょう。(実際5メートルの沼なんて怖いくらい深いですが…)深さ重視で「海にハマる」ではイメージと違いすぎます。
草が生えていることも重要な要件の一つで、湖沼学上(湖沼学!)では水底にも植物があることが条件だそうですので、水底にも植物が生えるような土や泥のようなものが堆積していることになります。となると、より一層「ハマったら抜け出せない」というイメージが強くなります。
透明度が低いというのもポイントです。海の場合は透明度が高いイメージなので、より一層「〇〇海」では全くイメージがわかない。そもそも「日本海」とか「アドリア海」みたいになってしまいます。(まぁ「気仙沼」とかだってあるわけですが)はたから見たらよくわからないけど、一歩足を踏み入れた人は抜け出せない。そんなイメージなのでしょう。
英語で「沼にハマる」は?
外国語にも同様の表現に「沼」を用いることがあるのだろうか?調べる能力がないので、 Google 翻訳 で日本語と英語のキャッチボール翻訳してみました。
「沼にハマる」→"Addicted to the swamp"
"Addicted to the swamp" → 「沼に夢中」
「沼に夢中」→ "Crazy about the swamp" (以下、同じ訳の繰り返し)
これをみると「ハマる」は日本語の意味通り(「夢中になる」の意)に訳されていますが、「沼」については「沼」そのままの意味になっているので、ここでの意味としては「沼沼」の人のことを表現してしまっています。これはこれで面白い結果でしたが、おそらく沼を日本語と同じような意味で使うことは暗喩表現としては使っても、通常はあまり無いのかもしれません。
ちなみに、「ハマる」をひらがなで「はまる」として翻訳すると "Get stuck in a swamp" になります。本当の意味での「沼にはまる」になるわけです。これは面白いというよりも Google 翻訳の凄さに驚きます。
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