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二月兎的詞の標本箱

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言葉遊びの標本箱。 わたしの静かな水底には 柔らかな光の粒が ゆっくりと 漂っているのです。
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記事一覧

ドコカノダレカヘ。

あなたがおもってるよりも 世界はうんとキレイだよ。 あなたがおもってるよりも あなた自身は…

天国は、遠いですか。

きっと、あのこは笑ってるのに わたしはいつまでもいつまでも ぐずぐず泣いてばかりです。 で…

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しあわせな、掌。

きっと、そんな予定じゃなかったんだよね。 電話口で呆気なく泣いてしまったからだよね。 き…

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世界、の成り立ち。

このせかい、は おのおの違うせかいという名のシェルターに身を包まれてる人達の集合体。 そ…

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連星。

きっと、生まれた時からそうだった。 いつの間にか傍にいたね。 遠く離れていたって キミがそ…

シアワセってさ。

幸せ探しって、言うじゃない、よく。 でもさあ、わたしなんかそれ違うって思うの。 "え、し…

ルール。

大事な事。 俯かない事。 つまづいて立ち止まっても 凛としてる事。 ブレない事。 振り幅は大きく持つ事。 はじめましての人に会ったら、まずその人の良い所を見つける事。 愛されたら愛する事。 まっすぐに受け止める事。 呑まれない事。 本当に好きなものは譲らない事。 直ぐに決めつけない事。 否定から入らない事。 でも無理なモノは無理と伝える事。 頑固にならない事。 簡単に心は許さない。 でも許したらとことん許す事。 護ると決めたら護り抜く事。 全てできてるわけじゃないけど

光の中へ。

もし 今のあなたの 足元が暗くて 1歩も前に進めないとしても もし 今のあなたの 足取りがおぼ…

凛として。

水のなか。 漂いながら。 小さく唄う。 この聲の先に貴方がいるなら。 わたしはずっと、唄っ…

手に入れた、もの。

手に入れた ゆめを見て 嗤う。 掴んではダメ。 逃げてしまうから。 手に乗せるくらいで ちょ…

どこ、へ。

はなちるごご かすかにけぶるあめ そとにでてあるく かさももたずあるく ぬれてぬれてかなしく…

ほら。そこに光があるでしょう。

それは、何百もの夜を超えて光る、アナタの中に。 それは、幾千もの溜息の後に残された足跡の…

愛する事。

愛する事。 ただ、微笑む事。 ただ、頷いたり。 ただ、手を取ったり。 そんな小さな事。 愛…

ゆらり。

そうして気がつくと、蒼い影が幾つも流れては消える水底にいたのだ。 しんとしたその場所には 音もなく 聲もなく わたしをあんなにも苦しめたものそのものの存在すらない。 夢なのかそうでないのかもうよくわからない。 目を閉じても明滅するその影の中に ふと 懐かしい想いを抱いても 決してその傍には往くことはできない。 脚のないもののように 流されるがまま 私はいつしか浮遊して 漂うようになったのは何時の頃か。 蒼く仄暗い光の中には 私と同じく漂う者がいるが その姿は朧気で輪