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おはよう。最低の目覚めで起床。

羽毛布団が少し湿っている気がする。俺は鈍感すぎるみたいだ。昨日は変な夢を見ていた気がする。友達が2人ゲロった。終電を逃して半袖じゃ寒い風の中、首都をループで横断した。の後、俺もゲロった。その後できかけの曲を口ずさみながら気を紛らわせ、荒川を渡った。

起きたら下着しか履いていなかった。母親がリビングで仕事をしている。背中で俺を叱っていた。クソッタレ。グリーンデイのバンTと疲れたジーンズ、くだらない歌を聞くためのヘッドホンと定期を持って、二日酔い特有の不快な浮遊感を携えて、ドンキに行くような格好でもう授業のため出発するには遅い時間にゆっくりと家を出て行った。

パーカーがいらないほど外は暖かく、少し湿った風を舐めたら吐き気がした。裏の駐車場でえづいたら生唾しか出てこなかった。クソの起床。ファッキンゴミカス登校。余っているマックのバーガー引換券で昼飯を買い、ポテトをむしゃむしゃ食べながら駅に向かった。いつもより京成線は混んでいて、どうしようもない不快感をくだらない音楽で紛らわせ、お茶の水に乗り込んだ。楽器街から4ビートが聞こえてきて少し焦った。俺の今日の恰好は文京区とミスマッチしていた。どうでもいい。全てどうでもいい。くだらない1日。

学校に人は少なかった。友達が常に2、3人いるより1人の時間があったりすることが新鮮だった。今日はあまり人と喋らなかった気がする。考えることが増えた。好きによく触れた。タバコとか、音楽とか、ギターとか、ジョジョとか、服とか、空とか、自然とか。二日酔いの気だるさから少し考えた。

酒は俺を包む全ての事柄をぼやけさせて、自分を浮き彫りにさせてくる。木版画のように自分を主体としてその他の物事の関係性を削り取る。刷って印刷した自分が1番濃くよく映る。自分主体になってしまう。俺の周りに映る解像度の高い景色は良い関係性や自分を作るために1番重要なものだろう。それを"雰囲気"と定義するなら、"雰囲気"こそ自分自身だろう。さっき書いた好きな物事、この住んでる街と夜中に響くサイレンの音、夜の公園、ラーメン屋、焼き鳥屋の匂い、大学、友達、家族、洗濯機の音、電車の発車音。全て俺の構成要素だと思った。辛さに任せて酒を飲んではいけない。構成要素からこの人生あそんでいこう。少しの"雰囲気"も取りこぼさずにあそんでいこう。

そう反省したくだらない1日でした。


あとさっきコンビニで職質ごねったにいちゃんが応援よばれて、警察10人くらいかけつけてパトカー乗せられてったのは今日一おもしろ出来事だった。おわり。

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