'23 宝塚記念 (血統傾向と予想)
こんにちは。
海外競馬しか書かない人になりつつありましたが、春のグランプリということでメモ書き程度に残しておきます。
能力面ではイクイノックスが一枚抜けているとは思いますが、主に血統面において穴が探れないかという魂胆です。
傾向
過去の傾向から鍵となりそうなのは Nasrullah の血ですが、その中でも特に強調できるのが以下3つ。基本的に5~6代内で見ています。
①Mill Reef≒Riverman (Nasrullah+Princequillo)
②Seattle Slew, Secretariat, Mitterand (Bold Ruler+Princequillo)
③Blushing Groom (Nasrullah + Wild Risk)
今年の該当馬
①Mill Reef≒Riverman (Nasrullah+Princequillo)
②Seattle Slew, Secretariat, Mitterand (Bold Ruler+Princequillo)
③Blushing Groom (Nasrullah + Wild Risk)
予想
上記の血統傾向のうち2つ以上該当しているのは 2,7,13,15,16 の5頭。
冒頭のスタンス的にはこの中から選ぶ形で ◎ジオグリフとします。
そもそもイクイノックスが生涯で先着されたのは2頭だけで、その片方が本馬。その皐月賞では外有利の馬場を活かして先行した福永Jの好騎乗が光っただけに、以降の不振で人気を落としているのでしょうが、単75倍はやりすぎかと。
不振の内訳は超高速決着のダービー、パンサラッサの大逃げで馬群が実質超瞬発力戦となった秋天、3歳ながら初の海外遠征となった香港C、直近2戦はサウジC→ドバイWCの海外ダートGI連戦で、どれも見直しは利くと思われます。
タフ戦になりやすい宝塚記念は本馬には向くはずで、サウジCの追走などを見ても外前からスムーズに運べれば皐月賞の再現はあるでしょう。
トラックバイアスが外に向けば僥倖で、懸念材料は鞍上だけ。
ダブル本命ぐらいの気持ちですが、対抗は ○カラテ。
東京新聞杯勝ちなどマイル中心に使われていましたが、昨年の新潟記念で中距離に転向して重賞2勝目。そのまま秋天は0.7秒差6着、JCも0.7秒差8着と人気以上に善戦し、不良馬場となった今年の新潟記念で重賞3勝目。
前走鳴尾記念は内から先行したものの、やや外伸びの馬場とラスト前壁気味となったことで9着に凡走。着差としては0.5秒差であるから大敗というわけではないでしょう。もう少し走ってほしかった面もありますが、単100倍ならば狙う余地はあると思われます。
トラックバイアスが内に向けばそれで良し、外に向けば荒れ馬場を苦にしない本馬ですから、逆を突いて内から抜け出せるなんてことがあれば面白いのでは。
単穴は ▲ディープボンド。
4歳以降×和田J の条件であれば、出遅れて内の馬にぶつけられた中山金杯以外は掲示板を1度も外していない本馬。
昨年の本レースで前受けした内容が強く、その昨年とほぼ同じローテで臨んでくるのも好感が持てるかと思います。
外の逃げ馬を上手くいなして運べれば、悲願のGIタイトルに手が届く資格はあるでしょう。タフ戦になればなるほど本馬にとっては向くはずです。
以下、秋天→有馬→ドバイSCと思ったより成長が早かった △イクイノックス。血統傾向的には該当しませんが、全てを無視して圧倒するだけの能力は十分。
ルメールJならばリカバリーはしてくるでしょうが、超タフ戦になるか、荒れた内に閉じ込められて何もできないのが波乱パターンかと思われます。
△ジェラルディーナはオールカマー→エリ女→有馬の連続好走で本舞台は向きそうも、全て展開や馬場に恵まれた感が強く前日評価はここまでとしました。
大阪杯で勿体ない競馬をしていた分ここは上昇ありそうも、オッズにも織り込まれているので単系でないと狙いづらい感はあり。
抑えるならば、血統的には向かないものの阪神は鬼の 注ダノンザキッド、皐月→ダービー→菊が相当強いものの近走大敗がやはり気になる 注アスクビクターモアまで。プラダリアは乗り替わりがなければ印を打つ価値はあったかと思います。
ということで暫定の印は以下の通り。
馬券は当日の諸々やオッズを見てから考えますが、印上位3頭どれかが来れば……という感じになるとは思います。
土曜は無事タコ負けのため、日曜で資金回収しつつメインで当てて〆たいところ。
夏競馬は毎年良い思い出がないので秋にお会いすることになるかもしれません。
それでは良い週末を。
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