【全員公開】試験直前の焦りや不安の解消法について
小学校受験お疲れさまです。
もう試験直前ですね。この本当の直前期の焦りや不安の解消法についてお話します。
1.ペーパー対策で大事なこと
夏休みは塾の講習などで難度の高いペーパーをたくさんやったことでしょう。
この時期は、もう一度基本を見直しましょう。
難しいペーパーを2割、基本的なペーパーを8割を目安に行ってください。過去問ばかりにならないようにすることが重要です。
私も東大入試直前は、あまり過去問はやりませんでした。もうやりきっていたということと、この時期に無理に頑張るよりも体調を優先したためです。何度も繰り返した予備校のテキストやノートを何回も見直して、早寝早起きだけに気を付けていました。
この時期は勉強しても伸びませんので、難しい過去問ばかりやると逆に解けなくて親子ともに不安と焦りが増してきます。
自信を保つためにも、お子さんが得意なものを毎日数枚入れてください。
長時間机に向かうのではなく、毎日1時間短期集中をこころがけましょう。
2.ノンペーパー対策について
ご家庭ではノンペーパーの課題を毎日行うことをお薦めします。
毎日ペーパーをやらないと勘が鈍るように、手先や体もすぐなまるものです。
月水は絵画、火木は巧緻、パパがいる土日は運動・・・などご家庭の事情にあわせてスケジュールを組みましょう。
午前はペーパー、午後はノンペーパー・・などルールを決めるのも良いと思います。
巧緻はママのお手伝いをすることですごく鍛えられます。炊事、洗濯、掃除など、定期的にお子さんと一緒にやりましょう。
お手伝いを入試直前にすることで「お手伝い何やってるの?」という面接対策にもなります。
3.子供がスランプになった時の対処法について
この時期に、スランプに陥ってしまう子もいます。
これまで全力で駆け抜けてきて、疲れがピークに達するからです。
その場合、勇気を出して1週間くらい何もやらない選択肢もアリです。思い切ってお教室も休んでください。
数日経ったころお子さんのほうから「プリントやりたい」「お教室に行きたい」と言ってくるケースがほとんどです。
復帰したあとは不思議と調子がもどります。
また、子どもが先生役になるのも効果的です。
家庭学習のとき、お子さんが先生になり親がペーパーをすると、良い気分転換となります。子どもは先生役をするのが大好きなのです。
この時期になりますと、子どもの方がペーパーの解き方についてプロ級となっており、良い先生となってくれます。
4.親のストレス対処方法について
合格するためには親が平常心でいることが本当に大事です。
冷静さを失ってお子さんをつぶしてしまうご家庭を数多く見ています。直前期なのに難しい過去問ばかりをやらせて、解けないと怒鳴り散らすんですよね。
それでは子供がつぶれてしまいます。
そのため、親のストレス対策も考える必要があります。
漠然と不安でたまらないときもあると思います。ストレスを抱えていない親はいません。
他のままは余裕があるように見えるのかもしれませんが、そう見えているだけです。
今感じている不安は具体的にどんなことですか?漠然とした不安なのではありませんか?
漠然とした不安で悩むのは非生産的です。具体的に何が心配なのか、冷静になってノートに書き出してみましょう。
アナログな方法ですが、これはうつ病治療にも取り入れられている方法であり、自分の不安を書きだして明確にすることで、「なーんだ、たいしたことないじゃないか」と再確認できるのです。
そして、もし解決できるものがあれば、それを一つ一つ解決していくのが近道です。
5.子どもを叱ってしまうとき
「どうしてできないの!?」「こんなのもできないなんてダメね!」
口だけでなくて手まで出そうになってしまうこともあると思います。
そういうときは机に鏡を置きましょう。自分の顔を客観的に見ると少し冷静になれるはずです。我が家でも受験期は鏡を常においていました。
そして、お子さんが寝たあと、赤ちゃんだったころの写真を見てください。
健康にここまで大きくなってくれたことに感謝しましょう。
試験の合否なんてどうでもよくなります。世の中には難病で苦しんでいる子どもがごまんといます。
6.1週間前からの過ごし方
家族のふれあいをしっかりもつことが大事です。
理想的な生活、理想的な家庭像を意識しながら生活しましょう。
普段お忙しいお父様も、思い切って仕事を休んで、子どもと触れ合う時間をつくってください。子どもが動物好きだったら、動物園へ連れて行ってください。水族館が好きでしたら、水族館へ連れて行ってください。
風邪をうつされたら困るから、と一週間幼稚園や保育園を休む方がいらっしゃいますが、あまりおすすめしません。普段と同じ生活をしてください。
いつもと違う生活をすると、お子さんの緊張が増してしまいます。
6.試験前日の過ごし方
試験前日は親子ともに緊張の極致にあります。
消化の良いものを食べ、早く寝てください。これで体調面は問題ないかと思います。
それでは、メンタルを上げるにはどうしたらよいでしょう。
繊細なお子さんには、親は明るくふるまいましょう。
「ひろゆきはホント今までよく頑張ってきたね!ママはうれしい!明日はわからない問題はでないから大丈夫!」
親の笑顔がお子さんの笑顔につながります。
「ドキドキしないお薬よ。」とご飯にふりかけをかけてあげたりするのも効果的です。プラシーボ効果と言います。
子どもっぽいお子さんには、親は適度な緊張感をあらわしましょう。
お子さんの気持ちが抜けてしまわないようにするのが大切です。
・お話をよく聞くこと
・一生懸命やってくること
・最後まであきらめないこと
このような、明日の試験でこころがけることを確認してください。
大人びた精神年齢が高いお子さまは、明日がどのくらい大事な日かを理解しています。
親はどんと構え、平常心でいれば大丈夫です。
7.試験当日にぜひやってほしいこと
朝食のメニューは、よく面接で質問されます。
ですから、印象に残る一品を加えるのがおススメです。そこから話が発展して、朝食の話題だけで面接を乗り切れるケースもあります。
簡単なプリントを2枚くらいやってから出かけるのも効果的です。「できた!」と良いイメージで出発できるものを選びましょう。
入試に向けての日々は、楽しいことや感動もある一方で、それ以上につらいことや悩むことが多いと思います。
しかし、あとひと息です。親子仲良く協力しながらがんばってください!
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