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【慶応幼稚舎の課題図書】「福翁自伝」の新たな願書例(1)

いつもお世話になっております。

「福翁百話」については、100話分の願書例を執筆しました。ドレか選んでいただいて、チョイチョイと加工すれば、非常に良いものが出来ます。

そこで、今回は永遠の幼稚舎の課題図書である「福翁自伝」を新たに書いてみようと思います。慶応幼稚舎の先生も、毎年コピペの願書を読まされて可哀そうだ、と言うのがその理由です。

「福翁自伝」の願書の文字数は、およそ500文字です。

私がここで「福翁自伝」の骨組みとして350文字の文章を作成しています。そこに、各ご家庭のエピソードを150文字で加えれば、完璧な願書が出来上がります。さて、目が覚めるような「福翁自伝」で、針をとおすような幼稚舎の枠を狙って参りましょう!!!!

使用書籍は、「福翁自伝」(講談社学術文庫)とします。こちらは(角川ソフィア文庫)のように内容がカットされていないためです。

【対象とする話題】
福澤先生は、幼い頃に大阪から中津藩に引っ越し、そこでほかの中津藩の子たちとは一切なじめませんでした。しかし、兄弟仲が良く、両親も無理に子ども中津藩に染まろうとはしませんでした。江戸時代の田舎ぐらしと言えば、周囲に染まらなければ上手く生きていくことは難しいものです。それにも関わらず家庭の教育方針を曲げず、子どもたちを気高く育てたことについて大いに尊敬しています。

【願書のお題】
「お子様を育てるにあたって『福翁自伝』を読んで感じるところをお書きください。」

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358字
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