見出し画像

【つの版】忍殺TRPGリプレイ小説・ライナーノーツ17

 おれだ。溜まったのでやる。2週間ほどで7エピソードがPOPし、キャラや時系列がコロコロ変わるのでわかりにくいが、だいぶ整理されてきた。どのキャラやチームも大概月にひとつかふたつ程度のミッションをこなしている計算であり、一年間も生き延びて手柄を立て続ければ、シックスゲイツ級にのし上がれるようだ。別にニンジャを殺すのが仕事ではない。毎日のようにニンジャを殺しているニンジャスレイヤーの頭がおかしいのだ。

前回◇ ◇総合目次◇ ◇時系列

【ヴィチットル・マーヤー】

 タイトルは『バーフバリ 伝説誕生』の曲「Kaun Hain Voh」の歌詞からであり、『ラーマーヤナ』においてラーヴァナが唱えたとされるシヴァ神讃歌「シヴァ・ターンダヴァ・ストートラム」からの引用だ。ヤクシニー=サンの方では太母神カーリーが顕現したし、ナーギニー=サンがブッダを守護るムチャリンダ龍王のようだったのでそうした。

 前後編に分けてもいいが、さほどの分量でもないのでひとまとめだ。ザイバツのネオサイタマ駐屯組の末端で出世もクソもない出自なため、比較的にしろ自由に動けるし、ソウカイヤの末端ニンジャを素性を隠して救出することすら可能だ。地下にいたのは元シナリオだとニンジャふたりだが、他人のオリジナルニンジャで名鑑100人目をとるのもなんかな、と思ってオミットし、代わりにブラックメイル=サンを公式データから持ってきて、片方はモータルとしてみた。実際動かすと結構手強かったが、ライトニングウォーカー=サンがハッカーニンジャらしいところを見せて脱出できた。果たして地下で何が行われていたのか、おれにもわからない。オナタカミの秘密兵器でも作っていたのだろうか。備えよう。

◆Kaun Hain Woh Kaun Hain Woh◆

◆Kaha Se Woh Aaya◆

【エスケープ・フロム・NS】

 タイトルはThe Weekendの曲、というかジョン・カーペンターの映画からだ。ニンジャスレイヤーやNSPD49課から逃げ、ネオサイタマの外へと脱出する。ニューロサージ=サンもそういやNSだな。

 要は原作エピの再現&救済シナリオだ。ベイン・オブ・ソウカイヤと化したフジキドは恐ろしく、そこらのサンシタではなすすべもなくやられるが、幸い範囲攻撃で一撃死するほど理不尽ではなく、頑張って逃げれば逃げ切れる程度には調整されている。それも何なのでレオパルド=サンには原作通り重傷を負わせた。ランタンシャーク=サンは前もドトン・ジツでNSPDの包囲を脱していたし、こうした時には便利がいい。セッションでやるとゲームバランスを崩壊させかねないが、おれの次元ではこうだ。

 なんとか生き延びてレオパルド=サンが舎弟になったものの、このままだと地獄の猟犬がやってくるのでドサンコに遠征させてみる。ちょうどバジリスク=サンが暴れ出したし、ソニックブームやフロストバイト、ベアハンターたちやサボターも交えてドサンコ・ウォーをやってみるか。他にも動かせるニンジャがいくらかいたはずだ。

◆Escape From◆

◆LA◆

【ウェイク・アップ、ユー・アー・インヴェイデッド】

 タイトルはトリガー社のアニメ『SSSS.GRIDMAN』のOP「UNION」の冒頭の歌詞からだ。これは訓練でもリハーサルでもない。侵略しているのはこっちの方だが、巨大ロボがでてきてUNIX光を放ったりする。

 そろそろオナタカミやアマクダリを絡ませたくなり、面白そうなシナリオがあったのでやってみた。三人でやればもっとラクだろうが、緊張感があってもいいだろう。ハンドガンやカラテミサイルを外せば即座に発見されるのでドキドキしたが、幸い命中してくれた。デモゴルゴン=サンはワザマエが低いままならヤバかったな。せっかくだから試作兵器S.D.M.S.を出して見たが、サンシタに毛が生えたようなニンジャふたりでは勝ち目がないので逃げに徹した。チーム・ブラックマンバとかなら倒せたかも知れない。

 そして明かされるデモゴルゴン真実。詳しくは名鑑カードに書くが、実際彼女はカンザキ=サンとかをモデルのひとつにしている。名前は日本神話の「アメノサグメ」からだ。古事記にも書かれている。アマミヤにすると声がでかくなりそうなのでアメミヤとした。ワタナベ=サンめいたイマジナリ家族という可能性もあるが、たぶん実在するだろう。ニンジャでも幸福な家庭を持つやつがいてもいいじゃないか。ファイアシーフ=サンは火事場泥棒の悪党だが、デモゴルゴン=サンは家庭を壊す気がなく、彼女をNTRうとすればブッ殺されてしまうに違いない。

◆君を退屈から◆

◆救いに来たんだ◆

【ウェルカム・トゥ・ケオス】

 タイトルはアニメ『ドロヘドロ』のOPからだ。なんかアニソンが多いが気にするな。ウェルカムトゥようこそネオサイタマ。ナウクラテー=サンは記念すべきオリジナルニンジャ名鑑100人目なのでいろいろ盛ってみた。

 コトダマ空間への入門は、前にインパーミアブル=サンがやってたが、今回は完全にチュートリアルということで、シナリオ0を参考にして電子メキシコライオンと戦わせてみた。ハッカーニンジャの動かし方が多少わかってきた気がする。Discordでの解説によると、メキシコライオンは車両ぐらいの大きさがあるらしい。ほとんどヒグマだ。だがコトダマ空間に完全没入すると、ナウクラテー=サンでもフクスケミサイルを二連発して瞬殺できる。なんと恐ろしいことだろう。そして神話上ではナウクラテーはダイダロスのヨメなので、恋愛脳でラブメンテナンス重点させてみた。ユンコめいたサイバーゴス少女がダイダロスのヨメになってナンシー=サンに挑む、という妙なことになるわけだ。どうなることか。ユンコもどこかで出してもいいな。

◆混沌の沼◆

◆沈め◆

【アイ・オブ・ザ・タイガー】

 タイトルは『ロッキー3』の主題歌からだ。目玉を狙うアイスティーラー=サンがボスで、ジュミカとメキシコライオンが復讐の機会を狙っている。虎でなくてライオンという点に目をつぶればぴったりだ。

 キルキラーとヴェノムパピヨンのコンビをそろそろ動かしたいが、なんかないかと思ってシナリオを探すと、よさそうなのがあった。ヤクザクランの名もデッドリータヌキなので、ブラッドタヌキと繋がりがあるに違いない。アミーゴ君は元シナリオだと動物園から盗まれたとあるが、ヤクザクランだしもともと飼っていたのだろうと思ってそうした。復讐の理由づけにもなろう。さすがにメキシコタヌキにするのはどうかと思ったのでライオンだ。

 ヤクザの事務所簡易版なため、探索自体はさくさく進む。ヴェノパピ=サンが「魅了」持ちになったのでメキシコライオンもイチコロだ。ニンジャの大部分はほ乳類だし、たぶん効くだろう。決戦では重サイバネヤクザも出してみたが、突撃させると頭部痛打&カナシバリであっさり倒されてしまったな。ブンシン・ジツは面倒だが範囲攻撃でデコイは払える。ガチでやるなら5×5マスの遠い場所にブンシンを置けばいいのだが、面倒だから本体と隣接して配置し、デコイが消えたところにメキシコライオンを突撃&連続攻撃させて始末させた。インガオホーでスカッとした。

 ヴェノパピ=サンが重点されてキルキラー=サンの活躍が少なめなのが気になるが、ここからアタバキ・ブシド・ハイスクールへ入ってさらに女子高生重点になり、女子高生収容所とかラスガとかをやるかも知れない。フィルギアはどう絡ませようか。

◆虎視◆

◆眈々◆

【ゲット・レディ・トゥ・フェイス】

 タイトルはアニメ『ゴジラ S.P<シンギュラポイント>』のOPの歌詞からだ。カイジュウじみたニンジャスレイヤーに挑むので、歌詞がよく合っている。フジキドからソウカイヤやラオモトを見てもこんな感じだろう。

 チーム・ヒップも随分強くなり、シックスゲイツにノミネートされてもいいぐらいになってきた。彼ら自身に自覚はあまりないため慎重なままだが。そんなわけでついにスゴイタカイビル屋上へ潜入だ。どうなることかとビビっていたが、三人がかりで攻め立てればベイン・オブ・ソウカイヤも意外と苦戦させられた。実際ダークニンジャやヘルカイトらが連携すれば撃退できているから、シックスゲイツ級が束になって攻めかかれば勝てない相手ではないのだ。伝説の「チーム・サキガケ」だって勝てたわけだしな。

 このまま体力を0にしてナラクをオハヨさせてもよかったが、なんかアレなのでナンシー=サンを介入させた。ダイス・ブッダにより都合よくインパーミアブル=サンが家族の写真を、ハウスバーナー=サンが生首を見つけたので、反応もそれぞれだ。もしインパーミアブル=サンが無慈悲に祭壇を破壊し、写真を奪い取っていたなら、フジキドはそれを取り返すまで必ず戦い抜き、インパーミアブル=サンを爆発四散させていただろう(キルズのイクエイション=サンのように)。だが、そうはならなかった。ここから死神がチーム・ヒップを個別に襲って来ることも考えられるが、どうなるだろう。

◆腰が引けちゃうけど◆

◆Fight For Right◆

【コミュニケーション・ブレイクダンス】

 タイトルはニコ動とかで有名な例の曲だ。こないだマークスリーとコトブキが見事なコミュブレをやらかしたので思い出した。ダンスをするしディスコミュニケーションが発生するし、殴るしナイフが深く刺すしで採用した。

 これも原作エピの再現シナリオだが、おれの次元では既にスコルピオン=サンは爆発四散が決まっているので救済とかはない。ヤマダ・ヨリトモ=サンやイチタロウが生き残ったり、ニンジャ化して蘇生したりも(たぶん)していない。酒とヤバレカバレの勢いとはいえ、モータルにしては凄まじいカラテマンであった。状況的にニンジャになりかけていたのかも知れんが、爆発四散はしていないので違うのだろう。実際なってもおかしくはない。

 ナンシー=サンもモータルのくせにニューロンとジツ値(ハッカーニンジャ)が超高いのでヤバいが、この頃はまだ「ベイン・オブ・サーペント」からあまり時間が経ってないし、これほどの能力はなかったかもだ。無論ニンジャふたりに襲われては勝ち目がなく、やむなく自分を人質にすることでどうにかサヴァイヴした。最後はフジキドとスコルピオン=サンの一騎討ちでシメだ。原作本編では尺の都合かあっさりやられたものの、手練れなのでガチでイクサをすればフジキドにも結構ダメージを与え得る。メキシコに吹く熱風に包まれてあれ。彼のミームは残っていくことだろう。

◆怒るこたないじゃん◆

◆殴るこたないじゃん◆

今は以上だ。また溜まったらやる。次はニンジャ名鑑だ。

【以上です】

つのにサポートすると、あなたには非常な幸福が舞い込みます。数種類のリアクションコメントも表示されます。