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【つの版】忍殺TRPGリプレイ小説・ライナーノーツ26

 おれだ。溜まったのでやる。リプレイをやりまくっているうちにみな相当強くなり、シテンノやグランドマスター、ニンジャスレイヤーやリアルニンジャでも、ある程度はなんとかなるほどに成長した。こうなるとぶつける敵も相応に強くせねばならず、チーム・ヒップに至ってはフジサンでカツ・ワンソーの復活を阻止できるかどうかという状況だ。あまりインフレするのもどうかと思うので、どこかで殺すかナーフするかしてもいいかもだ。

前回◇ ◇総合目次◇ ◇時系列


【ストーン・フリー】

 タイトルはジミヘンの名曲だ。石化ジツを使うニンジャと戦い、囚われたモータルたちを解放するのであっている。本来は「ガチで自由」ぐらいの意味だそうだが。なおストーンオーシャンはNetflixでのアニメ放映が12/1からに迫ってきた。備えよう。

 ローテがあいつらに回ってきて、オムラ案件のビズがあったので遣わしてみた。ムカデと言えば武田信玄だ。トラップはナイトフライトに「トラップ解除技術」をつけたらあっさり突破されてしまったので、もう少し難易度を高めてもよかったかもだが、精神力は結構削れた。ボスのゾウメイカーはエレファントを作ってると勘違いしかねないのでスタチューにし、手練れニンジャ三人相手でも立ち回れるよう強化した。いろいろ小細工もしてみたが、やはり拘束がUHでぶっちぎれると弱いな。UH2にするか、拘束しなくても石化ジツをぶっ放せるようにしてもよかったかもだ。最後っ屁でトドメを刺したやつにノロイをかけさせたがあえなく失敗した。それなりに手傷も負わせたし、よしとしよう。

◆石◆

◆自由◆

【シェイキング・マインド】

 タイトルはZARDの名曲からだ。揺れるオモイを体中で感じるし、夢の中で歩き続けるし、やつが忍び足で近づくし砂浜だし、運命の出遭いで自分が変わってくし、完全に合っている。なんで合うんだ。

 ついにおれの次元にもスペルバウンド=サンが登場した。元シナリオではイグナイトたちも参戦するがややこしいし、チーム・シャープウォーカーに挑めばブッ殺されかねないため、思い切ってシテンノ二人を投入した。しかし脳筋でユメミル・ジツとは相性が悪く、特にアロンダイト=サンは無防備なのであっさりやられた。トドメを刺したのはレッドゴリラだから仕方がない。なお壁に激突したブラックドラゴンが拘束脱出直後に移動しているが気にするな。カラテだ。このままシテンノを倒し、スペルバウンドをソウカイヤ入りさせるのもどうかと思ったので、オモイ・ニンジャが出てきてカナシバリを放ち、一人勝ちとした。これぐらいには強いだろう。

 ネオサイタマにはデンパルスと知り合いになったエーリアスがいたはずだが、彼女がパープルタコと接触してしまったのだろうか。でもイグナイトは彼女とは別にいるし、エリちゃんの肉体はどうなるのか。あるいはキョートでシルバーキーと接触してスペルバウンド化し、ネオサイタマまで逃げてきたのかもだが、いまキョートとネオサイタマの間はああなってるし通れるのだろうか。なにもわからないが、とにかくそういうことになっている。彼女もフジサンに来たりするかも知れない。備えよう。

◆揺れる◆

◆オモイ◆

【ジ・オーメン・オブ・メイルシュトローム】

 タイトルは『ソード・ワールドPC』のオープニングテーマからだ。ロードス島やクリスタニアを含む世界「フォーセリア」は、北欧神話めいて始源の巨人から生じたとされている。だが秩序の神々と混沌の神々が相争い、原初の世界の調和は破壊されたという。ニンジャ神話は北欧神話と類似しているとブラッドレー・ボンド氏によっても証明されている。カタナ使いやナイフ使いがイアイやSFSで戦うし、ちょうどよかろう。

 チーム・ヒップ2/3とヤモトがフジサンへ向かっている。ヒデリ・ニンジャをも倒したこいつらに勝てそうなのは、神代のリアルニンジャだ。ゴグウ・ニンジャはちょうどカトン使いでフジサンと相性も良さそうだし、そもワンソー派だから因縁もある。しかしバトル・オブ・ムーホンが起きた時、シ・ニンジャはどうしてたのだろうか。自分のドージョーが戦場にされて腹を立てたのか、このイクサの後でシ・ニンジャがフジサンを管理することになったのか。ザヴとバーキーの冒険で何か明らかになるかも知れない。

 ゴグウ・ニンジャをやや強化させてぶつけてみたらこうなった。鎖クナイは命中しにくいし、敵を引き寄せるし、拘束はヤモト以外にはすぐぶっちぎられるだろうし使いにくい。ならばとカトン・ジャンプで爆炎を振りまき、カトン・パンチの赤熱貫通でカラテしまくれば、アトモスフィアが上昇するほどヤバくなる。ヤモトがまともに食らえば死ぬため、回避ダイスと手数の多いハウスバーナーがかばうしかなく、躱しきれなくなればこうなってしまうわけだ。手数が多いゆえ返り血も受けやすく、バケモノめいた体力があるわけでもないしな。しかしこのままだと全滅して世界がヤバいので、DKKの高まりを察知してニンジャスレイヤーがWasshoiした。ところが敵もさるもの、フジキドすらほぼ相討ち状態でやられてしまい、ついにナラクがオハヨしてトドメを刺した。モー、どうなっちゃうの?

◆SWORD◆

◆WORLD◆

【グッド・ラック・バッド・ラック・フー・ノウズ】

 タイトルはハワード・ジョーンズの曲の歌詞からだ。原作小説のタイトル「レッド・ハッグ・ザ・バッド・ラック」に対応させてみた。禍福はあざなえる縄のごとし、サイオー・ホースだ。珍しく原作キャラしか出てこない。

 ヘヴィなのが続いたので、軽いやつをやろうと思ってやってみた。おれの次元ではデモンハンドが生き残り、レッドハッグともどもソウカイ・シンジケートに所属するようになったため、冒頭のシーンで出逢わせてみた。ウニパンクス青年は誰かいい人が見つかるさ。パンダモヒカンはPicrewで作れないためパンダマスクにし、表情が見えないことで異様さを重点したが、ニンジャにかかれば瞬殺だ。次いで襲ってきたニンジャ兄弟はそこそこ強かったが、デモンハンドがいるうえレッドハッグが相当強く、あっさり殺られてしまった。だがミョルニール=サンはアサルトヤクザを六体も連れていて相当危険なので、原作どおり急いで逃げるしかなく、ワイバーン=サンはシテンノ級にヤバいため、レッドハッグが一騎打ちをしてもこうなる。ともにニンジャスレイヤーといい勝負を繰り広げるほどの実力者なのだ。

 ならばとマッタをかけて時間稼ぎをし、あいつらのリフレインでアンブッシュをかけた。幸いシャドウドラゴンはまだいないし、ケツモチがでかいためソニックブームに面倒事を押し付け、ひとまずめでたしだ。流れ的に「ヒア・カムズ・ザ・サン」に続きそうだが、ミョルニールやワイバーンもオトシマエをつけるために襲ってくるだろう。ニンジャスレイヤーはフジサンにいるし、ソウカイヤに味方とかしないだろうし、相応の戦力が必要となる。誰を行かせようか。

◆Good Luck◆

◆Bad Luck◆

【シャイニング・ブライト・オン・アワー・ネイティヴ・ホーム】

 タイトルは椎名林檎の曲「NIPPON」からだ。燃える炎とともに風雲児がいざ出陣し、ソウカイな気分は誰も奪えないし、勝敗はたぶんそこで待っている。何よりも速くニンジャが今を蹴って飛びかかり、淡い死のにおいが不意に接近する。アドレナリン・ブーストしてブリッジ回避しろ。

 シックスゲイツの「六人」のひとりを囲んで殴るシナリオだが、ヘルカイトは公式シナリオでブラックドラゴンに捕まったし、ソニックブームはちょくちょく現場で戦ってるし(書類の山に埋もれてカロウシしかけるよりは現場の方が好きだろう)、ウォーロックを襲わせると大変なことになるので、プロミネンス=サンを久しぶりに登場させた。アデプトの手練れやマスター級で囲んで殴れば殺せるだろうが、それも何なのでニュービーのサンシタを三人カチコミさせた。即応ダイスやアドレナリン・ブーストを使わせれば、サンシタでも結構戦えるものだ。危ういところでプロミネンス=サンが意地をみせ、見事に三人をブッ殺した。無傷とはいかないが大したものだ。元シナリオではフジオがシックスゲイツの加勢に来るし、今回はこうしてみた。フジサンでキンカク接近級のイベントが起きているのに、ハガネ・ニンジャ憑依者が行かないのもアレだろうし(アナイアレイターはどうしてるのだろうか)、プロミネンス=サンはマグマ・ニンジャクランでフーリンカザンもある。かくして次々とニンジャがフジサンに集ってゆく。どうなるの?

◆日◆

◆本◆

【ラーン・スリケン】

 タイトルはニンジャスレイヤーフロムアニメイシヨンのED曲のひとつだった8ottoの「SRKEEN」の歌詞からだ。ニンジャは出ないしスリケンは投げないが、謎めいたレリックアイテムとして出て来る。しかもハッポーだ。

 もう少し軽いのはないかと思っていたら、モータルPC用のソロシナリオがPOPしたのでさっそくやってみた。野郎ばかりもむさ苦しいので女性だ。元シナリオではヒラタ=サンもゴウジマ=サンに射殺されてしまうが、もったいないのでヒロインとしてみた。カヌマ=サンとワキダモ=サンはナムアミダブツだ。元シナリオではワキダモ=サンも邪悪だが、この次元ではこうなってしまった。誰が真犯人かシャッフルしてみてもよかったな。そんなこんなでニンジャ化することもなく生き残り、ハッピーエンド……かに思えたが少々不穏にしてみた。これから何かヤバいことが起きるかも知れない。

◆忍◆

◆星◆

 今は以上だ。また溜まったらやる。次はニンジャ名鑑だ。

【以上です】

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