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【つの版】忍殺TRPGリプレイ小説・ライナーノーツ24

 おれだ。溜まったのでやる。ニンジャのしわざで急に寒くなったがダイジョブだろうか。おれはすでに逆噴射小説大賞へパルプを二発撃ったので割と余裕がある。njrpgリプレイだろうとつのpediaだろうと、日々なんかを書いて出力していればそれなりにカラテがつくものだ。撃ったからには続きを書いて完成まで持っていければ一番いいが、日々リプレイやつのpediaを出力しているため、その中でいろいろ消化してしまうな。

前回◇ ◇総合目次◇ ◇時系列

【ザ・ワールド・ニーズ・ユー】

 タイトルはアニメ『トミカ絆合体 アースグランナー』のOP「世界が君を必要とする時が来たんだ」を縮めたものだ。溌剌!ショタが出てバトる!みたいなアニメのようだが詳しくない。今まで不遇だったロックプラネット=サンに必要とされる場所と仲間ができたのであっている。

 ローテ的にそろそろあいつらを動かすか、と思ったので、動かせそうな舞台のシナリオをみつけて投げ込んだ。ロシアンヤクザというと忍殺的には過冬だし、AoSではすでにシンウインターが君臨しているものとした。ソウカイヤと敵対していればザイバツニンジャを受け入れるぐらいはするだろう。シルバーナイトとエッジビショップは前に海釣りしていてバイオ海産物とは縁がある。過冬から出せそうな海辺のニンジャというと、あいつがいるな、となったのでシャークイーター=サンが姿を現した。ランタンシャーク=サンとコンパチだが全く無関係だ。敵はサイコロの出目次第で変わるが、今回はこうなった。結構ヤバい敵でもニンジャ5人で囲んで殴ればなんとかなるものだ。アンフィビアン=サンは少々あっけなかったかな。

◆キズナで◆

◆合体◆

【メイク・デビュー】

 タイトルはウマ娘の曲からだ。手練れになったニンジャチームといえど、アイドルのバックステージに上がるのは初めてだろう。コトブキもいるのでオイランドロイド繋がりだし、タコもいるのでちょうどいい。なんでこいつらは海産物と縁があるのだろうか。タコタコアブナイ。ウマとは無関係だ。

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 NERDZを蹴散らしタコマシンをブッ壊すバトルシナリオで、ニンジャの敵はいないが、タコマシンがヤバかった。原作のようにニンジャスレイヤーを投入するとさらにヤバいだろうがやめておく。Picrewでネコネコカワイイを作ってみたら実際結構可愛くできたな。NERDZどもが狂うのもむべなるかなだ。コトブキ=サンもアイドル装束を纏ってうまぴょいとかするといい。

◆響けファンファーレ◆

◆届けゴールまで◆

【シャンクス・ナイトメア】

 タイトルは十返舎一九のパルプ小説『東海道中膝栗毛』の英語タイトルである「シャンクス・メア(膝が牝馬)」をもじったものだ。悪夢をもたらす夢魔ナイトメアはしばしばメア(牝馬)と結び付けられたという。ザ・リーサルウェポンズの例の曲がしっくりくる。弥次喜多は江戸から京都へ向かうが、これはキョートからネオサイタマへ向かっている。

 ニンジャスレイヤー世界の日本では、ネオサイタマからキョートまで数千マイルあり、飛行機や新幹線で七時間かかるという。いかに神話的とはいえ少々問題なので、途中に磁気嵐の問題があって十倍ぐらい距離感覚や時間感覚が引き伸ばされるとすればどうだろうか。なにしろヴァレイ・オブ・センジンとフジサンの間だから、Y2Kの影響でオヒガンとオーヴァーラップしていても不思議はない。キョートが独立できたのもそのせいかもだ。そして、そこをシ・ニンジャ憑依者であるヤモトたちが東へ進むとなれば、西遊記ならぬ東遊記であり、古事記にも書かれたヤマトタケルの東征めいた神話となろう。チーム・ヒップの二人は弥次喜多めいてもいるし、悟空や八戒めいていなくもない。途中でイビルヤモトが出てきたり、なかなか面白い旅路となった。となるとボスのヒデリ・ニンジャが出るのは、ヤマトタケルが炎に囲まれた焼津でなければなるまい。元シナリオどおりのデータでやると相当に強く、危うく開幕で死にそうだったが、なんとか打ち倒してくれた。どうもフジサンで何か起きているようだが、磁気嵐の荒野でアマクダリがなんかしてたアレの影響だろうか。備えよう。

◆弥次◆

◆喜多◆

【オンリー・ロンリー・グローリー】

 タイトルはBUMP OF CHICKENの名曲からだ。グロリファイアーがオンリーでロンリーになるし、人の渦の中で戦うし、なにを憎めばいいと問いかけられるし、手で触られると光が出るし、殺したのは他ならぬヤツだし、蠱毒を知ったからまた出会えたし蠱毒じゃないのでおおむね合っている。

 二つのシナリオと『スズメバチの黄色』を混ぜたらこうなった。「不審ヤクザクラン調査」の方はやや複雑だが、なんかアレに似てるなと思って繋げてシンプルにしてみた。チバ=サンも守られてばかりでもなさそうだし、ノボセと同じく「采配能力」持ちで立派な一戦力としてみる。グロリファイアーものこのこ姿を現さずに隠れてデストロヤクザを淡々と特攻させればよかったのだが、彼はヤクザを見下すタイプだったので運の尽きだ。論戦に負けたらヤクザたちがけしかけられてアブナイだった。たぶんザイバツかアマクダリの指令を受けてケオサキを荒らしていたのだろう。地理的に結構重要な場所ではあるし、ソウカイヤのヤクザチームが駐屯していてもおかしくはない。オナタカミ本社要塞への潜入ミッションとかもありうる。

◆オンリーロンリー◆

◆グローリー◆

【デア・ブッダ・ヴーフェルト】

 タイトルはアインシュタインのコトワザ「かの年老いた者(神)はサイコロを振らない(Der Alte würfelt nicht)」をもじったものだ。TRPGではブッダもオーディンもあの男もサイコロを振らなければならない(振らないでやることもできるが)。同じ名前のバンドもあるようだな。

 あいつらが暇していたし、前回は報酬がなかったのでやらせてみた。うちの次元でサイコロと言えばダイスマンだから、あいつが占いの結果持ち込んだとした。出目によってはかなりデッドリーな状況にもなるが、幸いそれなりに楽な出目になったようだ。パーガトリーは相性が悪い敵と当たった上に無から増援が出現してカンワイソーだが、この次元でのあいつにこの記憶はあるのだろうか。最後の敵はカラフルなマンバ族だったので、因縁深いデンドロアスピス=サンとし、外法のせいでジゴクへ落ちて苦しんでいるとしてみた。これならキルキラーたちが選ばれた理由として至極もっともだ。ただブラックマンバ=サン最新版のコンパチにしたところやたら強く、タツジン二人がかりでも相当苦戦したので、途中でMEXICOに転移させてライオンに襲わせたりしてみた。シアツのバフがなければヤバかった。

◆エル プサイ◆

◆コングルゥ◆

【ハコネ・エイトマイル】

 タイトルは滝廉太郎の名曲「箱根八里」のもじりだ。エミネムの半自伝的映画『8 Mile』ともかけている(実際境界を超える話だ)。日本の1里は約4km、1マイルは1.6km余だから縮んでいる。九十九里浜は約66kmだが1里が654mだった頃からの地名なので問題ない。99マイルだと158.4kmになる。

 そういうわけで、ゆかり車ならぬユカノ車だ。元シナリオだとニチョームへ遊びに行ったりタノシイだが、うちのユカノは妙に苛烈なので、目を据わらせてまっしぐらに目的地へ向かう。助手席にアクセルベタ踏みのナンシーもいるのでどうしようもない。彼女たちもまたフジサンへ向かい、ハコネの関所を越えようとする。そこへザイバツニンジャたちが立ちはだかる、というわけだ。ヘルパトロール=サンは囲んで殴ってあっさり爆発四散させたものの(バンブーエルフにバンブーがある場所でイクサを挑むなかれ)、ティンバージャック=サンがやたらと硬く苦労した。車を起こして轢殺してもよかったが、幸いユカノがドラゴン・トビゲリめいた殺人キックを繰り出してスレイしてくれた。実際油断ならぬ強敵であったことだ。

◆前にタイガー◆

◆後ろにバッファロー◆

◆8 Mile◆

 今は以上だ。また溜まったらやる。次はニンジャ名鑑だ。

【以上です】

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