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逆噴射プラクティスまとめ

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【ゴウランガ】三宅つの、逆噴射小説大賞2023最終選考に残る!

 ドーモ、三宅つのです。おれだ!ついさっき結果発表があった。大変だ!  さすがに大賞はのがしたが、納得の選考だ。おれがピックアップしたやつもいくつかあるが、例によって大賞作品はピックアップしてなかったので、おれの目利きの不明を恥じるばかりだ。おれのも幸い最終選考作品に1発が残り、逆噴射先生からコメントをいただいた。2018年の初回ぶりだ。  これですごい価値がこいつには付与された。逆噴射先生の、選考スタッフの方々の、なにかに触れたのだろう。そしてたまたま、今回の選考の基準

【速報】三宅つの、逆噴射小説大賞2023第二次選考を通過!【ゴウランガ】

 ドーモ、三宅つのです。おれだ。ついさっき発表があった。大変だ!  そういうわけで、ついに中間発表だ。noteをなんとなく開いたら右上のベルマークに通知が来たので、ふと見てみたらおれの応募作品が1つ収録されていた。最後に通過したのは2020年で、2021年と2022年は1つも通過しなかったから気楽に構えていたが、結構ビビったな。通ったのはこれだ。  続きは書いていないが、ライナーノーツは書いているので読め。もう1発の方はなかなか出て来ずに焦って撃ったため、我ながら微妙な出

【義経北行遇鉄木真】#パルプアドベントカレンダー2023

序 文治5年(1189年)閏4月30日夜。奥州藤原氏の長・泰衡は、源頼朝の再三の要求に屈し、500騎を派遣して源義経らが住まう衣川館を襲撃させた。館の主・藤原基成は密かに逃げている。義経の手勢は音に聞こえたつわものばかりなれど、わずか10数名。衆寡敵せず、義経の命運はここにきわまる。 「取り囲まれたか」おれは兵馬の音を聴きつけ、笑いながら溜息をついた。平家を滅ぼし、京都で栄光に満ちていたおれが、数年後にはこの有様とは。まこと諸行無常、因果応報。たとえおれの首を差し出そうと

◆気がついたらスキをつけていた「逆噴射小説大賞2023」作品まとめ05◆

 おれだ。溜まったのでやる。おれもいろいろ忙しく、気がついたら逆噴射小説大賞の締め切りから1週間あまりが経過していた。ライナーノーツやピックアップも出て来ているな。識者によると最終的には290発に達し、昨年より30発多く、参加者も16名増えたという。10/28には180発だったから3日間で110発も増えたのか。おれがピックアップしたのは10分の1に過ぎない。おまえもどんどんピックアップして徳を積め。 ◆∞◆ なんか一発目「夜山踏み」の評判がよく、しばしばピックアップ戴いた。

◆気がついたらスキをつけていた「逆噴射小説大賞2023」作品まとめ04◆

 おれだ。溜まったのでやる。いよいよ今年の逆噴射小説大賞も終盤だ。開始から3週間で180発ほどが撃たれているが、最終日には例によって無数の銃弾が降り注ぐだろう。まだ撃っていないやつはとにかく書いて撃て。自分でいまいちと感じても、誰かには刺さるかも知れないし、続きを書き続ければメイクマネーできるようになるかも知れない。800とは「無数」を意味すると古事記にも書かれている。書かなければ数はゼロのままだ。  ようやく二発目を撃ち、ライナーノーツも書いた。おまえもやれ。 ◆∞◆

【つの版】「逆噴射小説大賞2023」応募作品・ライナーノーツ

 おれだ。二発撃ち終えたのでライナーノーツだ。今回も試し撃ちはせず、おれなりに脳みそをひねって出してみた。おれのすきなものをかけ合わせたり、おれの過去の作品をかけ合わせたり、左右のバランスをとったりしてできている。続くかどうかはわからない。撃ってないやつは撃て。  昨年のはこれだ。 一発目:夜山踏み 日本伝奇だ。いつぞやXに流れて来た「夜山踏み/ヨヤマフミ」というネタが面白そうだったので、いろいろ調べてやってみた。香川や徳島(讃岐や阿波)のほうに伝説があるそうだ。与市とい

新しい契約

「すごいね。金貨だ」  おれはそれを革袋から摘みあげ、灯火で照らしてしげしげと眺める。 「下々じゃあ、大の大人が日がな一日働いて、やっと銀貨一枚の稼ぎ。休み日もあるから、月の稼ぎは銀貨二十枚。金貨に換算して、たったの二枚だ。それが……」  柱に縛られた中年男が、苦々しげに遮った。 「目端の利く市民なら、その倍は稼いで妻子を養っている。ちなみに私はその数十倍だ。動産や不動産から不労所得が入り、それを投資し運用している。貴様らのような根無し草の悪党ではない」 「で、そのカ

◆気がついたらスキをつけていた「逆噴射小説大賞2023」作品まとめ03◆

 おれだ。溜まったのでやる。開始から2週間で、すでに128発を超える銃弾が発射されている。おれも初日に1発撃ったが、忙しかったりで2発目がなかなか出てこない。まあ1発は撃てたし気楽にしていよう、などとのんきしているとサボテンの陰からトレホがスリケンを投げてくるので油断するな。逆噴射小説大賞応募作品を完結させたのを賞に出したら受賞して書籍化した人も出たらしい。おまえも商業デビューしてメイクマネーしろ。  快挙! おめでとうございます! ◆尸◆ 一発目。サイバーゾンビ サイ

◆気がついたらスキをつけていた「逆噴射小説大賞2023」作品まとめ02◆

 おれだ。溜まったのでやる。開始から1週間で、すでに100発近い銃弾が発射されている。前回は10日で100近くだったので去年を上回るペースだ。初めて参加するやつらも結構おりすごいが、今回はなんか常連ばかりを選んでしまったな。今年も2発しか撃てないので1発にカラテを凝縮し、よく狙って撃て。おれも1発目を撃った。そろそろ2発目もやらねばなるまい。読んで感想行為するのもプラクティスのうちだ。おまえもやれ。 ◆灰◆ 一発目。Re:End 百合だ。エロスとタナトスが渦を巻き、耽美な

◆気がついたらスキをつけていた「逆噴射小説大賞2023」作品まとめ01◆

 おれだ。逆噴射小説大賞2023がやってきた。祭りの空気に心うきうきしてやりたくなったので、今年も勝手に逆噴射ピックアップを行う。おれが勝手にやっているだけで、公式とは一切関係がないし、ピックアップされたからっておれの作品にスキをつけたりサポートしたりしなきゃいけないことも全然ない(していただければ感謝致します)。選ばれなくても気にするな。おれも気にしない。応募作品でない通常の記事は、また別にやる。  開始から1日半ほどで、すでに40発以上の銃弾が発射されている。今年も2発

夜山踏み

 女は片眼を矢で貫かれ、血を撒き散らしてのけぞった。恨めしい表情を向け、断末魔の声をあげる。 「殺生な!」 「猟師は殺生するもんや。迷わず成仏せい」  夜一は油断せず、弓に次の矢をつがえた。女は仰向けに暗い淵へ倒れ込む。水音は立たず、そのままスッと沈んで姿を消す。水面には赤黒い血と、大きな鱗が浮かんできた。 「蛇か」  夜一は舌打ちした。蛇はしぶとい。恨みを買った。だが、しばらくは動けまい。夜一は弓弦をびぃん、と鳴らし、再び黙々と山道を歩み始めた。秋の月は雲間に隠れ、

◆気がついたらスキをつけていた「逆噴射小説大賞2022」作品まとめ04◆

 おれだ。溜まったのでやる。応募期間も締め切りを迎え、総数260発もの銃弾が撃ち込まれた。1週間前には150発だったから110発も増えたわけだ。おれの2発を合わせて、だいたい1割近くはピックアップしたことになるな。おまえもどんどんピックアップし、ライナーノーツや続きを書いたりしろ。結果発表は来年になろう。CORONAやDORITOSがもらえなくても気にするな。おれも気にしない。RRRを観て熱くなれ。 ∞ ピックアップをしたらピックアップされたのでここにピックアップする。徳の

【つの版】「逆噴射小説大賞2022」応募作品・ライナーノーツ

 おれだ。二発撃ち終えたのでライナーノーツだ。試し撃ちはせず、準備した銃弾は忘れて、一週間ごとに脳みそをひねって出してみた。おれのすきなものをかけ合わせたり、おれの過去の作品をかけ合わせたり、左右や男女のバランスをとったりしてできている。続くかどうかはわからない。撃ってないやつは撃て。今回はあまりふざけないよう真面目にやったので、全体的にシリアスめになった気がする。手応えや反応は、どれもまあまあだ。  昨年のはこれだ。 一発目:ほろびん様 日本伝奇だ。時は10月、ハロウィ

◆気がついたらスキをつけていた「逆噴射小説大賞2022」作品まとめ03◆

 おれだ。溜まったのでやる。前回から1週間、開始から17日ほどで、すでに150発以上の銃弾が発射されている。月末の締め切りまでは1週間もない。まだ撃ってないやつは、思いついたらとにかく撃て。やる気はやれば湧いてくる。その手に持ってるGUNの引き金を引いてみろ。おまえの錆びついた脳ミソのエンジンに油が回り火が灯り、MEXICOの風が吹く。銃弾がいつの間にか充填され、熱が湧き出してくるのを感じるはずだ。  おれの二発目はこれだ。あとでライナーノーツもしよう。おまえもやれ。ピック