経済用語

【半導体】(はんどうたい)

電気をよく通す「導体」とほとんど通さない「絶縁体」との中間の性質(抵抗率)を持つ物質や素材のこと。シリコンやケイ素、ゲルマニウムなどが代表的。また、そうした半導体を使ったトランジスタやダイオード(ディスク リート半導体部品)や多数のトランジスタ等を組み込み配線した集積回路を慣用的に「半導体」と呼ぶことも多い。 電子機器・装置の頭脳部分で中心的役割を担い、情報の記憶、数値計算、論理演算などの情報処理には欠かせない ものとなっている。

【2進法】(にしんほう)

普段、一般的に使っている数の表現法(10進法)とは異なり、「0」と「1」だけを使って表す表現法。桁の一番右 側は「1(2の0乗)の位」、右から2番目が「2(2の1乗)の位」、3番目は「4(2の2乗)の位」、4番目は「8(2の3乗) の位」となる。デジタルでの情報処理は2進法で行なわれている。

【真空管】(しんくうかん)

ガラスなどの容器内部を限りなく真空に近づけ、電極を封入した電子管。陰極を加熱して熱電子を放出し、電気信 号の増幅、整流、発振などを行なう。以前は音を増幅させるためのオーディオアンプやギターアンプなどに利用さ れていたが、現在ではほとんど使われていない。

【トランジスタ】(とらんじすた)

3つ以上の端子(電極)を持つ半導体素子(能動素子)。電子回路で信号を増幅したり、スイッチングしたりできる。 小型で軽量なため、真空管の代わりとして電子回路、特にデジタル機器(現在では多くの家電などにもデジタル機 器が内蔵されている)などに広く用いられている。

【DRAM】(でぃーらむ)

「dynamic random access memory」の略。パソコン等のメインメモリなどに使われている読み書き用半導体メモリ。

【中国製造2025】(ちゅうごくせいぞうにせんにじゅうご・ちゅうごくせいぞうにーまるにーご)

2015年に習近平氏が発表した中国の政策。2025年までに中国が世界の製造強国の先頭グループ入りすることを目

指すとした。次世代情報技術や新エネルギー車など10の重点分野と23の品目を設定し、製造業のそれぞれの国産比 率の目標を定めた。

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