実質賃金

【実質賃金】(じっしつちんぎん)
名目賃金(実際にもらえる賃金の額面金額)に対して、インフレ率を考慮した値。名目賃金指数を消費者物価指数で除して求める。物価の変動を加味した数値なので、賃金所得者の実際の購買力を知ることができる。例えば、名目賃金が1割上昇しても、同時に物価も1割上昇すれば、購買力(財やサービスがどのくらい買えるか)は同じなので、実質賃金は同じということになる。名目賃金が下がったとしても、物価がそれ以上に下がれば、購買力は上がるので、
実質賃金は上昇する。

【付加価値】(ふかかち)
総生産額から原材料費、外注加工費、燃料費、消耗品費、仕入高などを差し引いた額。生産によって新たに付加された価値。減価償却費を含めないで計算したものを純付加価値、原価償却費を含めて計算したものを粗付加価値という。

【アイヒマン】(あいひまん)
1906-1962。「Otto Adolf Eichmann」。ナチスドイツの親衛隊員。ゲシュタポのユダヤ人移送局長官として、強制収容所への移送の指揮的役割を担った。第二次大戦後、アルゼンチンで逃亡生活を送り、1960年にイスラエル諜報特務庁(モサド)に捕まり、イスラエルに連行される。裁判で死刑判決が下り、絞首刑となった。

【国民負担率】(こくみんふたんりつ)
国民所得に占める租税負担と社会保険料負担の合計の割合。

【アウグストゥス】(あうぐすとぅす)
前63-後14。「オクタウィアヌス(オクタヴィアヌス)」。古代ローマの政治家。共和政ローマの政務官、ローマ帝国初代皇帝。ユリウス・カエサルの姪の息子。カエサル暗殺後に遺言により、相続人・養子となる。内政に力を入れ、ここから長く続く「パックス・ロマーナ」と呼ばれる平和な時代を生み出した。

【ノーブレス・オブリージュ】(のーぶれすおぶりーじゅ)
「noblesse oblige」。身分の高い者にはその身分に応じた社会的責任と義務があるという欧米社会の基本的道徳観。もともとはフランスの貴族は貴族の身分にふさわしい振る舞いをしなければならないという意味。

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