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【ネタバレ有】Avengersを見届けてきた話

遂に。遂にやってきたこの日。

アベンジャーズが、終わる。

これが一体何を意味するのか、コミックスでの流れを踏まえたり数多の言説が飛び交っていましたね。
(ファンとしてはこうやってあーでもないこーでもないっていうのが超楽しい)

衝撃のIWから1年。待ちに待ちました。
3月のキャプテン・マーベルで、どんな奇跡も起こせるのではという大いなる期待を抱かせてもらって迎えた今日。

本当に本当に。最高の作品だったなと、心の底から思える内容でした。月並みですが、今ままで追いかけてきた方々はきっと同じ気持ちのはず。

※以下盛大なネタバレを含みますのでこれから観る予定の人は回れ右でお願いします※

ホークアイから始まるとは思わず。これが2代目ホークアイかなぁとか呑気に観てたら、サノス指パッチン(以下TYP)とリンク。この消失の演出めちゃくちゃ切ないですよね。

キャプテンマーベルに拾ってもらって無事地球に帰って来れたトニーとキャップが話してるだけでまず泣けた。

呆気なくサノスが殺されちゃったの驚いたな。
TYPの代償で弱っていたとは言え。

先月キャプテンマーベルを観たとき、確かに戦闘力はずば抜けて高いから物理的な意味でのサノス撃破はいくらでもイメージできてたんだけれど。失った半分の生命をどうやって戻すんだろうっていうところ、気になってました。

タイムストーンはサノスの手中、ストレンジも消失してるから魔法で時間は戻せない。

そしたらやってきましたね、アントマンが!

量子世界のお話がこうやって活きるんですね。
キャシーがすっかりお姉さんになってたのもまたびっくり。トニーにもめっちゃ可愛い子どもがいて、「新しい世代」に移っていくんだなっていう印象が。あのトニーが、こどもをね、、しかも超イイお父さんしてる。

今の家庭を大事にしたい思いからタイム泥棒作戦への参加を断るけど、あのキッチンでのシーンでまた泣いた。

何もしなくて良い訳がない。スパイディを喪ってるんだよね、、、

決心したトニーが基地でさ、キャップと語るシーン、、こっちまでソワソワするなんとも言えない距離感なんだけれども、仲直りしてさ。盾を返すところ。
シビル・ウォーではああなっちゃったけど、いつかまた同じ方向を向いて戦う日が来ても良いようにトニーがちゃんと盾を管理してたの、ものすごいグッときた。

お互いに嫌いな訳じゃない、尊敬もしてる、でもちょっとした立場の違いで同じ方向に歩めなかったこの2人がさ、、お喋りしてるの尊すぎて。何回でも観たい。これまで一緒に戦ってきた日々と、離れて別々で戦ってた日々と。どっちもを観ている神様視点の私の感情は込み上げざるを得ません。

今回の要である
タイム泥棒作戦さ、これもう往年のファンへの大サービスてんこ盛りで最高だったね。エンシェントワン出てきたの嬉しかったな。ガーディアンズオブギャラクシーのクイルが歌ってるオープニングなんかも出てきてさ。凶暴だった頃のガモーラからやり直しにはなっちゃったけど、また会えて良かったね。

そしてトニー、お父さんに会えて良かったね、、(ここでも泣いた)

なんかちょいちょいトニーにフォーカスされてて、どこかで何かを予感してしまう。目を背けたい未来がやってくることを。

ところでホークアイがすっかり必殺仕事人になっちゃったのはともかく、日本でしかも真田広之と戦ってたのなんか笑っちゃったな。それにしても海外から観た日本って、2019になってもあんなブレードランナーに出てきそうな感じの街並みなんですね。

ナターシャ、、、、、、なんで、、、、、

まさかここで1人失うとは思わなくてびっくり。

皆が悲しむ中、ソーが

「お前ぇら何悲しんでんの??ナターシャもあとで生き返らせればいいじゃん」

って某ジャンプ漫画で後に神龍呼び過ぎが仇になってGTという続編が出る作品みたいなこと言ってたけど、違うんだよね。もう彼女は戻らない。

ナターシャは残念だったけど、なんとか石を揃えてさ。
いざすべてを帳消しに、ってところで昔のサノスに勘づかれるっていうのがいいよね。時間を越えても、結局サノスにぶつかる。

いよいよですよ。
ここで、ハルクが指パッチンした時に戻ってきたメンツが次々に合流するんだよね。

いやーいいよね。続々と。
ブラックパンサーを見るとさ、ブラックパンサーっていうよりつい「陛下!」って思ってしまう。

シビル・ウォーの空港での衝突も、IWでサノスの配下とワカンダの兵士たちの総力戦も見応えあったけれど、今回のは本当に本当の総力戦で、凄かったね量もメンツも。全員が同じ場で戦ってた。

-アベンジャーズ、アッセンブル。

いつの間にかペッパーさんもスーツ来てたし、シュリちゃんそんな軽装で前で過ぎでは大丈夫???とかスパイディが即死モードで戦ってたりキャップがミョルニル使って暴れてるTUEEEEEEEとかファルコンのあの羽って刺すこともできるのかとか、もう見所有りすぎて大変素晴らしかったのですけれど、やっぱりね。

スパイディとトニーがハグするシーンよね、、

「降りろ」じゃなくて、ちゃんとしたやつ。
良かったねトムホ、、ハグしてもらえたね、、、、

サノスが押されて、自軍ごと爆撃しろとかいう無茶な命令のあとにあったさ、砲台が急に明後日の方向を向いて
「一体何を撃っているんだ・・・?」からのそういえばしばらく退席してたねキャプテンマーベル!!!がご帰還されてドッカンドッカン戦艦ぶち抜いていくの超気持ち良かったね。キャプテンマーベルもっかい観たいね。

で、

ですよ。トニー、、、、、、、、、、

ドクターストレンジの、あのジェスチャー。
これが約1400万分の1の、我々が勝利する未来だと告げられた。あれはどこまでを指していたんだろう。

トニーがやるところまでだったのかな。誰かが、だったのをトニーが咄嗟にやったのかな。

私は、アイアンマンかキャップかと言われたらアイアンマン派なんです。シビル・ウォーでもそうでした。キャップがどうという理由ではなくて、アイアンマンが好きなんです。

エイジオブウルトロン然り、シビル・ウォー然り、その他諸々、確かにエゴが強くて反感も買ってしまう人物でした。アイアンマンは誰もが認めるヒーローにして天才エンジニアですが、彼はただの人間です。

きっかけは不慮の事故ですが、あのアーク・リアクター作成からすべてが始まりました。

そしてNYがチタウリ軍に襲撃され、そのときは何とか退けましたが、今後もあるかもしれない未知の脅威から人々をどう守れば良いか?という悩みが頭から離れず、いつ何時も心休まる時がありませんでした。スーツがマーク50まで改良されてますしね、まさに病的。アイアンマン3とかでペッパーさんからも指摘されてましたね。

超人的な力を持たない彼は、頭脳を駆使してひたすら自分の力で、スーツやガジェットの改良という形でずっと戦ってきました。もう決して若くはない身体で。
(だからバットマンも好きなのかな)

備えてきたのに、サノスに負けてしまった。止められなかった。どんなに絶望したことか。

そして惑星タイタンでの戦闘で、トニー以外皆消えてしまったこと。自分が残ってしまったこと。どんなにつらかったことか。

嫌みも言う、尊大な態度も取って反発も生む。ナターシャ曰くエゴが抑えられないように見えてしまうのかも知れない。

だけどトニーはいつも、人々を守るために率先して戦っていました。もちろん皆そうなんだけれども。
NY決戦の時も、捨て身の覚悟で核弾頭を持って行きました。ウルトロンは、上手くいかなかったけど、、、シビル・ウォーは、制約は受けるけれどもチームでいられることを優先しようとしました。

そういう彼の人となりを、これまでのMCU作品から感じ取っていたので彼が最後に選択した行動は、やはりあなたがそうするんだねと。納得せざるを得ません。悲しいですが。家族ともっと過ごしたかったろうにね。。。

-私は、アイアンマンだ。

ちょっとこの辺、涙と感情が溢れて何か見逃してる恐れがあります。

トムホがさ、、最期駆け寄ってくるところさ、、、
もうつらくて、、、

-あなたが勝ったんですよ、スタークさん。

(号泣)

追悼式にピム博士来てたのも良かった。

エンシェントワンとの約束通り石を元の時間に戻す旅に出るキャップ。

これもまた、衝撃の結末でしたね。

失われた半分の生命を元に戻し、平穏が訪れたからなんでしょうね。もう、自分の役目は終わったと。そういうことなんでしょうか。

本来送るはずだった自分の本当の人生を全うすることを、彼は選びました。

状況を一目で悟ったバッキーの優しい目よ。

盾を次の世代に引き継ぎ、初代キャプテンアメリカももう存在しない世界へ。

長らくアベンジャーズを、MCUを牽引してきた二大巨頭が正式に、本当に、幕を引く形になりました。

静かな、良い終わり方でしたね。

MCUといえば(字幕)林完治かアンゼたかしを見届けるまでは油断できないものですが今回は次を予感させるオマケはなかったですね。これも、逆に良かったです。

没頭して観てたんだけど、こういうタイムトラベルものって科学的な整合性ってどうなんだろうっていう目線でもいつも考えてしまうから時々気が散ってしまう。

あとは、ハルクとトニーが指パッチンしてたけど、あれって対象は自分で選べるの?とか。

TYPはさ、てっきり無作為に半分消したって思ってたんだけどハルクはそれを元に戻したし、トニーはサノス軍を消してたじゃん。指パッチンする時に念じるタイプなのかな。気になっちゃう。何しろ特別版パンフも買えなかったからね、早く再入荷しないかな(こうなったら意地でも通常版は買わない)

アイアンマン1から11年かー。
募る想いというものがありますよね。

貪るようにDVD借りて見たりHuluで見たり、最新作を公開日にチケット取って観に行ったりさ。パンフも買って。

MCUはまだまだ先の構想があるし、フェイズ3はまだスパイディ新作が残ってるから今後も引き続き追いかけていくけれど、アベンジャーズが終わるっていうのはものすごい喪失感がある。だけれども、次の世代の活躍もまたとっっても楽しみです。宜しくお願いします。

MARVEL STUDIO、神様スタン・リー、ルッソ兄弟。
そしてキャストの方々。

最高の作品を用意してくれて本当に有難う。
心の底から、ファンで良かったと思える最高の締めくくりでした。

-3000回、愛してる。

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