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巡り会わせ

今日は七夕。七夕の話とは少し違うけれど、小さい頃の話を書こうと思います。

人は死んだら何処に行くんだろう、魂はあるのか、無になるのか…時々考えることがある。
私は幼い頃(3歳くらいの時)、熱を出すと時々、産まれる前の話を話したそうです。お母さんは育児日記を見せながら、その時の話を聞かせてくれました。

「産まれる前、空の上からお母さんになってくれる人を探していたこと、最初は違う人がお母さんになるはずだったけど、その人は怒りっぽくて怖い顔をしていたから、いつも笑顔でいるお母さんを選んで来たこと、はなちゃんて言う子が一緒に行くはずだったけど私が先に来たこと、だから後から来るよと言っていたこと、前世は司祭をしていて、みんなの話をいっぱい聞いていたこと」熱で朦朧としている時に話し出すそうです。後で聞いても答えてくれなかったことを、お母さんは不思議な話よねと話してくれました。もちろん、そんな記憶は今の私には全くありません。それでも巡り会わせって本当にあるんだと思います。長い時間を経て出逢えた人、そんな不思議な出会いに私は今日も感謝しています。

七夕の夜、何人の人が夜空を見上げるんだろう。今夜は笹の葉に願いを込めて私も夜空を見上げたいと思います。