ヘビとパンケーキ
ある日、ヘビとカエルがにらみあいました。
「なぜお前は動かないんだ?」
「どうもキミに見つめられると、身動きがとれなくなるようだよ。」
「…、それは俺の毒だ。」
「だけど、動かなければキミにボクのことは見えないんだろう?」
「バカを言うな、見えなくても俺にはお前の鼓動が聞こえている。」
「それに、ボクにだって毒はあるよ。」
ヘビは笑いました。
「なんだって?それが本当なら、俺は幾度となく腹をくだしているということになる!」
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