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ITリテラシー講習 ~古林 VS ミリカローデン那珂川~

先日、福岡県那珂川町にあるミリカローデン那珂川という施設の職員研修に講師としてお招きいただきましたので、「ITリテラシー・インターネットセキュリティについて」という内容で講習させていただきました。

ミリカローデン那珂川は簡単に言うと、公共の市民センター的な施設です。

地元の近くということもあり、個人的に子どものときから良く出入りしていた施設でもあり、ITeens Lab.にまだ生徒が0人だったころに体験会を開かせていただいた施設でもあり、
ここに職員研修の講師として呼ばれるというのはなんとも縁のあるお話だなと思いました。
この日話した講習内容は生意気にもSlideShareで公開しています(*^^)v

参加者は30名ほどいらっしゃいましたが講習のはじめに「ITリテラシーとかコンピューターリテラシーって言葉は聞いたことありますか?」と問いかけるとほとんどの人が「聞いたことない」とのこと。
なかなか手ごわいですね、そんなこんなでやりごたえは抜群でした。

あまり細かい話や技術的な話は避けて、「とにかくITリテラシー・インターネットセキュリティしっかり考えなきゃいけない問題なんですよ」という啓発にフォーカスしました。

約90分にわたって講習をしましたが、「くだけた表現でわかりやすかった」と評判でしたよ(*'▽') くだけた表現がどんな感じかはご想像にお任せします笑
※ITeens Lab.の元受講生で現スタッフのとみおに撮影アシスタントで参加してもらいました。

ときに、このITリテラシーについてなのですが、パソコンやスマホ、WEBサイトやアプリの活用能力という意味では普及や推進がすすんでいるのはわかりやすいですよね。
一方「情報を精査する・正しい距離感をとる・どういう使い方がまずいのか」といった「どう付き合うべきか」という方向のいわばIT倫理とでもいうべき分野については、どこもとても未発達で大きな課題だと考えています。
関連記事:「考える時間」

情報技術の活用はどう使うと「悪用」なのか、倫理的に許されない使い方についてもっと世の中が意識したほうが良いと思うのです。

いくつかTEDに良いトークがありますので紹介しておきます。

個人的には、特にSNSやゲームのスマホアプリの設計には倫理的なガイドラインが必要だと思っています。
アプリなどを設計する側のデザイナーたちも認めていることなのですが、行動心理学や人間工学に基づいて「ついつい見ちゃう」ようにアプリ達は設計してあるんです。個人の意志の強いとか弱いとかではなく、人間の習性を利用して、いかにしてユーザーの注意を引き付けるかを目的に設計されています。
そのからくりを理解しているデザイナーですら、その習性から逃れらずについついスマホをチェックしては「時間を無駄にした」と感じているそうです。

どうでしょう?オレはすごく大きな問題だと思います。これについてはまた別記事で詳しく意見を述べたいなと思っています。

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