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カタン考察

プロカタンプレイヤーとか自称しておきながら一度もそれっぽい考察やプレイ方法を文字起こししたことがなかったのに気づいたのでいい機会だし書いてみようと。

まあこのゲームって無限に考え方があると思うのでこういう考え方もあるんだなーと思っていただければ幸いです。

ルールわかってるの前提で書いてます。カタン知らんって人はここでお別れ


はじめに

まずこのゲームにおいて優先順位がいくつかあると僕は考えてるんですが皆さんは何を思い浮かべるでしょうか?
おそらく多くの人は数字を思い浮かべると思います。
もちろんそれも大事なんですが「資源」にも優先順位が存在します。

私的にはこれ

    小麦、鉄〉〉土、木〉羊

何故この順番なのかの解説いらない人はしばらく読み飛ばしてください
このゲームでアクションを起こすために必要な資源の組み合わせというのは4つありますがその中で羊ってめちゃめちゃゴミじゃないですか?そう思いません?

このゲームで勝つために必要なものって色々あると思うんですけどまず都市化、これがないと絶対に勝てないと思うんですよね。拡大再生産を行う上で最も強いアクションです。要するに鉄小麦が大事なんですよ。
次に開拓地、現実的な話として盤面で6点以上産み出さないと10点に達するのって難しくないですか?
3人と4人でこの辺りにも違いが少しだけ出るのでこの辺は後で書くんですが
要するに家材は大事ってことです。家材にも都市化にも入ってる小麦とかいうアイテムはこのゲームで最強です。ここでちょっと待てよと。家材には羊いるじゃんと思った方、いると思います。
そういう方に見て欲しい数字があって
家を追加で1軒建てて全部都市化して6点出す場合に必要な資源土3木3羊1小麦7鉄9 何が大事か2秒でわかりますね。

まあもちろんこのゲームにはチャンスカードとかいう概念があって
そこから得点を出して勝利に絡めていくことが多々あるんですが
それって後でいいんですよ。
基本的に羊はあっても勝てないし無くても大概負けることはない資源、
そう考えてください。優先順位解説終わり!


ではここからゲームの流れで大事なことを順に解説していきます。
その前にまず今まで読んだことは一回頭から消して先入観を消してください
このゲームで大事なことの1つは柔軟性です。

初期位置決め

当たり前のことなんですがカタンは試合ごとにマップが変わります。
資源の産出量もそれに左右されますよね?
例えばこのマップだと小麦の数字が2.8.4.11しか存在しないためこのゲームでは小麦がかなりの貴重品であることがわかります。また木材も3.3.9.12とこちらも貴重です。一方で土鉄羊は数字が強く供給が多くカスです。

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出典 カタン2018世界大会
ここまでわかったら優先順位を思い出してみましょう。
鉄と小麦は同列でしたがこのマップだと小麦の方が重要そうです、また土と木の場合も同じことが言えます。羊は羊です。
この結果からこのマップでの優先順位は小麦〉鉄〉〉木〉土〉羊となります。この優先順位だと8小麦に最初に触れにいく人が多いと思いますが
砂漠が弱いことや後述する初手港と同じ理由で上手い人以外はやめた方がいいです。流石に危ういので後回しにして鉄木に触れに行きましょう。
貴重さ=弱さでもあります。
一軒目は数字の強さと優先順位を合わせて考えて置くのが1番無難です。
このマップだと9木6鉄10鉄が丸いです。


次に二軒目、ここでは一軒目で補えない足りない資源が出るところを一軒目と同じ理屈で考えましょう。おそらく8小麦は一巡目で誰かが触れているので4小麦が空いていたら触れてみるのもいいかもしれません。
またこの二軒目においてもう一つ大事な要素があります、それは拡張性です。4人カタンで発生しがちなんですが追加で家を建てる場所がなくなる場合があります。前述したようにこのゲームは盤面で6点はないと流石に厳しいです。

数字の強さ、優先順位、足りない資源、拡張性この4つをよく考えて置きましょう。

港について

ここまで触れてこなかったことに違和感を持っている方もいると思うんですが初手で港にタッチする行動はハッキリ言って弱いです。

一見すると赤い数字の資源とそれに対応した港の組み合わせは強く見えるんですがそれって周りから見ても強いんですよね。おそらく1回目の盗賊はその赤い数字のマスに置かれますし交渉なんかも断られることが多いと思います。だって明らかに強いし。

そうなってくると触れてるマスが5つしかないのでドンドンジリ貧になっていきます、片方港なので新規で家建てるのも難しいことでしょう。

あとそこそこカタンをやっている人でやる時は港があまりにも強くならないように調整しがちです。初手港でプレイするのは諦めてください。

試合中のプレイング 
序盤

ここまで色々考えて初期開拓地を置いたりしたと思いますが結局ダイスなので確率通りにいかないことも多いです前述したと思いますが柔軟に。

家が建てられそうならそっちで伸ばして都市が建ちそうならそっちで。都市化材が貯まらなそうならチャンスカードを引くのがオススメです
この局面は何もしないのが1番不味いのでそういう時は(3ターン以上何もしない場合)積極的に交渉していきます。

そして盤面で6点以上を出す、出せるようにすることを(開拓地を3軒以上建てる)明確に意識してプレイするのが大切です。


交渉

これかなり難しい要素で割と勝敗を左右させます
2つほど大事な点があって

1つ目に相手の手番の交渉を基本的に受けないこと
これは相手の手番でのアクションを許してしまうからです
自分のターンであれば同じ交渉をしても交渉相手のターンまでに7や騎士が発動し相手が行動出来ない可能性があります。出来る限り相手が不利な交渉を心がけて。

2つ目にその交渉の結果相手が何をできるかを確認すること
もちろん自分に害があるならやめるべきで都合の良い相手に害があるなら
笑顔で応じましょう。

中盤

誰かが5点以上取ったあたりから中盤だと僕は考えています。明確に強い場合はヘイトが向かないように動きつつ騎士力や妨害の阻止を見据えてチャンスカードを引くのもいいです。誰かが明確に強い場合はヘイト誘導を。

段階的にはまだ開拓地や都市化で点を伸ばします。基本的に拡大再生産のゲームなのでこれをやるのが強いです。ボーナス点で一気に勝ちを狙える8点のラインまでこれを継続していきます。

段々と初期とは資源の優先順位も異なってきます。例えば最大交易路を目指すプレイヤー以外は道材などは不要になって代わりに鉄や小麦、羊を求めるようになります。そんな不要な資源を交渉無しで交換しやすくするために
港に触れるのは推奨出来る行動です。

ボーナス点をこの段階で狙うなら道です。これを狙える資源状況で競合がいるなら先に取りにいきましょうそうでない場合は後回しで。

またこの段階で既に盤面で6点しか出ないことがわかる場合が4人カタンだとあります。その場合勝つために騎士力と道の2つを取る必要があるので意識していきましょう。鉄小麦が非常に大事になります。

終盤

誰かが8点取ったら終盤です。3人カタンの場合は5つ都市化してゲームエンドが比較的容易なんですが4人カタンだと難しいです。

1位の場合はその時々で邪魔されにくい方法で2点を出していきます。

例えば騎士があまり出されてない場合は騎士で最大騎士力を狙う
誰もチャンスカードを抱えていない時は2軒都市化といったものです

特に騎士力は1ターンに1枚しかプレイ出来ないルール上逆転がとても難しく
妨害されにくいのでオススメです。

2位以下の場合前述したような2点を1位に出されないよう気をつけつつ
周りに出し抜かれないよう見張る必要もあります諦めないことがとにかく大事です。運は諦めなかった人のところにしか落ちてきません。

終わりに

プレイングの方が文量少なめですいません。これはこのゲームにダイスが絡むのとマップが毎回ランダムである以上初期位置がかなり大切になってくること、そしてゲーム中のバランス感覚はプレイして身につける他ないことが要因です。そんな感じなのでゲームが終わった後にゴミ運ゲーが死ねやと
思うことも多々あると思います。

そんな時でも相手を憎まず世の中を憎まず誰のせいでもなくひたすら己の弱さだけを嘆いてみてください。きっと実力がついていくはずです。おわり。

あとがき
ルールのわかりやすい解説も書いてみようと思ってますそっちも見てね〜

ご意見ご感想待ってます

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