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鳥取、島根旅行#3日目
昨夜、ビール瓶2本飲んだだけで、全身にものすごい酔いが回って来て、ホテルに着くとすぐに寝てしまった。1時間ほどで目を覚まして、怠い身体を起こして、お風呂に入りに行った。風呂場はタイミングが良く、自分一人しか入っていなかった。途中、関西方面から来たと思われる若者がドカドカと入ってきて、風呂場に誰もいないと見るや奇声を発し始めた。鉢合わせなくて良かったな…と風呂場を出る。
最終日3日目の朝、お風呂
須賀敦子『コルシア書店の仲間たち』
著者がミラノにあるコルシア書店で過ごした日々、そこに集う人々をめぐる情景を流麗な言葉で描かれた素晴らしい一冊。
読んでいるうちに、個性的な人々が集うコルシア書店の情景がありありと浮かんでくる。まるで自分も書店に通ってる一人の仲間のように思えてきて、心が温かくなる本だった。シンプルな言葉で綴られた優しい文章が、まるで音楽を聴いてるかのように心に響いてくる。
ふと、自分の過去を振り返ってみると
写真展「星野道夫 悠久の時を旅する」
東京都写真美術館で開催中の写真展「星野道夫 悠久の時を旅する」を観てきた。
会場の入口に太陽の優しい光を浴びたシロクマが手を合わせて、目を瞑ってる写真があり、とても惹きつけられた。心穏やかに、何をお祈りしているんだろう。
写真展、本当に良かった。アラスカの大自然の写真を観て、自分は自然の一部なのだと感じることができた。むかし読んだ「旅する木」の言葉を思い出しながら、ひつひとつの写真を丁寧
岸見一郎『愛とためらいの哲学』
2023年、記念すべき読み終わった一冊。部屋で長いあいだ読まれてない数々の本を無視して、「いま、この本を読まなくては」と思い、読み始める。読み終わって「愛することは勇気が必要だ」という想いを抱く。
昨日、初めて彼女を両親に会わせた。引越しの準備をするという理由を建前に、車に乗って小1時間ほどドライブし、実家に帰った。車内でぼくは「家に帰りたくないな…」と本音を何回か漏らしていた。それは家が無
吉本ばなな『キッチン』
5年振りの吉本ばなな。と言うと失礼かもしれないが、久しぶりに彼女の小説を読む。というのは、5年前に付き合っていた彼女が『デットエンドの思い出』が好きだと言うので、買って読んでみたのだけれど、その時はあまりしっくり来なかった。女性が書く、繊細な感じ、なんだか女々しいなと思って、自分には合わないと思って遠ざけていた。
いまこのようにして、どうして吉本ばななの本を手に取ったのか、どういう心境の変化
アーネスト・ヘミングウェイ『誰がために鐘は鳴る』
「誰がために鐘は鳴る」を読了。この本を手に取った時は、何かに悩んでいて、精神的にキツイ時期だった。
戦争という生と死の隣り合わせの状況で、どのように考え、行動し、乗り越えていくのかをこの本を通して得られれば良いなと思って、手に取った。もちろん、ハードボイルドな世界を生きる主人公としがないサラリーマンとでは住む世界は違うわけだが…。ただ、どんな苦しみも重たいとか、軽いといった尺度で比較は出来無い
映画『カモン カモン』
『カモン カモン』をようやく見ることが出来た。ジョーカーを演じたホワキン・フェニック スとは違って、温かく、優しい笑顔、眼差しが素敵だった。
子どもの頃を振り返れば、僕もジェシー君と同じようにストレートに疑問をぶつけて、大人を困らせていた気がする。今では何も思い出せないけれど、正しい答えも間違った答えも気にしないで、素直に自分の心と向き合い、心から出た言葉を話していたように思う。
大人にな