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春の高ソメキャンプ③〜朝のバターチキンカレー〜

春の高ソメキャンプ最終回です。
時間がかかってしまいましたが今回で終わりにします。
次のキャンプまでに書き終えることができて良かった。

前回のお話はこちらから。


夜明け前

最近は毎日4時前には猫に起こされているのこともあり、この日も同じくらいの時間に目が覚めた。
もちろん外はまだ暗い。
月はとっくに沈んでいるので外に出れば天の川が撮影できたのだが体がまったく動かない。
めんどくささと、熊が出てきたらどうしようという恐怖感が圧勝してしまった。

実はこうなる事は予想していて、一人では腰が重くなるのを防止するために写真撮影が趣味の元部下もキャンプへ誘っていたのだが、予定があるという事で断られてしまったのだ。
それに比べだいたい付き合ってくれるワッシーはいいやつだ。

しばらく寝袋の中でゴロゴロしていると外が明るくなってきた。
周りの人も起き出したようなので私も外に出た。

もうすぐ夜明け

そして朝が来た

テントの中にしまってあった椅子を出してぼーっと外を眺めるとだんだんと乗鞍岳が明るく照らされ、少しだけ山が赤く染まる。
この時期は見事な朝焼けとはならないらしい。
でも、今日もとてもいい天気で最高の景色。

風は無いので水面に白い乗鞍岳が映り込みとても綺麗だった。
キャンプは快晴なことも重要だが風が弱いことも必須条件だと思う。

気持ちの良い朝
乗鞍岳のリフレクション

朝ごはんにはまだ早いので少し場内を散歩した。
目の前の池では数名のキャンパーが朝から釣りを楽しんでいた。
私はここで釣りをしたことがないのだが今年はやってみようかなと思っている。
めんどくさくなってやめそうだが。

散歩の帰りにセンターハウスにいる看板猫のつくねくんに会いに行くと、まだ眠そうで「起こすな」とニャーニャー威嚇された。
可愛いやつめ。

つくねくんの新しい寝床
我が家にも買ってあげようかな

バターチキンカレーを作る

今回の朝ごはんはバターチキンカレーにした。
インドに行ってからカレー熱が再び燃え上がってきたのだ。
朝からカレー!?と思われるかもしれないが、インドの朝ごはんにはもちろんカレーがあった。
逆にカレー以外が無いことがあるのか知りたい。

ちなみに、7時になってもワッシーまだ起きてこなかった・・・
どこでも寝られるってすごい。

これまでスパイスカレーを作る時はスパイスを自分でブレンドして作っていたのだが、今回はお手軽にS&Bのカレー粉を使うことにした。
でもクミンシードだけは追加で入れる。
これがあるとカレーがグッと美味しくなるので、私が家でカレールーのカレーを作る時も使っている。

今回の材料

まずは玉ねぎをみじん切りにする。
ここで投入したのはニューギアであるブンブンチョッパー!!(家から持ってきただけだけど)
みじん切りはこれに限る。
実は昨日の晩御飯のたこ焼きに使ったキャベツもこれでみじん切りにした。

みじん切りはブンブンチョッパーは任せるのが正解

そしてスキレットにオリーブオイルとクミンシードを入れて香り付けしてからニンニクと生姜を投入する。
ニンニクと生姜はチューブのものを使うと水分が多くて油が飛ぶのでご注意を。

ここに玉ねぎを入れて飴色になるまでじっくりと炒める。
強火で少し水を足しながら。

玉ねぎが飴色になったらカットしたトマトとカレー粉を投入し、しばらく炒めるとベースが完成する。
ここに鶏肉とヨーグルトとバター、隠し味で少しトマトケチャップを少し入れ、鶏肉に軽く火を通したら水を入れて煮込む。
ここまではガスコンロでやったのだが、あとは焚き火の上にのせておいた。

いい感じでベースができた

カレーを煮込んでいる間にご飯を炊く。
いつもはメスティンで炊くのだが、今回は2人分の1.5合炊くので戦闘飯盒2型を使った。

焚き火で炊けば良かったかな

お米が炊き上がる頃にはカレーがいい感じで仕上がっていたので、蓋を開けて少し水けを飛ばした。
カレーのかおりでお腹が空いてきた。

いい感じの色

あとは盛り付ければ完成。
と、その時ワッシーがやっと起きてきたのだった。
二度寝したらしい。

美味しそうに仕上がった
朝から食欲をそそるかおり

朝から気持ちが良い天気の下で食べるスパイスカレーはとても美味しかった。
S&Bのカレー粉を舐めていたがこれで十分で辛さもなかなかいい感じだった。
次はキーマカレーを作ってみたいと思う。

お決まりの最後

朝ごはんも済ませたのでのんびりと片付けを開始した。
このキャンプ場のチェックアウトは12時と遅いがそんなにゆっくりしていると家に帰ってから色々と小言を言われてしまうので、また次にキャンプに来るためにもさっさと帰るのがベスト。

今回初投入したDODのソロソウルは撤収も簡単で気に入った。
ただ、畳み方がまずかったのか収納袋に入れるときにギリギリだったが。

撤収作業も終わり、最後にこのキャンプ場で定番にしているコーヒーと雪見だいふくをいただいた。
前日の夜も雪見だいふくを食べたのにまたかと思われるかもしれないが、お決まりなのでしょうがない。
コーヒーは朝起きてきてワッシーが焙煎したものである。
今回は黒コゲの黒豆になることなく焙煎できていた。

今回は黒くない
半分でよかったのにワッシーが一つずつ買ってきた
この景色と雪見だいふくは最高

帰宅前に熊よけの鈴と利用カードを受付へ返しにいくと、いつもの女性スタッフの方が「今年もよろしくお願いしますね」と声をかけてくれた。
「桜は来週くらいですかね?」と聞いてみるとまだもう少し先だと教えてくれた。
またインスタで情報あげるのでチェックしてくださいねとも言ってくれた。
どうやら今年はここで桜を見られない可能性が高そうだ。

看板猫のつくねくんにも挨拶して帰ろうと思ったが、寝床にはいなかった。
しかしどこから鳴き声が聞こえてきたので辺りを探してみると、日当たりの良い土手で日向ぼっこをしていた。
小春日和で気持ちが良いのだろう。
センターハウスの前だとお昼寝を邪魔されるしね。

つくねくんを激写

そして帰宅

11時前にはキャンプ場を後にして帰路についた。
今回も天気に恵まれてとても楽しいキャンプだった。
私の場合は無理して天気の悪い日にキャンプへ行かないので晴天確率が高いのは当たり前なのだ。
やはり景色が良くないとせっかくキャンプに来ても楽しさが半減してしまう。
無理しないのが長続きの秘訣だと思う。

そんなわけで次のキャンプも晴れることを願う。
できれば春が終わる前に桜を見ながら酒を飲みたい。
ここでなのか、違うところでなのか。

おしまい。


三回に渡り春の高ソメキャンプについて書いてきました。
最後まで読んでいただいた方々ありがとうございました。

今年も秋まで色々な景色と季節を楽しみにこのキャンプ場へ行きたいと思います。
次は青葉の頃かな。
それとも梅雨時になっちゃうかな。

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