門脇 大

『はだしのゲン』の出版社で説教くさい本ばかり作っています。『だがし屋のおっちゃんはおば…

門脇 大

『はだしのゲン』の出版社で説教くさい本ばかり作っています。『だがし屋のおっちゃんはおばちゃんなのか?』(第15回ようちえん絵本大賞)『ヒロシマをのこす』(令和2年度児童福祉文化賞大賞)『クニマスは生きていた!』等。四谷デッサン会主宰、新極美術協会常任理事、絵画文化を応援する画家。

最近の記事

がっこう早口ことば(全3巻)

2024年度の学校図書館むけシリーズです。企画編集を担い、文をながたみかこさん、絵をすみもとななみさん、デザインを芝山雅彦さんが担当されています。 本シリーズは文字どおり、学校生活を題材とする早口ことばを集めたシリーズです。2024年から全国の小学校で、新しい教科書が利用されはじめますが、国語の教科書のなかに、早口ことばを紹介する単元があり、多くの学校現場で活用して貰えるこのタイミングで、新しいシリーズを発刊することに決めました。 今では他社からも関連書籍がたくさん登場し

    • 未来に飛び立つ 最新宇宙技術(全3巻)

      2024年度の学校図書館むけシリーズです。企画編集を担い、執筆編集をクウェストフォーさん、デザインをダグハウスさんが担当されています。 私はこれまで、10冊を超える宇宙関連本を手掛けて来ましたが、その決定版とも言える、情報量が豊富で、かつ、写真映えのするシリーズです。 本シリーズは、タイトルにあるように、現在、実際に宇宙で活用されている、もしくは近い未来活用が見込まれる、最新技術の数々を解説するものです。イーロン・マスクのスペースXを始めとする民間の宇宙企業の躍進もあ

      • ベトナム紀行文

        今から10年前、ベトナムに行った直後に書いたのが、以下の文。それまで、国内旅行ばかりで、40歳を前に足をのばしたこの地があまりにも刺激的で、帰国直後、一気に書き上げたのでした。 乱筆も目立ちますが、自分の人生の岐路となった出来事を、備忘録的に再掲させていただきます。 (2013年4月20日 Facebookより転載) ベトナム、ホーチミンで過ごし、思ったことをまとめました。思いが募り、くどい文章になってしまいましたが、現地の写真もあるのでぜひお読みください。 観光客であ

        • 子どもの本の編集について①

          いきなり愚痴っぽい話になりますが、子どもの本の出版社はどこも規模が小さいから、絵本はもちろん、読みもの、図鑑、実用書など様々な形態の本をつくることが求められます。そのため編集者には専門性のある深い知識や作業より、広く浅い内容が求められがちで、ときに他業態の編集者と話すときなど、軽く扱われることがあります。 我々を軽く考える人に言いたいのが、多岐にわたる立ち位置を求められるこの児童書編集者のポジション、誰でも簡単に出来ますかということ。事業形態的に作家を自由に選ぶことが難しい

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