【2年次転学】転学部試験に落ちた話。
2021年、春。
晴れて転学試験に合格し、コロナウイルスのワクチンも徐々に接種できるようになり、原則オンライン授業から対面授業へ、新しい友達とハツラツとした気持ちで大学生活を謳歌できる!と、そう思っていた。
何の疑いもなくそう思っていた。
2月27日、転学試験に落ちた。涙もでてこなかった。
19年間生きてきた中で初めての大きな挫折だ。
試験は申し分なくできたし、絶対に受かっているという過度な自信があった。開示請求を申し出るも応じてくれず、何が至らなかったのかすら分からない状態。消化不良。
大学を中退してもう一度、大学受験する?
かねてから興味のある農業へシフトチェンジする?(幸いなことに、地元には、全国的に見ても力を入れている農業大学校がある。)
どっちにしろ、世間一般的には、2年遅れ、2浪扱いとなる。
一番辛いのは、二十歳という記念すべき年を1人で過ごさなければならないということだ。本来ならば、お酒解禁、大学の友達。サークルの打ち上げなど、飲み会でじゃんじゃかお酒を飲むことができる。それができない。
1年間大学生を経験しているので、飲みの場に呼ばれることも多かった。もちろん飲酒はしていないけれども、先輩たちが輝かしかった。
おつまみ好きにとってこれほどむなしいことはない。
3月12日、まだ先の目処が立たない。
中・高時代。群れることなく好き好んで孤独を貫いていた自分。大学生になったら視野もグンと広まり、趣味の合う友達や尊敬できる先輩方や先生方と楽しいキャンパスライフを過ごすことができるだろうと思っていた。
やっと本領発揮ができると思っていた矢先、コロナの影響で1年間オンライン授業、転学部試験失敗。
今までの自分のお行いのツケが回ってきたと思うことにする。
まだ先が見えないが、少なくとも誠実さと謙虚さを大切にして生きていきたい。