本屋に行った
2時間くらい電車の中で時間を潰さなければいけなくなったので書く。
このあいだ本屋の参考書コーナーを見て歩いていたら、衝撃的な人と出会った。
変でも面白いでもない。衝撃的。
参考書コーナーへ来るなり
「これが日本の参考書かー!」
と高めのテンションで本を見漁る。年齢は同じくらい、若い男性だった。
男の人「えーすご、分厚っ こんなのみんな買って解くのかー」
隣りにいるお婆さん「あんたそんなん、欲しかったら何でも買ったるけど」
男「いらないよ俺、アメリカの大学行くんだから」
見た目は日本人だが日本観はなく、アメリカの大学へ進学予定の男性。
そして金銭感覚が団塊の世代の大阪弁おばあちゃん。
もう私はこの時点で会話に釘付けだった。
婆「でもあんた、記念に持って帰ったりせんのかいな」
アメリカに?赤本を日本のお土産として持って帰らないでくれ…
何ならその後喋りかけられて、日本の受験生はこんなの使うのかと聞かれたけど、もう何を喋ったか覚えていない。
どこか達観していて、流暢な日本語で日本の全てを物珍しそうに見てるこんな人が、地方の小さな本屋になんでいるんだってずっと思っている。
以下、本屋で話されていた内容
「結構難しそうな問題載ってるな〜……でも割と解けそう?(阪大)」
「これけいちゃんが受けた大学じゃん、(京大)」
「そうだ日本の試験には中学受験もあるんだ すごいね」
「日本の英語ってどのくらいの難易度なんだろ、…あーでもむずい単語も出てるな、hypertensionとか出るのか、へーすご」
「物理は…習ってる内容はおなじ感じか、でも量子力学はないんだ。」
「物理なら買っても良いかもしれないな、物理オリ出るし」
物理オリ!?
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