快食ボイス232・警察官になろうとする若者への助言

■ 若者からの人生相談

はい、こんにちはシャオヘイです。快食ボイス。
僕は時々若者から人生相談というか、そういうことを受けることがあるんですね。
別に名前も知らない子だったりするんですけどでも、彼らなりに悩んで考えて相談しているので、そういう時には自分の時間をちゃんと使って 答えるようにしています。
その中で最近あった話を してみようかなと思います。

■ 警察官の試験と公務員について

その子はまだ20代前半で、しばらく前に警察官の試験を受けたんだけれど、数点足りなくて落ちたんですみたいな話をしていて「警察官っていうのはどうですかね」という話を聞いてきたんですね。
僕は公務員が楽だからいいみたいな感覚で、公務員になろうとするというのはかなり間違っているよと語り、警察官というのは公務員試験の中では比較的受かりやすい、一番受かりやすいかもしれないぐらいのものなんだけど、相当しんどいよと。
そりゃそうですよね、だって反社会的勢力の人だったりとか、正に犯罪者やチンピラ、そういう人を対象にした仕事なんでものすごくしんどい。
また業務内容的にどうしても指揮命令系統が 軍隊的になってしまうんですよね。
その指示内容が正しいかどうかなんていうのを考えている暇がないんで、軍隊と一緒ですよね。
そうするととにかく従えっていう話になっちゃうんですよ。
それって間違ってないですか?ちょっと検討しましょうなんてそんな暇ないんですよね。
軍隊と一緒です。
なのでどうしてもそういう上意下達式になってしまうという難しさがあるんで、それはちゃんと理解した上じゃないとなかなか厳しい仕事だよ、という話をしたんです。
その彼がまた話しかけてきて、警察官の試験の1次を通りましたって言うんですよ。
そうかと、よかったねと、2次は体力試験って言うんですよね。
体力試験はその子は全然大丈夫なんで問題ないねと、3次試験が面接って言ったんだけど、僕はもうその時点で君は間違いなく受かるだろうから受かることを前提で考えた方がいいという話をしました。

■ 若者の仕事選択と警察官職の厳しさ

今、ものすごく人的供給制約社会になっているんですよね。
このことを理解しない人多いんですけど、若い人というのが全然足りていなくて、その上のサービスを受ける側の世代というのがむちゃくちゃ多いのに、サービスを提供する側の若い人たちというのが全く足りていないので、今の若い人たちというのは 仕事をいくらでも選べるんです。
なので、その中で警察官になろう、 警察官きついんで昔から結構辞める人が多い、公務員職場の中では辞める人が多い職場の一つですからね。
それなのにどうしても警察官はモラルの高さというのが求められるので、思想的に偏っていたりとか、そういう人というのはやっぱり使いにくいんです。
これはもうしょうがない。
仕事の内容上そうなってしまうので。
だから真面目にちゃんと 仕事をしてくれる奴ならもう取らなくちゃ人材がいないというのが目に見えているので、彼みたいなコミュニケーションがちゃんと取れて、そこそこ真面目なやつというのは、その子は口もうまいやつなので、僕は間違いなく受かるなと思ったので、彼に「お前は受かるよ」という話をしたんです。
でもね、問題はそこから先なんですよ。
警察官になってじゃあどうするかという話なんです。
もちろん一番ハッピーなのは警察官の仕事が自分の天職だと思えることです。

■ 仕事を続けるモチベーション

そのまま職務を全うすることができればそれは一番幸せなんですけれども、問題は「この仕事を続けていて俺は大丈夫なのか」と思った場合なんですね。
そのことを僕は彼に話をしました。
僕が話をしたのは 少なくとも3年は続けろと、どんなにしんどくて、つらいなと思ったりなんかしても3年はやれと、 なぜかというとそれ以上早く辞めてしまうと経歴的にあまりポジティブじゃないからです。

■ 警察官の職務とその重要性

3年以上続ければですね、警察官という大変モラルの高い仕事で、規律も厳しい仕事で、仕事的にも非常にタフな、タフネゴシエーションな仕事をちゃんと続けたという実績が手に入るんですよ。
これ大きいですよね。
これは民間に行ったとしてもすごく強いです。
少々のことでこいつは折れないという実績がそこに出てますからね。
警察官になってすごくつらい仕事とか嫌な仕事に回されても、とにかくそれをちゃんとやれという話をしました。
そうすればそれは君の実績になるし、民間ではなかなかそういう反社会的な人とか、犯罪者に近いような人たちを相手にするような仕事ってあまりないんですよね。
そんな仕事をがっつりやってきた人間というのはめっちゃ使えるんですよ。
どこに行っても引く手あまたは間違いないです。
なので実績を積めと、3年なり5年なりある程度経った時点で、40代 50代の上司の姿を見ろと。
その40代 50代がすごく楽しそうに「これは自分の天職だ」と思って高いモラルで仕事ができていれば、それを目指して仕事をするというのはとてもいいと思うよという話をしました。
しかし疲れて惰性で仕事をしているように見えたならば、それは君が40代 50代になった時の自分の姿だからそういうふうになりたくないと思うのであれば、その時点で辞めたほうがいい。
40代 50代になればもうこいつはどうせ辞めないというふうに思われて、人事もすごく適当というか「どうせお前辞めないよな」という人事になりやすいから、そういう粗末な扱われ方をする前に、さっさと30代までのうちに辞めて次に行ったほうがいいと思う。
上司がその時にどれだけ自分の人生に満足して生きているかということを確認しなさい、という話をしました。
警察官になったその先ですよね、その先のビジョンまで話をしたので、彼は非常に納得してくれて、すごく嬉しそうに「わかりました!ありがとうございます!」と感謝してくれました

■ 若い人たちへの相談

なぜかわからないけれど、僕は若い人たちにそういう相談を受けることがあって、これ直近の話なんですけど、またそういうことがあれば話をしてみたいと思います。
ではまた。

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