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花組 アルカンシェル観劇

冒頭のプロローグ。聞いたことのあるメロディー。「サ・セ・パリ」だ。
フィナーレのラインダンスでも使われていた。

サヨナラ公演に名作なし、と最近は言われているらしいが、この作品はストーリー展開に無理もなく、なかなかの良作だと思う。何より主題歌がとてもいい。まあ万人に受け入れられる作品なんてないよね。
1幕ラストのコーラス。すごく熱量があった。圧といえば星組のお家芸だが、どうしてなかなか。花組の熱量も相当だ。

随所に世代交代を感じさせるシーンあり、退団者への餞別シーンあり。
エンターテインメントは、人の心に感動と幸せを提供する。国や人種が違っていようと、思想が違っていようと。この作品で小池先生が伝えたかったことかなと思う。

お芝居のラストシーンは、映画「戦場のピアニスト」を彷彿させた。映画ではドイツ人将校の名前は爆音にかき消されて聞き取れないが、ここでは次期トップコンビがしっかり芝居をしていた。
フィナーレ。今日は下手花道近くの席だったのでひとこくん(永久輝せあ)の歌唱指導、せり上がりからしっかり見ました。
柚香光×星風まどかコンビのデュエットダンス。ため息の出るような美しさ。絵になる二人。リフト、何回転した?
そしてまどかちゃんが捌けた後、ソロで踊るれいちゃん(柚香光)
ああ、この演出は真風涼帆くんのサヨナラ公演と全く同じ演出。悪いとは言わない。ダンサー柚香光、最後の踊りを堪能するのだから。
さあ、この作品は、これからどんな進化を遂げるだろうか。何よりも、ムラ、東京共に完走しますように。


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