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星祭り 千秋楽 ライブビューイング雑感

家で配信観劇でもよかったのだけど、大音量で観たかったのので。
まずは無事に千秋楽を迎えられたことは、奇跡だ。

すてきな千秋楽だった。

ことなこコンビのデュエットダンスが終わり、銀橋で挨拶。なこちゃんは捌ける。こっちゃんは銀橋上から後ろを振り返り、大階段を見つめ、手を伸ばす。エトワールを務めるみっきぃへの最大の敬意だ。

みっきぃというと昭和の宝塚ファンとしては、順みつきさんが真っ先に頭に浮かぶ。大好きな男役だった。おとめに掲載されていた愛称は「ミッキー」
一方天寿光希くんの愛称は「みっきぃ」。

その存在を初めて知ったのは「ベルリンわが愛」だった、往年の無声映画スター。撮影本番に備えて、準備するカーテン前の芝居。日替わりのアドリブだった。ある時は「生麦 生米 生卵」またある時は「ラ・トラヴィアータ」を原語で歌った。このシーン、後に日替わりのアドリブときいて唸った。気になる存在だった。
ちなみにこの作品、ヒロインの綺咲愛里ちゃんには感情移入できず、むしろヒロインを陥れる音波みのりさんに共感したものだ。ひねくれものだな、私。でも…「そんな私なんて無理よぉ」なんてもじもじしながら、ちゃかりヒロインも恋人もゲットする女なんて、現実社会だったら「あの子、好かんわ」と思ってしまう私。なんにせよ、この作品で礼真琴くんを知り、沼に堕ちた私である。

カーテンコール
それぞれの想いを語る。そして、こっちゃんはいつものように、卒業者の暖かいエピソードを披露するのだけど、さすがにみっきぃについては、胸がいっぱいになったのだろう。
いや、お花渡しの段階でかなり涙腺崩壊しているのがスクリーンでも見えた。それでも泣くまいとこらえている姿は、いじらしかった。
「後で思いの丈を話していいですか?ではみなさーん」と強引に次へ持っていったが、話すと泣いてしまうのがわかっていたんだろう。
「次に東京に来るのは、来年です。皆様どうぞよいお年を」って全ツで周辺県に行くでしょうが。
こっちゃんらしいユーモアに富んだご挨拶だった。
9月。ありちゃんが加わる「グラン・カンタンテ」が楽しみだ。


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