月組　「フリューゲル」「万華鏡百景色」マイ初日

星組ショックで観劇日をすっ飛ばすところだった。アブナイ、アブナイ。eプラス貸切公演。

すっかりお馴染みプラミちゃん

少し前に見たNHK映像の世紀でベルリンの壁崩壊を再放送していたが、その時取り上げられた歌手、ニナ・ハーゲン。海ちゃんのお役のモデルかしらん？知らんけど。
暗い話かと思いきや、意外と笑えるシーンが随所に仕込まれていた。シリアスな顔して笑いを取りに行くんだから。宝塚ネタも散りばめていたし。コードネーム「チルチルミチル」って。さりげなく「万華鏡百景色」のコマーシャルを入れてみたり。デビューする栗田先生へのエールかしらん？
史実をを元にしたフィクションとして、よくできた作品だと思う。クライマックスの歓喜の歌もよかった。2日目ということもあって、eプラス絡みのアドリブはなかったけれど、これから練られていくんだろうな。
今年に入ってからどうもオリジナルの作品は、私にとってツッコミどころ満載が続いたので。座付作者の先生方、しっかりしてくださいよ。私が一度は沼から這い上がり、長い間お休みしていた原因の一つは、脚本が面白くない、心に響いてこなかったからだし。

万華鏡百景色
そもそも付喪神とはなんぞや？
ほうほう、人をたぶらかす精霊。なるほどね。ちなつくん（鳳月杏）は人をたぶらかすのか。半分は合ってるよね。
れいこくん（月城かなと）、ちなつくんの衣装がなんとなく「元禄バロックロック」的世界観。
まさかの芥川龍之介ワールドですか!?
高校の現国で取り上げてたな。芥川の「舞踏会」若い頃は、美貌と鋭い感性の持ち主だった明子サン。中年になると、凡人になっちゃったんだぁと思ったっけ。地獄変の世界もよかったな。

ハイライトは客席降り！
誰だ？あの娘役。華奢なこと。そして前方の男役はイケてるぞ。チェック！眼が追いつかない。

ああ、絶景かな、絶景かな。

帰り道、東京の星組公演、代役公演が非常に熱く、またありちゃんがこっちゃんのポジションを全て担ったというニュース。
嬉しい。ありちゃんは、星組は、きっと困難も成し遂げると思っていた。