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「ディミトリ」新人公演配信観劇

本公演は、新年の初日の幕が開いたと思ったらまさかの休演。新人公演は大丈夫なのか?とドキドキしていたが。まずは上演できてよかった。本当に良かった。でも花組は公演再開したものの新人公演は中止。悲しすぎるわ。

主な配役だけでもさくっと感想。

ディミトリ(天飛華音 102期)
もう、もろに礼真琴くんに寄せた歌い方。ただしこっちゃんの魅力(と私が思っている)中音部から高音部にかけてのぶれない歌声には及ばない。でも、魅力的に表現していた。いよいよ新人公演卒業。どんな役付きになるのかわからないけど、巷で言われているように「礼真琴の後継者」だろう。
私は、歌って踊れる人が好きなのだ。期待しています。

ルスダン(藍羽ひより 107期)
え?研2!?にしては堂々としたもの。あどけない少女から大人の女性に成長していく姿もしっかり演じていた。次世代を担うニューヒロイン誕生ですね。

物乞い(鳳真斗愛 102期)
この人!挙げたい。冒頭のシーンこそやや安定感にかけていたものの、話が進むにつれて、ぐいぐい観るものを引き込み、ストーリーテラーの面目躍如。

ジャラルッティーン(大希颯 105期)
もう、むっちゃ男らしい!冷酷で、寛容な男をちゃんと見せてる。次世代を担う人だわ、きっと。

アヴァク(稀惺かずと 105期)
その出自は、いろいろ注目されているし、きっと劇団は上げてくるだろう、という予想通り。変な反感を買わないように、大事に大事に育てられている御曹司。少年役が続いていたけど、大人の役もちゃんとこなせる。実際、歌えるし、芝居もいい感じ。

チンギス・ハン(世晴あさ 104期)
104期の中では、比較的役が付いている人。だんだん男役の顔つきになってきたなと思った。髭も違和感ないし。いやーこの作品、男役は髭祭りだし。
出番は少ないけど、世界を引っ掻き回す男。加えてこの話も、彼が引っ掻き回す。ジョージアvsモンゴルの戦いのシーンは、立っているだけで「漢」の佇まい。一つ注文をつけるなら、ジョージアとの戦いに勝って、高笑いして捌けていくシーン。もうちょっと余韻のある笑い方でもよかったかも。
星組で一番背が高いので、本公演では群舞シーンの後方で踊っていても、頭一つ出ているからわかる。願わくば、そろそろショーにおいても歌う場面を持ってほしいなあ。

ギオルギ(碧音斗和 104期)
味のある歌声だわ~。パテシバ(瑠璃花夏ちゃん)とのデュエット、いい感じだった。
未だ新公主演者がいない104期だけに、この人にかかる期待は大きいのもわかる。

パテシバ(瑠璃花夏 103期)
彼女も次世代のヒロイン候補かな?声がきれい。

アン・ナサウイー(紘希柚葉 103期)
ミヘイル(奏碧タケル 102期)

こうして、新人公演を観られるのは本当に嬉しい。次世代を担う若者達が、ひたむきに役に向かい合い、取り組む姿は美しい。
そしてカーテンコールにおけるかのんくん。長の期として、しっかりご挨拶していました。舞台上のメンバーのみならず、「休演者も含めて…」と言ったのはさすが。一人一人に目配りしているのね。「礼真琴の後継者」と言われる所以ですね。


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