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月組 マイ楽 嗚呼 絶景かな

フリューゲル

観劇回数を重ねるごとに、芝居も深まって味のあるものになってきた。
中日を過ぎてきたあたりから、アドリブも冴えてきて。風間くん「ルイーーーー、スイスイスーダラどっこい♫」何で知ってるのよ!?
ベルリンの壁による東西ドイツの分裂がテーマなだけに、ともすれば暗く重い話なんだけど、飄々とした芝居が、清涼剤であり、己の正体を明かすシーンは格好良く決める風間柚乃くんだった。

そして、生真面目な青年月城かなとくんと、はじけた娘海乃美月ちゃん。このコンビは、こういうムードが定着…か?

白雪さち花さん
もう、名演!歌えば美声。実は杉原千畝か、シンドラーかだったとは!

無礼を承知で言うなら、梨花ますみさんが時折台詞を噛んだり、一瞬出てこないのが気になった。もっとも中日を過ぎてからは、問題なかったが。腰巾着役の春海ゆうくんは、いるいるこういう人。

映像を使った演出、ラストの画像は斎藤先生的演出。好き嫌いが分かれるようだけど、私は結構いいと思う。「Ein Deutschland」から「歓喜の歌」への流れは何度観ても感動的だし。このシーン、デビット・ボウイがベルリンで野外コンサートを開催したとき、スピーカーを東ベルリンに聴こえるように向けたというエピソードを聞いたことがあるけど、それにインスパイアされたのかしら?斎藤先生。

月組の芝居は、さしずめ噛めば噛むほど味が出るスルメか…
いい作品だったな。

万華鏡百景色

もう、なんといっても盛大な客席降り。今回、結構な回数を観劇したので。

上手サブセンター。
れいこくんが、歌いながら颯爽と降りてくる。隣席の女性二人組は「ひやぁ〜♥」と歓声とも悲鳴ともつかない声をあげていた。気持ちはわかる。およそ1メートルの至近距離で見るれいこくんは、なんて麗しいこと。そして超小顔。小顔はタカラジェンヌ全般に言えるけど。
私の席から1番近くで踊っていたのは、彩路ゆりかくん、白河りりちゃん。確かに目は2つ、鼻と口は1つなんだけど、なんて小顔なんだ。同じ人間なのに。
上手ブロックの列に目を向けると、いい笑顔で踊っている男役は、毬矢ソナタくん。今までノーマークでした。

上手後方席
真正面に英かおとくん。このくらいの学年になると、色気も出てくるし、客席を釣りまくる。オイオイ…。困るやんか。

下手席。
先頭に立つ礼華はるくん、最近やたら目に付く、いや目が行く大楠てらくん、只今ぐんぐん伸び盛りに見える瑠皇りあくん。

2階席
若手男役のオンパレード。名前と顔がなかなか一致しなかったけど、雅耀くんのビジュアルは認識した。このメンバーもみんな小顔。但し笑うとほっぺたが丸い(可愛い)のは若さゆえ?

あー楽しかった!これだから宝塚観劇はやめられない。

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