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月組 ブエノスアイレスの風

外箱は本当にどの組もチケットがとりにくいだけに嬉しい。ライブ配信は観られないけど。いや、ライブ配信を客席で観るんだって。こんな機会、またとないわ。

正塚晴彦先生の作品を観るのは初めでじゃないかな。
夢とロマンよりは、人の生きざまを描き、社会を描く脚本家のようだ。

ニコラス(暁千星くん)
大人っぽくなった。色気もでてきたし。ダンスはもちろんどけど、歌。進化が止まらない。一幕のラストシーンは、見事に背中で語る男だったありちゃんの黒の皮ジャケット、ネバセイでずんちゃんが来てたジャケットと似てないか?有物?
カーテンコール。
「今日はこのあとライブ配信があります。表情がよく見えなかったというお客様、ライブ配信でご覧ください」
ご挨拶も板についてきましたね。

リカルド(風間柚乃くん)
安定の落ち着き。歌がなかったのが残念だけど、昨秋のバウホール主演では「静」の演技だったのに対して今回は「動」。どんどん進化していくのが見て取れる。

武器商人(蓮つかさくん)
ホンマにあの狸吉と同一人物ですか!?いや、それが役者なのですよ、って。
こういう脇を占める人がしっかりしているからこそ、芝居に奥行きが生まれ、「芝居の月組」と言われるゆえんだろう。

イサベラ(天紫珠李ちゃん)
歌わないヒロインというのも珍しいけど、そもそも歌が少ない。タンゴで表現する作品だからね。

マルセーロ(彩海せらくん)
「シティーハンター」のゆたかくんと重なってしまうんだけど…
ありちゃんにボコられるシーン、自然な演技に見えてんだから大したもんだわ。

リリアナ(花妃真音ちゃん)
存在感アピールしていましたね。妹キャラ、似合ってるわあ。でもあのアニメ声は、好き嫌いが分かれるだろうな。

フローラ(晴音アキさん)
歌、うまい!今回娘役のソロは彼女だけだったけど、安心して聴いていられる。

千秋楽を終えると、いよいよ「星組 暁千星」の誕生。
星組のショーはすごいことになりそうだ。ますますチケットが取りにくくなりそう。


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