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ムラの星祭りを観た

星組 「めぐり会いは再び」「Gran Cantante!!」を観劇した、とも言う。

1F上手寄りだけど、割といい席。オペラグラスなしでも出演者の顔がよく見える。オペラグラスを使うと、眼福眼福~。
初っ端にこっちゃんがセリ上がるシーンを至近距離で観られて眼福眼福〜。

初舞台生の口上、団歌斉唱はいつ聴いてもいい。第一声の娘役さんは緊張のあまり、声がひっくり返りそうになっていた。第二声の男役くんは落ち着いていた。第三声の「まだまだ未熟者ではありますが…」と発した男役くん、よく通るエエ声していたわ。要チェックかしら。

さて、タカラヅカ・オンデマンドで初演、2ndを予習しての観劇。
紅ゆずるくんはこの頃からコメディエンヌぶりが炸裂していたのね。
真風涼帆くんは、昔からシュッとしていたのね。眼鏡がツボ。
美弥るりかくんの美貌は天性のものだったのね。
音波みのりさん、きれいだわ。天寿光希さんいい味出てる。
しかし2ndの短いこと!「え?もう終わり?」でも大事なことがぎゅっと濃縮されていたな。
何といっても研4のこっちゃんの初々しいこと。

ばっちり予習して臨んだ観劇。前作からの伏線もちゃんとあり。
エルモクラート先生はコスモ王国に行ってしまった。なぜかケテルも一緒にね、って。
でも私のツボ、メガネはちゃんと弟子のピースケくん(天華えまくん)が引き継いでくれたわ♪
カストルとポルックス。「父親に似て落ち着きがないな」と言われて笑える。
とにかくわちゃわちゃした世界。それでいてちゃんとツボを抑えた作品。
特に第12場。下手でレオニードがアンジェリークを励まし、上手でユリウスがルーチェを励ますシーンは、もうこたえられない。卒業していくちひろさ(天寿光希くん)とはるこさん(音波みのりさん)が各々後輩を励ましている光景。胸が締めつけられる…はずなのだが、上手ではこっちゃん(礼真琴くん)が、壁に頭をつけていじけている。ちひろさん(天寿光希くん)は時にこっちゃんの肩をたたき、励ますかと思うと、いっしょに壁に頭をつけてみたり。こういうところがちひろさんの芸達者ぶり。こっちゃんは、こじらせ男子ぶり全開。上手に目が釘付け。円盤化したら、このシーン、100回は巻き戻しと再生を繰り返しそう。
なこちゃん(舞空瞳ちゃん)は、変にしれっとお慕い芸を出さないのがいい感じ。強いのだ。時にはこっちゃんを尻にひくような強さがいい。
ことなこコンビは常に死がまとわりつく作品ばかりだったから、今回のような明るい作品は嬉しい。
忘れてはいけない。レグルス(瀬央ゆりあくん)と仲間たち。ルーチェとレグルスが肩を組む姿はどこまでが芝居でどこまでが地?
いいなあ。壁から隙間風が入る事務所らしいが、ああやって人が集まる場所って。
サブタイトルに「next generation」と掲げているぐらいだから、きっと10年後、また星祭りが開催されるだろう。その時は誰の物語になるのかな?楽しみ。
ここまで書いたところで5月5日まで公演中止のニュースが入ってきた。
悲しいし残念だ。2回目の星祭りのチケットは、無になってしまった。
こんなニュースは聞きたくない。どうかこれ以上感染が広がりませんように。初舞台生だって自分の口上が中止になるのは残念に違いないから。


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