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今日はエンタメ休暇 「RRR×TAKARAZUKA√Bheem VIOLETOPIA」

7回目の観劇~VIOLETOPIA について感じたことをぽつりぽつり。
テーマは劇場。正直、言語化しにくい。冒頭の廃墟化した劇場は何を表しているのか?ストーリーはあるような、ないような。礼真琴はゴージャスな衣装を纏うシーンはそれほど多くないのだけど、しなやかなダンスと歌声は私の心を掴んで離さない。

そうそう、もしや?と思ったけど今日の観劇(一階後方席だったけど)オペラグラスで確認。
礼真琴と舞空瞳コンビ
デュエット「ラガドゥ」歌ったあと上手の袖に捌ける。上手花道から暁千星が登場。ここでこっちゃん(礼真琴)がありちゃん(暁千星)にエールを送るようなアイコンタクト。
いいなあ。二人のいい関係が垣間見えて嬉しい。

バックヤードは廃墟。
裏方の青年 暁千星
花婿 天華えま
元カレ 天飛華音
錚々たるメンバーに想われる花嫁(詩ちづる)すごい。
確か、こっちゃん(礼真琴)と結婚式も挙げていたよね?ってそれは「赤と黒」
広い舞台を1人で埋め尽くすように踊れるのは、こっちゃんとありちゃんだろう。ちなみに捌ける際のウインク。今日は一階前方席と思われ。

サーカス小屋の宿命
これだって劇場だ。大掛かりな装置はなくても、役者はいるし、観客もいる。座長で蛇を操る?極美慎。ちなみにこの蛇は、お芝居でラーマを噛んだヘビが転生したとかしないとか?それはそれでおもしろい。リアルな蛇は苦手だけど、礼真琴のしなやかなヘビは目が離せない。

宮廷と役者と青春
古臭い慣習なんてくそくらえ。
でも認められたい、ビッグになりたい、と歌うかのん(天飛華音)。自身の気持ちもあるかしらん?歌は前からこっちゃんに寄せた歌い方だけど、だんだん独自のオーラが開花しつつあるように思える。瑠璃花夏ちゃんと詩ちづるちゃんの歌声も好きやわぁ。
ありちゃんとなこちゃんメインのHighway Star はいつもにも増してパワフル。
盛大な客席降りは、それだけで嬉しい。ハイタッチこそできなかったけど、至近距離でぴーすけ(天華えま)を見られて眼福。
なんだか不思議。「リストマニア」ガツガツした歌詞じゃないけど、なんというのだろう。今どきの「がんばる」ってこんな感じなのかな。

狂乱の酒・観客・酒
なこちゃんの黒燕尾、ありちゃんの女装(って元々女性だけど)
本来の立ち位置と逆なんだけど、それがまたきれい。
このシーンのありちゃんの歌声を聴いて不意に頭に浮かんだのが「大地真央」。
私が知ってるのはトップスター大地真央ではなく、若手のホープと言われた時期から三番手になり、人気急上昇の時期。なんでやろ?妙に重なる。芸風は違うけど、本公演でありちゃんは「二番手」がはっきりしたからかも。

孤独。
このショーのハイライト。人は最期は1人だ。生きているときだって実は孤独なのかもしれない。このシーン、魂を鷲掴みにされた気分。礼真琴の歌とダンス、影法師、そしてピンスポットのあたり方がなんとも言えないのだ。

エントランス・ノスタルジー
退団者への餞別的シーン。日毎に拍手が大きくなってきている。まっすぐに伸びるぴーすけ(天華えま)の歌声が心地よい。

フィナーレ
近未来的なサングラスはさておき「The King must die」で始まる大階段群舞。カッコいいことこの上なし。肉眼で全体のフォーメーションを見たり、オペラグラスで特定の人を追っかけてみたり、忙しいシーンでもある。眼があと4つぐらいあれば…(バケモノやん)
娘役の群舞も大人っぽい。これまた追いかけるのに忙しい。

デュエットダンス
お芝居がコンビ感の薄い作品だったから、ここは存分に「ことなこコンビ」を堪能。茶目っ気たっぷりの舞空瞳。しゃあないなあという表情の礼真琴。白い恋人たちのメロディと合わさっていい感じ。

パレード
来てほしくないけど来てしまうこの瞬間。
時間よ止まれと思いながらも、3時間の非日常への旅は、明日への活力。
そしてまだまだ観たいと欲深い私であった。



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