ウイルスで「アタマが悪い」?

「ご来店のお客様に、お知らせ致します。
 ただいま、新型のウイルスが、流行しています。
 お客様の感染予防のために、
 手洗いや、うがい、マスクの着用を推奨しております。」

 近在のスーパーで流されている店内放送の、一部です。
キチンと計っている訳でも無いのですが、体感としては、
5分に1回くらいの頻度で、流されているのではないでしょうか。
こう言っては難ですが、この、「アタマの悪い」メッセージを、
たぶん1時間に10回以上聞かされるというのは、
どういう拷問なのでしょうね。

 客に対しては勿論ですが、この店で働いている人たちは、
どう感じているのでしょうか。
「これ全くその通り」などと思っているのなら、
お気の毒と言う他に無いですし、
同等程度に「アタマが悪い」のだろう、
とすら思えてしまいます。真に、残念ですね。

 さて、このメッセージのどの辺りが、
「アタマが悪い」と評すべき部分があるのかを、
勘の良い方には無用かとは思いますが、
為念説明しておきます。

 最初に言っているように、このメッセージは、
「ご来店のお客様」を対象に行われているものでしょう。
その「ご来店のお客様」に、「手洗いや、うがいを推奨」
している訳です。店内に、そのような場所が設けてでもあるのなら、
まだ理解の範疇かも知れません。実際には、
「ご来店のお客様用手洗い・うがいスペース」なるものを、
自分は見たことがありません。勿論、トイレは存在しますが、
「ご来店のお客様」が全員利用できるような設備でないことは、
特に説明を要しないでしょう。

 善意に解釈すると、これは「ご来店のお客様のご帰宅後」を
慮ってのご忠告なのでしょうか? 
そんなのは、「大きなお世話」と言う他にありません。
「ご来店のお客様」各自の衛生観念にお任せするくらいが、
精々でしょう。

 「マスクの着用」も「推奨」されているようです。
これくらいは、店内でも各自が可能でしょうから、
取り敢えずは理解できます。
但し、「お客様の感染予防のために」という前置きがあっての
「推奨」であるところが、要注意ですね。

 如何なる前提も無しに、いきなり「マスクの着用を推奨」
されても如何なものかとは思いますが、
「感染予防のために」など全く有効性が無いものを、
曖昧な形で「推奨」などするのは、アタマが悪くはないでしょうか?

 「新型のウイルスが流行」というのも、意味が判りません。
特に、「ウイルスが流行」という表現が、理解できません。
これも、善意に解釈すれば「新型のウイルスによる感染症」のこと、
なのでしょうが、こんな端折り方をして良いものなのでしょうか?
日本語自由過ぎだろ!と素朴に思います。

 そもそも、「新型のウイルス」とは何か?という辺りも、
疑問です。恐らくは、「発見」されてから、
そろそろ3年近くにもなろうというもののことなのでしょうが、
いつまで「新型」と言い続けるのでしょう?
「変異」を繰り返しているから、いつまでも「新型」ということに、
なるのでしょうか?

 そして、その「新型のウイルス」とやらは、
いつ正体が判明したのでしょう? 
「極めて早く変異を繰り返している」ことにされているようですが、
存在が公的に確認されたという話を耳目にしたことがありません。

 「アタマが悪い」生活、止めにしませんか?

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