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新NISAの狼狽売りについて思うこと

日経平均株価は、週末を挟んで2日連続の暴落。
特に昨日は下げ幅がブラックマンデーを超える歴史的な大暴落となった。

しかし、今日は一転して、これまた歴史的な値上りを記録した。

株を始めたばかりの方、特に"新NISA"から株に参入した方たちは、ジェットコースターのように乱高下する株価を目の当たりにして精神的に参ったかも知れない。
また、暴落に耐えきれず「狼狽売り」してしまった人もいるだろう。

中には損失が出てたことに腹を立て、「新NISAを勧めた国が悪い」とか「聞いていた話しと違う」と嘆いている人もいるらしいけど、そう言う人はそもそも投資に向いていないのだ。
新NISAが始まって間もない(投資額の小さい)うちに、そのことに気づけてラッキーだったと思った方がいいだろう。


大前提として、株価は歴史上右肩上がりと言うことと、『ドルコスト平均法』に則って15年以上コツコツと積み立てれば高確率で利益が得られるという事実がある。
だから国は「家計の安定的な資産形成」のために推奨しているのだ。

したがって、新NISAは『積立て投資枠』にしろ『成長投資枠』にしろ、長期目線での投資が基本となる訳で、直近のチャートに一喜一憂するようなものではないのだ。

こういう基本的なことを知っていれば暴落が起きても冷静でいられるし、むしろ、周りが狼狽している今が「買い時だ!」と分析出来ると思うのだが、基本を理解しないまま株をやっている人が多いということなのだろうか?
不思議でならない。


そもそもだけど、投資というのはリスクを取るからリターンが期待できる訳で、ノーリスクでトントン拍子に資産が増えるものではない。

だからこそ、余剰資金で行うのが鉄則だ。
プロの投資家だって生活費に手をつけたりはしないはずだ。

また、ポジションを持つことで仕事や勉強に集中出来ないのなら、それはその人にとって”余剰”と言えるお金じゃないのだ。
含み損を抱えても冷静でいられる金額だけを投資に回すようにした方が良いと思う。

最後に、どんな結果になろうとも、全て自己責任だ。
しっかり調べて、考えて、急な騰落時にどのようにするのか決めておこう。

自分がやりたいのは『投資』なのか『投機』なのか、ハッキリさせておくと良いだろう。


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