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親父の余命

直近で祖父が亡くなった。
葬式の前後はなんともなかったのに、式中はボロボロ涙を流した記憶もまだ新しいです。

そんな悲劇があった中、刻一刻と親父の余命も僅かとなりました。

親父の余命

余命宣告されたのは去年のGW前くらい。
少し前から腸の具合が悪く、血便もしていたらしい。

GW前に病院へ行き、検査をしてくるとの連絡を受けながらも一人暮らしを満喫。

まだ一人暮らしを始めて1ヶ月しか経っていなかったけど、一人暮らし開始から初めての帰省。
色々と面白いこともあったので話題には困らないな~って、そう思いながら帰ってふと思い出した。

わい「そういえば、検査の結果どうやった?」

この質問の後、かなり深刻な顔をした親父。
数秒経ってから少し涙を流しながら告げられた衝撃の告白。

親父「…持って2年って言われた」

医者が言うには、2021年の5月頃から2年が親父の余命なのだと。

現在2022年8月。
医者の言うとおりだとすれば、親父の命はもう1年と持たない。

私の心境

この告白を受けた時、アニメや漫画と同じような感じで手荷物を自然と全て落としたのをよく覚えています。

力抜けたんです。

だって今目の前で元気にしてる親父が定年にもならずに逝くかもしれないなんて、医者がどう言おうと信じたくないんですもん。

私以外、つまり妹と母はこれを聞いて1日中号泣したとのこと。
私が一人暮らしを満喫している間に実家では地獄のような1日があったのだと後で知りました。

まだ心が追い付かずになかなか寝付けない日々が続きました。
とはいえ、いつまでも暗い気分でいるわけにもいかないので無理やり切り替えることに。

癌はきっとなくなる。
ステージⅣでも余命を超えて生きている人は何人もいる。
希望を持って生きていこうと。

そこから先は、割と切り替えて生きてきたと思います。

癌の状況

そして今日、母に電話した際聞きたくない情報を与えられました。

母「親父の癌、数値的に悪くなってるみたい」

…残り1年もない状況でこの報告だけは聞きたくなかった。
また少し心がざわついてしまいました。

嫌ですね。
どうしても癌では死んでほしくない。

最悪の時が来るまで涙は流さない

崩れるのは簡単です。
最悪を想像して、枯れるまで涙を流し続ければ簡単に崩れられます。

でも今じゃありませんよね。

それに、まだ未来は決まっていませんよね。
医者は淡々と酷なことだろうが事実をそのまま述べますし、下手な希望を抱くような理想も語ってくれません。

だからこそ家族くらいは最後の最後まで希望を捨てたら駄目でしょう。

ほんとは今すぐにでも泣いてやりたいくらいですが、抑えてます。
多分泣いたら止まらないし、止められない気がしますし。

せめて涙は最後の時まで流さないと、告げられた日に誓いました。

人間ドックは受けようと決意

話はちょっと変わりますが、人間ドックは絶対にやろうと決意しました。

聞いたところによると、親父は人間ドックを一切受けてこなかったらしい。
もし受けていたらステージⅢくらいで見つけれていたかもしれない。

そういう最悪を未然に防げる可能性があるのなら、私は数%でも賭けたい。

健康診断でできることなんてたかが知れています。
再検査を受けても問題なしで通るくらいなので、健康診断はかなり甘め
いのだと知りました。
(それでも受けないより断然マシなのも事実)

だからこそ、体が心配になりだす40歳を超えたら健康診断ではなく人間ドックに切り替えるのもアリだと思うようになりました。

まぁ、以上です。

容態がめちゃくちゃ悪くなったら続きが書かれるかもしれません。
もしその時が来るのなら、どうか苦しまず、安らかに眠ってほしい。

最も望むのは癌細胞が消滅する未来ですけどね!
希望は捨てずに生きていきます。

終わり。

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