社会人になって3回目の7月がきた。高校卒業と同時に上京して、働き出して、一人暮らしを始めて丸2年経っていたことに驚く。感覚的にはまだ1年くらいなのに、妙に身体は東京という街に馴染んでいて。あぁ、もう3年目になるのか、嬉しい気持ちと寂しい気持ちが半々くらい。 3年目となると、乗換案内を見ずに電車に乗れるようになっていたり、東京で知り合った友達ができたり、休みの日にフラッと1人でどこかに出かけてみたり。地元の友達が今の私に会ったら「染まったね、東京に」なんて言われてしまうんだろ
初めてピアスを開けたいと思ったのは小学生の時。お母さんの耳で揺れる垂れたピアスがとっても可愛かったから。 大人になったらタトゥーを入れたいと思ったのは中学生の時、コンプレックスを隠したかったから。 お母さんにタトゥーを入れたいという意思を初めて伝えた時、「そんなもの入れなくても誰も気にしないよ。」と言われた。私からしたらそんなものじゃなくて、それだけが全てだったのに。 小さな頃から人と違う見た目をしていることをなんとなく理解していた。自分も周りも成長していく毎にその視線
