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検索連動型AIにみるゼロクリックサーチ問題


まず、ゼロクリックサーチとは?

検索したときに、クリックしなくても検索結果が直接表示されることを指す。
たとえばGoogleで「沖縄 天気」と調べると


このように、天気の情報がひと目で見られる。明日どころか一週間先の情報も表示されていることがわかる。(ちなみに、こうしたページをSERPという。Search Engine Result Pageの頭文字)

ゼロクリックサーチの問題は、ユーザーが情報元のサイトにアクセスしなくなることだ。サイト訪問者が減ると、広告収入などで成り立ってきたウェブサイトは運営が難しくなる。

検索連動型AIというと『perlexity』のことかな、と思ったがそれは違った。検索連動型AIのことは「RAG(Retrieval-Augmented Generation)と呼び、ユーザーのクエリを受け取り、それに応じた回答を生成するAIはこれに該当する。テキスト生成AIはほとんどじゃないの?と。

ところで『perlexity』は検索型という名で通っているが、インデックス情報を要約して返しているのでGoogle検索はじめ従来型のweb検索とはその毛色が違う。無論、本記事の検索型AIの問題も内包している。

ソース元を確認しろ、は口酸っぱく言われてきたネットリテラシーだが、生成AI全盛の現代で改めて考えさせられる問題になった。

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