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正しさよりも思いやり

最近おこりっぽい人に続けて出会ったという、そんなに楽しくない愚痴話。
いずれも自転車左側通行を頑なに守ろうとする人である。自転車左側通行絶対守れ隊の多分隊員。
先日子供を引き連れて自転車移動していて、狭い道の左側の路肩に駐車しているトラックがいて行先をふさいでいて進めず、避けて道路の真ん中を進むのは危ないと思い、一旦右側の歩道を進もうとゆっくり渡ったとたんに、そこにいた自転車のおばさん(子乗せ椅子付電動アシスト)に怒鳴られた。
「自転車は左側通りなさいよ!」
最近は怒鳴られることあんまりないのでびっくりしたし子供がまだ車道にいて危ないと思い、「いや反対側に路駐してて通れないんですよ~」と思わず言ったら、「そんなの待ってなさいよ!!!!!!」とすごい剣幕。「いやあ、そんな怒らなくても。」と思わず口から出てしまったらますます怒りながら去っていった。こっちは言い返す気満々だったけど。
またまたその一週間後くらいの事だけれども、今度は車のめったに通らない狭い道で、左手から曲がってきたおじさんが私の向かって左側を直進してきたので、右側に避けたら、急に方向転換してさらに私の右側にくいっと入ろうとしてきて、「自転車は左側なんだよ!」と怒っていた。いやあんたをよけようとしただけだからそのまま進んでくれれば、安全にすれ違えたんだけどな。。。ともやもやするが、なにも言い返せないままおっさんも去って行った。
もちろん法律としては左側通行が定められているので守ったほうがいいのだけれど、私はそれで危ない目に合うのであれば、むしろ安全な方を選びたい。怒鳴って危ない目に合わせるくらいだったら、自分がちゃんとヘルメットかぶって完璧にしてほしい、って言いたかった。いやな気持だけが残った。
私は道路の左側に駐車車両があって通れない親子には危ないから右側の歩道を通ったらいいよって言いたいし、車の通らない道路でまっすぐすれ違う事が合理的だったら相手の進む方向を邪魔したりわざわざしない。正しさよりも思いやりと思う。

そういえば、以前にもこういうほとんど理不尽な悪意に出会った事を思い出した。
スマホで調べものをしたくて通路の端によってスマホを見ていたら歩きスマホ撲滅隊の多分隊員(男)がわざわざ近くによってきてスマホを叩き落していった。いや止まって見るのもダメかいな!
あとどうしても通勤時間帯に赤子を抱えて混んだ電車に乗らないといけない時に、まわりの速度にあわないゆっくり速度で階段を下りていたら、電車に駆け込み乗車したい、妊婦と子連れはわきまえろ隊の多分隊員(女)に押されて階段を滑り落ちたこともある。その隊員は転んだ私を振り返りもせず電車に乗って去って行った。とても悲しかった。
みんなそれぞれ理由があるのだろうけど怒りを見ず知らずの他人にぶつけたり正論を振りかざしたりする不寛容さに自分も不寛容になってしまう。不の連鎖だ。
何をイライラして他人に怒鳴ったり怒ったりするのかわからないけれど、まあかわいそうな人だなと思う事にした。些細な事でおこり散らかしてるのはきっときっとばち当たる。
最後に呪い。


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