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今は無き?平五郎のジャーマンステーキ。

『2014年夏から2016年夏に撮られた写真から、当時の二年間の金沢生活を振り返り、想い出を記録に定着させる写真で二言三言。』

金沢の地域会社に出向する前、出向元の事業部の職場は虎ノ門だった。
なので、東京出張の際には虎ノ門の元職場に顔を出したりすることもよくあったのである。

2015年6月下旬、富山での仕事の合間に東京出張が入り、久々の虎ノ門で元部下と一緒に『口福処 平五郎』に行った際の一枚である。
虎ノ門という、主にオジサンたちの文化で成り立っているエリアなので昔ながらの洋食を食べられるお店であり、当時はよくランチに通っていたのだが、この後しばらくして森ビルによる虎ノ門再開発の一環で入居ビルの解体が決まり、閉業することとなる。

何を食べても美味しい平五郎だったが、特にお気に入りだったのが写真の『ジャーマンステーキ』である。
けして、ハンバーグステーキではない。
写真では解りづらいが切れ目を入れると細かいミンチの塊を包むように衣で覆われているのが解る。
薄いパン粉なのか?ポークピカタの様な衣で覆われており、細かいミンチは舌触りも軽く、肉汁が並々と流れでる様は見栄えも美しい。

この一年後に出向が明けて元の職場に戻った際に再訪したときはもう無くなっていたと思うが、今回エントリーを書くにあたってネットで調べて見たところ、現在は再び別の場所で営業をしているらしい。

今となっては全然虎ノ門に行く機会が無いが、今一度平五郎のこの『ジャーマンステーキ』を味わってみたいものだ。

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